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GMO SONIC 2026 特集:Dom Dolla

1月18日(日) DAY2出演:世界のダンスフロアを更新し続けるハウス・ミュージックの最重要人物が、ついに日本へやってくる。

1月17日(土)・18日(日)、幕張メッセで開催される大型音楽フェスティバル『GMO SONIC 2026』。DAY2で初来日を果たすのは、オーストラリア出身のハウス・プロデューサー/DJ、Dom Dolla(ドム・ドラ)だ。クラブの現場感覚とポップフィールドを横断するソングライティング、その両立を極めた彼は、いま“世界でもっとも勢いのあるダンスアクト”のひとりとして注目を集めている。

本記事では、Dom Dollaの経歴とアーティスト性、DJスタイル、そして代表曲を通して、その魅力に迫っていく。

■ Dom Dollaとは?─受賞歴と動員数が裏付ける、いま最も影響力のあるハウス・アーティスト


Dom Dollaは、フィリピン・マニラ生まれ。幼少期をオーストラリア北部のアウトバックで過ごし、その後メルボルンへ移り住んだ。彼がダンスミュージックにのめり込むきっかけとなったのは、Basement Jaxxの名盤『Rooty』。この一枚が、後の彼の“ファンクとグルーヴを重視するハウス観”を決定づけたという。



メルボルンのクラブでDJとして頭角を現す一方、昼は会社員、夜はトラックメイカーという二重生活を続けていたDom。2013年の「The Boxer」、2015年の「Define」、2016年の「You」といったシングルでオーストラリアのクラブチャートを賑わせ、2017年にはTorren Footとの「Be Randy」がオーストラリア版グラミー賞とも称されるARIA Awardsで「Best Dance Release」にノミネート。一気に国内シーンの最前線へと躍り出る。


決定的な転機となったのが、2018〜2019年に発表された「Take It」と「San Frandisco」だ。両曲はクラブチャート1位を獲得し、「San Frandisco」は2020年のARIA Awardsで「Best Dance Release」を受賞。ここからDom Dollaの名は、オーストラリアを超え、世界規模で認識され始める。


その後、名門レーベルMinistry of Sound/Three Six Zeroと契約。Clementine Douglasを迎えた「Miracle Maker」、MKとの「Rhyme Dust」、「Saving Up」などのヒット作を次々と生み出し、累計15億回超のストリーミングを記録。さらにGorillaz「New Gold(Dom Dolla Remix)」ではグラミー賞「Best Remixed Recording」へのノミネートを果たし、その評価を決定的なものとした。


■ 「完璧主義者」が生み出す太いグルーヴと強烈なフック─そのサウンドに迫る


Dom Dollaのサウンドを一言で表すなら、「クラブで鳴ることを前提にしたポップネス」だ。

彼の楽曲に共通するのは、

・腰にくるグルーヴィーなベースライン
・一度聴いたら離れないヴォーカルフック
・ミニマルすぎず、派手すぎない絶妙なバランス

「Moving Blind」「Pump The Brakes」などで確立されたこのスタイルは、世界中のDJにとって“外せない1曲”として定着していく。


2020年代に入ると、その射程は一気に拡張する。Mansionairを迎えた「Strangers」、前述の「Miracle Maker」「Rhyme Dust」「Saving Up」、さらにはY2Kリバイバルの流れと共鳴したNelly Furtadoとの「Eat Your Man」など、リリースするたびにチャートとストリーミング記録を更新していった。


特に、グラミー賞ノミネートとなったGorillaz「New Gold(Dom Dolla Remix)」は、ハウスの枠を超え、ポップ/ロックサイドからも“信頼できるリミキサー”として指名される存在となったことを象徴する出来事だ。

彼のトラックがフロアで圧倒的に「鳴る」のには、明確な理由がある。Dom Dollaは自他共に認める凄まじい完璧主義者であり、インタビューでも「リリースを2週間遅らせてでも、普通の人には聞こえないレベルの微細なノイズ(トランジェント)を修正する」と語っている。その徹底した音作りが生み出すグルーヴは、小箱のクラブから巨大アリーナまでを確実に鳴らし切り、世界的なテクノ/テックハウス・ムーブメントとも共鳴しながら、大きな支持を獲得してきた。


■ 初来日で体感すべきDJスタイルの魅力とその実力


Dom DollaのDJセットは、テックハウスを軸にしながら、ディスコ、テクノ、さらにはポップスまでを自在に横断する。特定のジャンルに縛られることを嫌うZ世代的なオープンマインドを持ち、Disclosureのディスコハウスや、EARTH, WIND & FIRE「September」といったクラシックを大胆に織り交ぜることも珍しくない。


もうひとつの大きな特徴が、“引き算の美学”だ。無理に盛り上げすぎることなくグルーヴを積み重ね、気づいたときにはフロア全体がロックされている。これは、長年クラブの現場で鍛えられてきたDJならではの感覚だろう。さらにY2Kや2010年代初頭、彼自身が影響を受けてきたエレクトロ/EDM前夜のサウンドを巧みに取り入れ、懐かしさと新しさが共存する独自のスタイルを確立している。


その実力は、Coachella、Tomorrowland、EDC Las Vegas、Lollapaloozaといったメガフェスへの出演、さらには2025年のULTRAマイアミでJohn Summitとのユニット「Everything Always」としてメインステージの大トリを務めたことからも明らかだ。



単独公演においても、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)2デイズ完売をはじめ、Red Rocks、Brooklyn Mirage、Drumshedsといった名門ヴェニューを次々と制し、先日は地元オーストラリアで初のスタジアム単独公演で、4万人動員の快挙を果たしたばかり。


来日公演迫る “Dom Dolla” 地元オーストラリアで初のスタジアム単独公演、4万人動員



“クラブDJ”の感覚を失わずに、アリーナ級のスケールへ拡張できる稀有な存在。そして今回のGMO SONIC 2026は、Dom Dollaにとって記念すべき初来日となる。これまで海外フェスや映像でしか体験できなかったあのグルーヴを、日本のフロアで生で浴びる初めての機会だ。


■ GMO SONIC 2026で体感したい、Dom Dolla必聴5曲

初来日に向けて、まず押さえておきたいのがDom Dollaの代表曲たちだ。彼のこれまでのキャリアと、現在進行形の勢い、その両方を体感できる5曲を紹介しよう。

1. Miracle Maker (feat. Clementine Douglas)

Dom Dollaがヴォーカル・ハウスの文脈で世界的評価を確立した、極めて重要な一曲。Clementine Douglasのソウルフルな歌声と、身体の芯に響くベースラインが高次元で融合し、クラブトラックでありながらストリーミングでも広く支持を獲得。オーストラリアではゴールド認定を受けている。90年代レイヴへのオマージュを現代的なサウンドへと昇華させたこの曲は、Dom Dollaの“楽曲としての強さ”を証明した。



2. Rhyme Dust (with MK)

ハウス・ミュージックの歴史と現在をつなぐ決定打。90年代からシーンを牽引してきたUSハウスの重鎮MKとの共作という話題性に加え、ヒップホップ・クラシックであるQ-Tip「Vibrant Thing」をサンプリングし、現代的なテックハウスへと昇華させた内容は、世界中のDJがこぞってプレイするアンセムとなった。ARIA Awardsでは「Best Dance / Electronic Release」を受賞し、各国のクラブチャートを席巻。Dom Dollaが“現場を知り尽くしたプロデューサー”であることを証明した、まさに名刺代わりの一曲。



3. Saving Up

クラブとポップの境界線を軽やかに飛び越えた代表作。ディスコ的な高揚感と洗練されたプロダクションが共存し、ARIA Awardsでの受賞に加え、2025年のAPRA Music Awardsでは「Most Performed Dance / Electronic Work」に輝いた。現場での支持に加え、楽曲としての完成度も含めて2×プラチナ認定という驚異的な数字を記録。GMO SONICの広大なフロアを多幸感で満たしてくれるのが楽しみだ。



4. Gorillaz「New Gold (Dom Dolla Remix)」

Dom Dollaの名を、ダンスミュージックの枠外にまで強く印象づけた重要作。原曲が持つサイケデリックな質感を保ちつつ、フロア仕様のグルーヴへと大胆に再構築したこのリミックスは、第66回グラミー賞「Best Remixed Recording」にノミネートされ、プロデューサーとしての評価を決定的なものにした。ポップ/ロックとクラブカルチャーをつなぐ橋渡し役としての彼を象徴する傑作となった。



5. girl$

2024年のCoachellaで初披露され、現在進行形でシーンをアップデートし続けていることを示すフロア直撃型の一曲。テクノの潮流を感じさせるミニマルな構成、遊び心のあるフレーズ、そして即効性のあるグルーヴが特徴で、ARIAクラブチャート1位を獲得。Rolling Stone Australia Awardsでもベスト・シングル候補に選出されるなど、批評面でも高く評価されている。「女性は誰かに依存する必要はない」というエンパワーメントなメッセージを、彼らしいタフなビートで表現した点も印象的。



また、2025年の「Dreamin’」ではポップシンガーDayaを迎え、このアプローチをよりメロディックな方向へと進化させた最新ヒットとなっている。



オーストラリアのクラブシーンから、世界最大級のフェス、そしてアリーナへ。この5曲を通して見えてくるのは、Dom Dollaが単なる「流行のDJ」ではなく、クラブ、フェス、ポップフィールドを自在に横断しながら、ハウス・ミュージックの現在地を提示し続けている存在だということだ。

GMO SONIC 2026でのパフォーマンスは、その進化の最前線を日本のフロアで初めて体感できる、極めて貴重な瞬間となる。

なお、EDMMAXXでは『GMO SONIC 2026』DAY1・DAY2それぞれの特集記事も公開中。あわせてチェックしてほしい。



【DAY1出演アーティスト特集はこちら】


【DAY2出演アーティスト特集はこちら】


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『GMO SONIC 2026』

<日程>
2026年1月17日(土)・18日(日)

<会場>
幕張メッセ(千葉)
〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1

<出演アーティスト>
■1月17日(土)
・Marshmello
・Afrojack
・Steve Aoki
・GloRilla
・JO1
・新しい学校のリーダーズ
・Nakajin
・Shiori Bradshaw
・DJ YU-KI

■1月18日(日)
・Swedish House Mafia
・Tiësto
・Dom Dolla
・Meduza³
・Łaszewo
・Licaxxx
・SIRUP
・Alan Shirahama
・ASTER

<チケット>
■チケットサイト:https://sonic.gmo/tickets/
■チケット料金
・ PLATINUM STANDING 2日通し券:50,000円(税込)
・ PLATINUM STANDING:28,000円(税込)
・ GA(ALL STANDING) 2日通し券:30,000円(税込)
・ GA(ALL STANDING):17,000円(税込)
・ GA PANORAMA ZONE STANDING:9,800円(税込)※2枚購入必須

※PLATINUM STANDING特典
・専用特製ラミネートPASS
・専用Viewing Area:ステージ前⽅に専⽤エリアを設置
・専用Lounge:ご利⽤時間、エリアの詳細は後⽇発表致します
・グッズ売場専用レーン:グッズ売り場に専用ファストレーンを設置
・専用クローク:無料でご利用いただける専用のクローク窓口を設置
・ウェルカムドリンク:プラチナリストバンド交換の際、ドリンク・チケットをお渡しします
※集中した場合は、ご入場を規制させて頂く場合がございます。予めご了承ください。

※「GMO SONIC 2026」ではU19チケットの販売はございません。購入は18歳以上のお客様に限らせていただきます。

<公式HP>
https://sonic.gmo/