1月17日(土)・18日(日)、幕張メッセで開催される大型音楽フェスティバル『GMO SONIC 2026』。DAY2で初来日を果たすのは、オーストラリア出身のハウス・プロデューサー/DJ、Dom Dolla(ドム・ドラ)だ。クラブの現場感覚とポップフィールドを横断するソングライティング、その両立を極めた彼は、いま“世界でもっとも勢いのあるダンスアクト”のひとりとして注目を集めている。
Dom Dollaは、フィリピン・マニラ生まれ。幼少期をオーストラリア北部のアウトバックで過ごし、その後メルボルンへ移り住んだ。彼がダンスミュージックにのめり込むきっかけとなったのは、Basement Jaxxの名盤『Rooty』。この一枚が、後の彼の“ファンクとグルーヴを重視するハウス観”を決定づけたという。
Dom DollaのDJセットは、テックハウスを軸にしながら、ディスコ、テクノ、さらにはポップスまでを自在に横断する。特定のジャンルに縛られることを嫌うZ世代的なオープンマインドを持ち、Disclosureのディスコハウスや、EARTH, WIND & FIRE「September」といったクラシックを大胆に織り交ぜることも珍しくない。
その実力は、Coachella、Tomorrowland、EDC Las Vegas、Lollapaloozaといったメガフェスへの出演、さらには2025年のULTRAマイアミでJohn Summitとのユニット「Everything Always」としてメインステージの大トリを務めたことからも明らかだ。
everything always ultra headline debut 🤝 miami that was a night we’ll never forget pic.twitter.com/5KmE6jaCF9
Dom Dollaがヴォーカル・ハウスの文脈で世界的評価を確立した、極めて重要な一曲。Clementine Douglasのソウルフルな歌声と、身体の芯に響くベースラインが高次元で融合し、クラブトラックでありながらストリーミングでも広く支持を獲得。オーストラリアではゴールド認定を受けている。90年代レイヴへのオマージュを現代的なサウンドへと昇華させたこの曲は、Dom Dollaの“楽曲としての強さ”を証明した。
クラブとポップの境界線を軽やかに飛び越えた代表作。ディスコ的な高揚感と洗練されたプロダクションが共存し、ARIA Awardsでの受賞に加え、2025年のAPRA Music Awardsでは「Most Performed Dance / Electronic Work」に輝いた。現場での支持に加え、楽曲としての完成度も含めて2×プラチナ認定という驚異的な数字を記録。GMO SONICの広大なフロアを多幸感で満たしてくれるのが楽しみだ。
4. Gorillaz「New Gold (Dom Dolla Remix)」
Dom Dollaの名を、ダンスミュージックの枠外にまで強く印象づけた重要作。原曲が持つサイケデリックな質感を保ちつつ、フロア仕様のグルーヴへと大胆に再構築したこのリミックスは、第66回グラミー賞「Best Remixed Recording」にノミネートされ、プロデューサーとしての評価を決定的なものにした。ポップ/ロックとクラブカルチャーをつなぐ橋渡し役としての彼を象徴する傑作となった。
5. girl$
2024年のCoachellaで初披露され、現在進行形でシーンをアップデートし続けていることを示すフロア直撃型の一曲。テクノの潮流を感じさせるミニマルな構成、遊び心のあるフレーズ、そして即効性のあるグルーヴが特徴で、ARIAクラブチャート1位を獲得。Rolling Stone Australia Awardsでもベスト・シングル候補に選出されるなど、批評面でも高く評価されている。「女性は誰かに依存する必要はない」というエンパワーメントなメッセージを、彼らしいタフなビートで表現した点も印象的。