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Anyma GMO SONIC 2025 レポート
メロディック・テクノと最先端テクノロジーで魅せる話題のオーディオビジュアルショーが日本初上陸
SkrillexやAnyma、Peggy Gou、Hamdiらが出演
国内最大規模のダンスミュージックフェスティバル“GMO SONIC 2025”が1月25日(土)、26日(日)の2日間、さいたまスーパーアリーナで行われた。
〈GMO SONICとは〉
国内外のダンスミュージックシーンを牽引するトップアーティストたちが出演。GMOインターネットグループとSUMMER SONICを主催するクリエイティブマンプロダクションがタッグを組み、今回で3回目の開催を迎えた音楽フェスティバルだ。「和」をテーマに、日本文化とエンターテインメントが融合した独自のフェスティバルを展開し、初日は17,000人もの観客が訪れた。
ここでは熱狂に包まれたDAY1の様子をお届けしていく。
■ オープニングDJ:REXY=DEXY(レクシー デクシー)
DAY1のオープニングを飾ったのは東京を拠点に活動するベースミュージックデュオ・REXY=DEXY。続々とアリーナに詰めかけるオーディエンスを前にフレッシュで才気溢れるパフォーマンスを披露。ベースミュージックを軸としたサウンドで会場を盛り上げた。
■ ALAN SHIRAHAMA × SO-SO (B2B SET)
続いて登場したのは、ALAN SHIRAHAMAと、ヒューマンビートボクサー/音楽プロデューサー/DJとしてマルチに活躍するSO-SO。ALAN SHIRAHAMAがJulian Jordanとのコラボ曲「Facts」をはじめ自身の楽曲を織り混ぜたエネルギッシュなセットを披露すれば、SO-SOもMC、ヒューマンビートボックスで応戦。音楽とパフォーマンスの最前線で活躍する二人がオーディエンスの熱気を一気に引き上げた。
■ m-flo(エム・フロウ)
初日、ローカル勢のトリを務めたのは、メジャーデビュー25周年を迎えたDJ/プロデューサーの☆TakuとMC・VERBALによるユニット・m-flo。いきなり名曲「come again」を披露し会場は大歓声に包まれた。その後も「prism」や「How You Like Me Now?」などヒット曲を連発。さらにはMinamiやMINMI、melody.&Ryoheiとサプライズゲストが続々と登場し、豪華なステージが届けられた。
■ Hamdi(ハムディ)
海外勢の一番手を飾ったのは、イギリス・オックスフォード出身で現在はシカゴを拠点に活動するHamdi。SkrillexやMarshmelloなど大物プロデューサーともリリースを重ねるベースミュージック界の新星だ。
序盤、アニメ「北斗の拳」のセリフのサンプルで一気に観客を惹きつけたかと思えば、身体全体を震わせるようなブリブリと鳴る荒々しいベースラインが会場全体を包み込む。「Skanka (VIP)」や「Counting」などのヒット曲はもちろん、GMO SONIC前日にリリースされた新曲「Abomination」や複数のID(未発表曲)も披露。UKダブステップやグライム、ガラージを中心に、UKのアンダーグラウンドシーンを凝縮したセットで観客を魅了した。
■ Peggy Gou(ペギー・グー)
続いて登場したのは、韓国出身で現在はベルリンを拠点とするDJ/プロデューサーのPeggy Gou。GMO SONICが2025年初のフェスティバル出演となった彼女は、レイヴィーなハウス〜テックハウスセットを披露。
「Ewan McVicar & KETTAMA – The Miracle Makers」からの「AHADADREAM & Priya Ragu & Skrillex – TAKA (Caribou Remix)」でフロアの熱を高めたのち、ビッグアンセム「(It Goes Like) Nanana」を投下。カラフルな照明とともに会場は大合唱の渦に包まれた。
■ Anyma(アニマ)
続いて、音楽と最先端のアートを組み合わせた“オーディオビジュアル”で話題沸騰、Anymaが満を持して日本初登場。荘厳でメロディックなテクノに合わせて、巨大スクリーンにアンドロイドが映し出されると、一際大きな歓声が上がる。
まるで生きているかのようなリアルな映像、そして進化した照明演出が融合した至極のエンターテインメントで超満員のオーディエンスを圧倒した。
また、リリース前でありながらも曲名に“Japan”がついていることから話題となっていたID「Anyma & Baset – From Japan」も日本の景色をモチーフにしたビジュアルとともに披露された。
■ Skrillex(スクリレックス)
DAY1のトリを務めたのは、エレクトロニック・アーティストとして最多のグラミー受賞記録を保持するスーパースターSkrillex。この日一番の大歓声に迎えられ登場した彼は「Rumble」や「Fine Day Anthem」「Scary Monsters And Nice Sprites」「Jack Ü – Where Are Ü Now」など新旧のヒット曲を織り交ぜながらアリーナを扇動。
現場に行かないと聞けないであろう多くのマッシュアップやID、身体が震えるような重低音、高揚感を高めるレーザー演出で、会場のヴォルテージは最高潮に。その熱は100分間一度も冷めることなく、圧巻のプレイでフィナーレを迎えた。
なお、初日のAFTER MOVIEも公開されている。