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GMO SONIC 2026 – DAY2レポート

Swedish House Mafia、Tiësto、Dom Dollaらが幕張メッセを完全掌握

1月17日(土)・18日(日)の2日間、幕張メッセで開催された、年始の国内音楽シーンを彩る都市型音楽フェス『GMO SONIC 2026』。 初日の熱気をそのまま引き継ぎフェスは2日目へと突入し、ダンスミュージックを軸にHIPHOPやPOPSまでを横断するラインナップのもと、フェス最終日を彩る世界レベルのアーティストが幕張メッセに集結した。

DAY2となった1月18日は、前日の熱狂を受け継ぎながら、よりスケール感のあるラインナップが揃う一日に。序盤から会場の熱量は高く、時間の経過とともにフロアのテンションは段階的に引き上げられていった。
ここでは『GMO SONIC 2026』DAY2の模様をレポートとして振り返る。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Kenji.87


■ASTER / Licaxxx / ALAN SHIRAHAMA / SIRUP
DAY2は、韓国EDMシーンでトップクラスの人気と実力を誇るASTERがオープニングDJを務め、フェス2日目の幕開けを担った。続いて、国内外の現場で磨かれたセンスと鋭い選曲でフロアを魅了したLicaxxx、攻撃力の高いベースミュージックセットでテンションをさらに押し上げたALAN SHIRAHAMAが、DAY2序盤の空気感を力強く加速させた。 その後に登場したSIRUPは、持ち前のスムースなフロウと伸びやかな美声を響かせ、会場の空気に心地よいコントラストを描き出した。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse


■Łaszewo

©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

海外勢の先陣を切って登場したのは、初来日を果たしたカリフォルニア発のエレクトロニック・トリオŁaszewo。プロデューサー2名と女性リード・ヴォーカルというユニークな編成を持ち、DJセットとライブパフォーマンスを行き来する構成が大きな特徴だ。
序盤は、MattとJustinによるDJプレイからスタート。クラブヒット「HIGHJACK (right back)」をはじめとした楽曲を織り交ぜながら、フロアの空気を丁寧に温めていく。「3am」ではシンガーKikiが姿を現し、Łaszewoの持ち味である爽やかなハウストラックに、透明感のある歌声を重ねる。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

中盤には、憂いを帯びたボーカルとシンセの相性が際立つ代表曲「Messy」を披露。途中からはトラップ仕様のリミックスへと展開し、サウンドの表情を大胆に切り替えていく。その巧みなアレンジによって、フロアのテンションは一気に高まっていった。
ラストは最新ナンバー「Headrush」から、そのままSkrillex「SPITFIRE (Crankdat Remix)」へとつなぎ、エネルギーを最大限まで高めたままステージを締めくくった。




■MEDUZA³

©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

DAY2中盤には、イタリア出身のハウス・トリオMEDUZAが登場。3人揃って披露されるライブプロジェクトMEDUZA³は、日本初披露となった。
暗転とともにステージが静まり返り、ヒット曲を織り交ぜたイントロが流れ出すと、フロアの視線は一気にステージへと集中。続いて鳴り響いたのは、シンセサイザーからピアノへと移ろう生演奏だ。ライブプロジェクトならではの美しさと高揚感が、ゆっくりと会場を包み込んでいく。「Tokyo, how you feeling?」という呼びかけとともに1曲目にプレイされたのは「Freak」。フロアは瞬く間にダークな世界観へと引き込まれていった。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

続く見せ場となったのが、Supermode「Tell Me Why」の生演奏パートだ。アイコニックなメロディをピアノで丁寧に描き出したのち、MEDUZAによるリミックスへと展開し、フロアの空気を一気に塗り替えていく。メロディックなサウンドと生演奏が重なり合い、MEDUZA³のライブプロジェクトとしての魅力が色濃く浮かび上がった。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

後半には「No Sleep」がプレイされ、「No Sleep Tokyo」というフレーズがフロアに何度も響き渡る。期待が最高潮へと達したその瞬間、満を持して代表曲「Lose Control」が鳴り響いた。
終盤には代表曲「Peace Your Heart」を披露し、高揚感を保ったままステージはクライマックスへ。さらにラストには、坂本龍一の名曲「戦場のメリークリスマス」をピアノで演奏するという、日本公演ならではの粋なサプライズが用意されていた。ビジョンには「ありがとう」という日本語のメッセージが映し出され、その余韻を残したままMEDUZA³のステージは幕を閉じた。




■Dom Dolla

©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by @samverbisky

続いて登場したのは、現代ハウスシーンを代表する存在として注目を集めるDom Dolla。「こんばんは東京、Dom Dollaです、よろしく」という日本語MCとともにプレイがスタートした。
序盤にプレイされたのは、ヴォーカルフックが印象的な代表曲「San Frandisco」。続いてMax Styler「You & Me (Vintage Culture Remix)」をプレイし、シーン最前線のサウンドを織り交ぜながらフロアの熱を着実に高めていく。うねる低域が身体を包み込み、厚みのあるベースがフロアを力強くドライブしていく展開となった。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by @samverbisky

中盤には、日本で撮影されたMVも話題となった「Dreamin」のAnyma Remixをプレイ。フロアのテンションを一段階引き上げたのち、TJR「Funky Vodka」へとつなぐ流れは、Dom Dollaの巧みな展開力を強く印象づける瞬間だった。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by @samverbisky

未発表の新曲も織り交ぜながら、現行のフロア感覚を前面に押し出したプレイが続いていく。終盤のハイライトとなったのは、やはり代表曲「Miracle Maker」だろう。高揚感のあるサウンドに会場が包まれたのち、直後にプレイされた「Saving Up」ではシンガロングが自然発生し、フロアにはピースフルな空気が広がっていった。
「ありがとう、またね」という言葉とともにプレイを締めくくり、Dom Dollaの初来日ステージは幕を下ろした。




■Tiësto

©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

DAY1後半、満を持して登場したのはダンスミュージック界のレジェンド、Tiësto。
最新曲「Bring Me Up」で幕を開けたステージは、現在のTiëstoを象徴する“トランス回帰”を強く印象づけるスタートとなった。往年の高揚感を現代的なプロダクションへとアップデートしたサウンドが、フロアの空気を一気に引き寄せていく。続く2曲目には新曲「RVN (Raven)」をプレイ。クラシックな要素と現在のフェスシーンにフィットするモダンな質感を自在に行き来しながら、Tiëstoならではのスケール感でセットを展開していく。その選曲と展開からは、長いキャリアを経た現在も、進化を止めることなくアップデートを続けるTiëstoの姿勢が鮮明に浮かび上がってくる。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

中盤のハイライトとなったのは、やはり「Thank You (Not So Bad)」だろう。アイコニックなシンセフレーズが鳴り響いた瞬間、会場からは大歓声が上がり、自然とシンガロングが巻き起こる。フェスアンセムとしての存在感を、改めて強く印象づける一幕となった。さらに、日本のファンへのサプライズとして、チャートを席巻するHANA「Blue Jeans」をトランス仕様にアレンジしたRemixを披露。思わぬ選曲に、フロアは大きなどよめきと歓声に包まれた。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Masanori Naruse

後半のハイライトは、「Japan, here we go!」という掛け声とともに放たれた「Adagio for Strings」。圧倒的なスケール感と緊張感を湛えたアンセムが響き渡り、レジェンドとしての存在感を改めて見せつける。直後には「I Love You, Tokyo」というMCとともに、Daniel Lopatin「I Love You, Tokyo (Tiësto Rework)」をプレイ。ラストにはRADWIMPS「すずめ (Tiësto Remix)」が届けられ、日本を意識した演出を織り込みつつ、圧倒的な風格をまとったステージは大きな余韻を残して幕を下ろした。




■Swedish House Mafia

©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Clement Protin

DAY2のフィナーレを飾ったのは、Swedish House Mafia。トリオとしてSwedish House Mafiaが日本の音楽フェスのステージに立つのは今回が初となり、スーパーユニット待望の初来日とあって、フロアの期待感は最高潮に達していた。
「Walking On A Dream (Resurrection)」をはじめ、序盤からアンセミックなナンバーやマッシュアップが次々とプレイされ、フロアのテンションは一気に引き上げられていく。Swedish House Mafiaならではのドラマティックな展開が、開始早々からフロアを完全に掌握していった。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Clement Protin

中盤のハイライトとなったのは、青いレーザーがフロアを貫く中で披露された「Ray Of Solar」と「Turn On The Lights Again..」のマッシュアップだ。楽曲の高揚感が何層にも重なり、フロアは熱狂の渦へと巻き込まれていく。そこから間髪入れずにプレイされた「Lioness」では、神秘的で開放感あふれるサウンドが響き渡り、フロアの熱量はさらに加速していった。


©GMO SONIC All Rights Reserved Photo by Clement Protin

後半には、Swedish House Mafia & The Weeknd「Moth To A Flame」から、代表曲「Don’t You Worry Child」へとつなぐ流れが展開されると、フロアには自然と大合唱が生まれる。世代を越えて愛され続けてきたアンセムが、幕張メッセに強烈な一体感を生み出した瞬間だった。
クライマックスでは、Sebastian Ingrosso vs. Alesso「Calling」、Whitney Houston「I Wanna Dance With Somebody」、Candi Staton「You Got The Love」を織り交ぜたマッシュアップを披露。幸福感に満ちたサウンドがフロアを包み込み、高揚感は最高潮へと到達する。さらに「We’re Japanese House Mafia」というMCが飛び出すと、フロアからはこの日最大級の歓声が巻き起こった。
圧倒的なスケール感と、心を鷲掴みにするドラマティックなメロディで時代を象徴するアンセムを生み出してきたSwedish House Mafia。そのスーパーユニットが、日本のフェスシーンに確かな足跡を刻んだ一夜となった。




多彩なジャンルとシーンが交差したGMO SONIC 2026。
DAY2は、序盤からクライマックスまで右肩上がりの高揚感を描き、2日間にわたるフェスの幕を華やかに閉じた。