Hardwell Official Photo
EDITOR'S PICK

ULTRA JAPAN 2025特集: Hardwell

Hardwellが『ULTRA JAPAN』に再降臨 - 進化し続ける絶対王者の魅力を徹底解剖

2025年9月13日(土)・14日(日)に開催を控えている「ULTRA JAPAN 2025」への出演が発表されたHardwell。
EDM黄金期の頂点に立ち、今なお世界のフェスで圧倒的な存在感を放ち続けている彼は、まさにダンスミュージック界の象徴的存在。
本記事では、そんなHardwellの輝かしいキャリアと現在の姿にあらためて迫る。


■ EDM黄金期の頂点に立ち、今なお世界のフェスで圧倒的な存在感を放つ男、Hardwelとは?



2010年代のEDMムーブメントを牽引し、今なおシーンの第一線で圧倒的な存在感を放ち続けるオランダ出身のDJ/プロデューサー、Hardwel。 彼が築いてきたキャリアは、EDMの進化とともに歩んできたと言ってもいい。
2013年、イギリスの権威あるDJ&ダンスミュージック誌『DJ MAG』による人気DJランキング『TOP 100 DJs』で、当時25歳にして史上最年少の1位を獲得。 翌2014年も連覇を果たし、ビッグルーム・サウンドの旗手としてその名を世界に轟かせた。

その一方で、常にシーンの最前線を走り続けてきたHardwellは、2018年に突如活動休止を発表。 世界のトップを極めた男が選んだ静寂は、ファンに衝撃を与えた。
しかし、2022年、『Ultra Music Festival 2022』のステージにサプライズで登場し、完全復活を果たす。 タイムテーブル上では「SPECIAL GUEST」とだけ記されており、Hardwellの出演は明かされていなかったが、実際に本人が姿を現した瞬間、会場は大歓声に包まれ、SNSでは「Hardwell is back」が瞬く間にトレンド入りした。

また、2010年に設立した自身のレーベル『Revealed Recordings』は、MADDIXやKAAZEなど後進のスターを数多く輩出し、若手育成の面でもシーンに多大な貢献を残している。 単なるアーティストにとどまらず、Hardwellは“ムーブメントの起点”としての役割も担ってきた。
HardwellはただのDJではない。フェスの主役として熱狂を生み出し、シーンを牽引し続け、そして進化によって自身を再定義し続ける革新者である。 今なお世界中のフェスでヘッドライナーを務め、クラウドを揺らし続ける姿は、彼がシーンの中心にいることを証明している。






■ Hardwellが描き続ける音の軌跡 – フェスを揺らすアンセムから“進化系ビッグルーム”まで

Hardwellの楽曲は、常にフェスのピークを生み出すアンセムとして鳴り響いてきた。
圧倒的なスケール感を持つブレイクとエモーショナルなメロディ、そして一気に解放されるようなドロップ。 聴く者の感情を高揚させるドラマティックな展開力こそが、Hardwellの真骨頂である。
2012年の代表曲「Spaceman」や「Apollo」にもその特徴は色濃く表れており、のちに『ビッグルーム系EDM』としてジャンル化されるこのスタイルは、以降のEDMプロダクションにも多大な影響を与えることとなった。
その後、2015年には待望のデビューアルバム『United We Are』をリリース。 Jason DeruloやMr. Probzら豪華ゲストとのコラボレーションを通じて、その音楽性の広さを証明し、ダンスミュージックにとどまらず、ポップやR&Bの要素を自在に取り入れるスタイルで、より幅広いリスナー層を惹きつけた。



そして活動休止を経て、2022年には復活。 以降はサウンドにさらなる進化を加え、“次章のHARDWELL”を提示している。
復帰作『Rebels Never Die』では、従来のビッグルームにテクノやトランス、レイヴなどアンダーグラウンドの要素を融合させ、よりハードで鋭いサウンドへと刷新。 さらにその後はBPMを引き上げ、より攻撃的な展開が特徴のジャンル “ビッグルーム・テクノ”を打ち出し、ハイエナジーな楽曲で世界中のファンを熱狂させ続けている。




■ フェスの頂点を知り尽くす男、Hardwell – 現場で証明され続けるDJスタイル

世界中のビッグフェスで幾度となくヘッドライナーを務め、その1日のピークを担ってきたHardwell。
近年のセットでは、復帰作『Rebels Never Die』以降に象徴されるビッグルーム・テクノを中心としたハイエナジーなサウンドが軸となっており、より一層の爆発力と鋭さが増している。 シンセの鳴りも低音も攻撃的で、フロアを突き上げるようなインパクトの強いトラックが多く、従来のフェスアンセムとは異なる“重量感”で観客を圧倒する。 それでいて、エモーショナルなブレイクや叙情的な展開を織り交ぜることで、Hardwellらしい“ドラマ”は今もなお健在だ。

そして特筆すべきは、過去の代表曲すら現在進行形のサウンドへとアップデートしてしまうアプローチ。 かつてのヒット曲も、最新のマッシュアップやリミックスされたバージョンで披露されることが多く、懐かしさと斬新さが共存するセットへと昇華されている。 昔からのファンも初見のリスナーも一緒になって沸き上がる、そんな景色を作り出せるのは、“自己進化”を選び続けている証だ。

ビッグフェスでメインを張る理由は、ヒット曲の多さだけではない。 リアルタイムで空気を読み、熱量を操作し、セット全体を“体験”へと昇華させるHardwellのDJスタイルは、まさに世界トップにふさわしい。






■ Hardwellを知るならまずこの5曲 – 進化と破壊力を体感できる代表作たち

2010年代のEDMブームを牽引し、今なお進化を続けるDJ/プロデューサー、Hardwell。
世界No.1 DJの称号を2年連続で獲得した彼の音楽は、フェスのピークをつくるアンセムから、近年のアンダーグラウンド要素を取り込んだハードでエッジが効いたトラックまで幅広い。
ここからは、EDMMAXX編集部が選んだ“今こそ聴くべき”珠玉の5曲をピックアップしていく。


■ Hardwell & Maddix feat. Luciana – ACID

Hardwellが打ち出す“ビッグルーム・テクノ”を象徴する1曲。
アシッドシンセの特徴的なサウンドに、Lucianaによる「A・C・I・D」という中毒性のあるボーカルフレーズが完璧に融合し、フェスティバルでの爆発的な盛り上がりを約束している。 ビッグルーム・テクノで進化を遂げたHardwellの今を象徴する、まず聴くべき1曲。

■ Cascada – Everytime We Touch (Hardwell & Maurice West Remix)

2000年代のダンスクラシックとして知られるCascadaの「Everytime We Touch」を、HardwellとMaurice West(Mau P)がリメイクしたもの。
原曲のメロディックでエモーショナルな要素を大胆に活かしながら、ビッグルームとハードスタイルの要素を融合し、現代のフロアバンガーへとアップデート。 大合唱必至のサビと炸裂するドロップがフロアを直撃。フェスでのテンションを最高潮に導くこと間違いなしのアンセム。

■ Armin van Buuren & Hardwell – Follow The Light

HardwellがEDM界の重鎮Armin van Burrenとタッグを組んだ1曲。
Arminの象徴的なトランス・メロディーと、Hardwellのビッグルーム・サウンドが完璧に融合し、両者の世界観が高次元で交差する仕上がりとなっている。 近年のフェスやライブセットでも頻繁に披露されており、『ULTRA JAPAN 2025』でもプレイされる可能性が高い注目トラック。

■ Hardwell feat. Amba Shepherd – Apollo

2012年にリリースされ、Hardwellの代表曲として今も語り継がれる「Apollo」。
“EDM黄金期”を象徴するアンセムとして、現在もフェスやクラブでプレイされ続けており、時代を超えて愛される不朽の名作。この1曲には、HardwellがEDMシーンの頂点に立った理由と、その後の進化の出発点が詰まっている。
近年ではMashUpとして披露されることが多いものの、原点ともいえるオリジナルバージョンも改めて押さえておきたい。

■ Hardwell feat. Sarah de Warren – No Sleep

上記した「ACID」と並び、Hardwellの“ビッグルーム・テクノ”を代表する1曲。
メロディックで繊細なサウンドとハードなベースが共存するビートに、Sarah de Warrenによる儚くも芯のあるボーカルが完璧に融合。 爆発力よりも“余白”を重視したサウンドデザインは、Hardwellが描く新たな音楽的ビジョンを体現した作品と言える。

そんなHardwellが、2023年以来となる約2年ぶりに『ULTRA JAPAN』のステージにカムバック。
EDMシーンの絶対王者として圧倒的な存在感を放ち続けてきた彼が、再び日本のフロアを揺らす。 ハイエナジーなサウンドと進化したセットで、観客を熱狂の渦に巻き込むことは間違いない。





現在『ULTRA JAPAN』では、チケットの第2弾が発売中。
『ULTRA JAPAN 2025』の公式サイトや各チケットベンダーを通じて購入可能となっている。 また、2024年に新設され話題となった23歳未満限定の『U-23チケット』も引き続き販売されており、若年層にとってさらに手に取りやすい価格設定となっているのも注目ポイント。



2014年から始まり、記念すべき10周年を迎える『ULTRA JAPAN 2025』――その熱狂の瞬間を見逃さないためにも、チケットは早めにチェックしておきたい。 以下より詳細をチェック。

■ 各チケットベンダー公式サイト
ZAIKO:https://iflyer.zaiko.io/e/ultrajapan2025
LivePocket:https://t.livepocket.jp/e/bc3vn

■『ULTRA JAPAN 2025』開催概要
タイトル ULTRA JAPAN 2025 (ウルトラ ジャパン ニセンニジュウゴ)
開催日時 2025年9月13日(土)、14日(日)  開演11:00(開場10:00) ※雨天決行・荒天中止
開催場所 TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場 / 江東区⻘海)
公式SNS X: @ultrajapan / Instagram: @ultrajapan / LINE: Ultra Japan / TikTok: ultrajapan / Facebook: @UltraJapan
オフィシャルサイト URL:https://ultrajapan.com/
主催・企画・制作 ULTRA JAPAN 2025 実行委員会