4月11日から3日間にわたって開催され、白熱の盛り上がりを見せた『Coachella 2025』Weekend 1。
Weekend 2では、初週で話題をさらったアクトの再登場に加え、新たなアーティストもラインナップに名を連ねている。
ここでは、Weekend 1- DAY1のハイライトを振り返りつつ、特に注目すべきアーティストたちをピックアップして紹介する。
■ Lady Gaga 【MAINステージ、日本時間15:10~】
Weekend 1-DAY1で、MAINステージのトリを務め、最大の話題をさらったLady Gaga。
巨大なLED演出と共に登場し、「Judas」「Poker Face」「Alejandro」など、ヒット曲を次々と披露。グラミー賞で話題を呼んだ新曲「Abracadabra」では、エレクトロポップとアシッド・ハウスが融合した攻めのサウンドで、会場の空気を熱狂の渦へと巻き込んだ。
そんな彼女がWeekend 1-DAY2にも再び登場。前週とは異なる構成が予想されており、披露されなかった名曲のパフォーマンスにも期待が高まる。 2週にわたって主役を張る存在感はまさに“ポップの女王”、その圧倒的スケールで、今年のCoachellaを象徴するステージとなることは間違いない。
・Lady Gaga – Abracadabra
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■ Tyla 【OUTDOOR theatre、日本時間10:45~】
Weekend 1-DAY1のOUTDOOR Theatreに登場した若き歌姫Tyla。
「Truth or Dare」「ART」「Jump」など、彼女のヒット曲を中心に披露し、その中でも最大のヒット曲「Water」では、泡風呂のセットを使った演出で、会場が熱狂の渦に。まさに瞬間最大風速を記録するパフォーマンスとなった。
さらに、サプライズでBecky Gが登場し、コラボ曲「On My Body」を披露。その後、巨大なトラのオブジェの上でペイントスプレーを吹きかけるなど、遊び心あふれる演出が観客を驚かせた。 2週目のステージでも、彼女の新たな魅力を引き出すパフォーマンスが期待される。
・Tyla – Water
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・Tyla, Becky G – On My Body
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■ LISA【SAHARAステージ、日本時間11:45~】
2023年にBLACKPINKとしてヘッドライナーを務めたLISAが、今回はソロアーティストとして再登場。
2021年のソロデビュー以降、「
Rockstar 」「Moonlit Floor (Kiss Me)」「New Woman feat. Rosalía」といったシングルを次々と発表し、今年2月には初のフルアルバム『Alter Ego』もリリース。
1週目のステージでは“分身”であるサニー、スピーディ、ロキシーといったキャラクターたちを演じ分けながら登場し、衣装も4度以上チェンジされる豪華な構成に。 蛍光色のドレスで幻想的に歌い上げた「Moonlit Floor (Kiss Me)」、赤い星型トップスとショーツで挑発的に踊った「Elastigirl」、ロキシーとして披露した「Lifestyle」では、ダークでクールな演出で観客を引き込んだ。 中盤では「MONEY」で観客のボルテージが最高潮に達し、ラストの「Rockstar」ではダンサー陣との圧巻のシンクロダンスと大胆な演出でフィナーレ。
その圧倒的なビジュアルとパフォーマンスで、ソロとしての存在感を鮮烈に印象づけた。 2週目も、さらなる進化を遂げる“LISAワールド”の完成形に期待したい。
なお、同じくBLACKPINKのメンバーであるJENNIEも、13日(日)・20日(日)に出演が決定している。
LISA – Intro + Thunder + FXCK UP THE WORLD – Live at Coachella 2025
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■ A.G.Cook【GOBIステージ、日本時間11:00~】
『PC Music』を率い、Hyperpopというジャンルを切り拓いたA.G. Cookが、Coachella 2025 DAY1に2週にわたり登場。繊細でアヴァンギャルドな音像と、ポップの可能性を拡張し続ける姿勢は健在。 Week1のセットでは、最新アルバム『Britpop』収録曲を中心に、Charli XCXとのコラボ楽曲なども交えながら、ジャンルの境界を軽やかに飛び越えるパフォーマンスを披露した。奇抜でありながらも緻密に構成されたサウンドが観客を未知の音楽体験へと導くライブパフォーマンスは必見。
A. G. Cook – Being Harsh – Live at Coachella 2025
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■ Vintage Culture【YUMAステージ、日本時間 15:15~】
Weekend 1の“YUMAステージ”に登場したのは、ブラジル出身のプロデューサー/DJ、Vintage Culture。
メロディック・ハウスやテックハウスを軸に、ディープハウス、ヌーディスコ、レトロなシンセポップを巧みに融合させたスタイルで、グローバルシーンを席巻する存在 。 先月には、新宿の人気クラブ『ZEROTOKYO』で来日公演を開催。エモーショナルかつ高揚感あふれるプレイで、フロアを熱狂させたステージも記憶に新しい。
1週目は配信対象外だったYUMAステージだが、2週目は配信も実施。ライブでしか味わえない彼の世界観を堪能していただきたい。
Vintage Culture Live @ Under The K Bridge, New York
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■ Sara Landry【SAHARAステージ、日本時間10:10~】
ハードテクノシーンで人気を集めるSara Landryは、Weekend 1の”SAHARAステージ”で圧巻のプレイを披露。
ハイエナジーなサウンドでフロアを攻め立て、瞬く間にアンダーグラウンドの空気に塗り替えたセットは、テクノファンにとってまさに至福の1時間に。クラシックなハードテクノの中心に、自身のヒット曲をミックスしたスタイルで、一切の妥協なくその存在感を刻みつけた。
Weekend 2でも再び同ステージに登場予定。1週目で披露されなかったIDや、ライブならではの即興的な展開にも期待がかかる。 メインステージとは異なる熱狂を生むアーティストとして、Sara Landryのパフォーマンスは2週目も見逃せない。
さらに5月31日(土)には、千葉県立幕張海浜公園で開催されるダンスミュージック特化型ビーチフェス 「THE BEACH 2025」 への出演が決定しており、そのパフォーマンスに注目していただきたい。 (※来日公演詳細は
コチラ から)
・Sara Landry – Spiritual Driveby
Sara Landry – Because They Want Our Seat – Live at Coachella 2025
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■ PARISI【GOBIステージ、日本時間 09:30~】
Weekend 1の“GOBIステージ”には、Fred again..との共作で注目を集めたイタリア出身のプロデューサーデュオ、PARISIが登場。
ポップ、ダンス・ポップ、ハウス、ヒップホップなど多様なジャンルで活動しており、エド・シーランのアルバム『No.6 Collaborations Project』への参加をきっかけに国際的な注目を集めた。
セットはID(未発表曲)から幕を開け、自身の代表曲やコラボ作品を軸に、ミニマルかつ立体的なサウンドでじわじわとオーディエンスをロック。 中盤にはFred again.. & Swedish House Mafia ft. Futureの「Turn On The Lights Again..」、さらには制作に参加したSkrillexの最新曲「
KORABU 」も織り交ぜ、照明と音がリンクする没入感のある演出でフロアの熱量はピークに。 シーンの最前線を走る存在として、2週目も見逃せないステージ。
・PARISI – High For This
PARISI – Believe In Myself – Live at Coachella 2025
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■ Chris Lorenzo【SAHARAステージ、日本時間08:00~】
UKダンスミュージックシーンを牽引するChris Lorenzoは、Weekend 1の“SAHARAステージ”に登場。
ベースハウス、UKガラージ、drum & bass、テクノなど、イギリスのアンダーグラウンドを象徴するサウンドで観客を魅了し、ラストは代表曲「California Dreamin’」で圧巻の締めくくりをみせた。 さらに、コーチェラ前夜祭「Desert Sunrise」に出演したChris Lakeとのユニット”Anti Up”名義のID(未発表曲)も披露。昨年10月にリリースされたデビューアルバム収録曲が、2週目のセットでプレイされることに期待が高まる。 ダンスミュージック勢を牽引する存在としてそのパフォーマンスが期待されている。
・Anti Up – What Is Life
Chris Lorenzo – Main Stage – Mysteryland 2023
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先述した通り、『Coachella 2025』では、YouTubeでの公式ライブ配信を実施。
公式YouTubeチャンネルにて全6ステージを生配信、日本時間4月19日(土)朝8時スタートととなる。
LIVE配信視聴方法、日本時間タイムテーブルは下記の過去記事からチェックしていただきたい。
■ LIVE配信視聴方法 & 日本時間タイムテーブル公開