ベルギーのDJ/プロデューサーLost Frequencies(ロスト・フリクエンシーズ)、メロディックテクノシーンの旗手Argy(アージー)、そして新鋭MC/ソングライターrhys from the sticks(リース・フロム・ザ・スティックス)がタッグを組み、新曲「Summer Skies (I Love To Cry)」をリリースした。
Lost Frequenciesは、2014年のデビュー以来、温もりのあるメロディと哀愁を帯びたグルーヴで世界的な支持を獲得してきたプロデューサー。「Where Are You Now」や「Are You With Me」はグローバルヒットを記録し、Spotifyでも累計数億回再生を突破している。
■ Lost Frequenciesのライブセット
Argyはギリシャ出身。2000年代初頭から活動を開始し、深い没入感とエモーショナルな展開を備えたメロディックテクノで、世界中のクラブとフェスを席巻してきた。ダークで力強いベースラインと神秘的なヴォーカルサンプルを組み合わせたトラックが持ち味で、Afterlifeから発表された代表曲「Aria」は、世界中のフェスでヘビープレイされるアンセムとして定着している。さらにリミックスワークにも定評があり、The Chainsmokers & Zerb「Addicted」、Swedish House Mafia「Lioness」、HUGEL「I Adore You」などを手がけ、高い評価を得ている。
■ Argyのライブセット
Rhys from the Sticksはロンドンを拠点に活動する注目のMC/ソングライター。兄弟デュオ「Everyone You Know」の一員として活躍後、2024年にソロデビュー。Anti Up「What Is Life」やJohn Summit × Gorgon City「Is Everybody Having Fun?」でのMC参加をはじめ、Gryffin「FALLING TO PIECES」やBklava「Makes Me (Wanna Move)」のソングライティングにも携わっている。
そんな3組がタッグを組んだ新曲「Summer Skies (I Love To Cry)」は、柔らかく切ないシンセのアルペジオで幕を開ける。Rhys from the Sticksの深みあるヴォーカルが溶け込み、“I Donno Why, I Love To Cry”というリフレインが胸に刺さる。そして、Argyならではの低域ベースが静かに全体を支え、中盤以降には空間を広げるシンセが重なる。エモーショナルでありながら開放感を感じさせる構成だ。
今夏のTomorrowlandでは、ArgyのステージにLost Frequenciesが登場し、今作を披露。会場を大きな熱狂に包んだ。
Argyは、9月13日・14日に開催されるULTRA JAPAN 2025に出演。2日目(14日)にRESISTANCEステージに登場する。世界中のフェスで観客を魅了してきたメロディックテクノの魔術師が、ついに日本の大型フェスに初登場。ULTRA JAPANを最大限に楽しむためにも、Argyの特集記事もぜひチェックしてほしい。