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Peggy Gou GMO SONIC 2025 レポート

アップテンポな最新ハウス〜テックハウスセットでアリーナを魅了した

GMO SONIC 2025のDAY1(1/25(土)・さいたまスーパーアリーナ)にDJ/プロデューサーのPeggy Gou(ペギー・グー)が出演、ダンサブルなハウスセットで大入りのアリーナを魅了した。
ここでは、その様子をレポートしていく。



Peggy Gouとは
韓国出身で現在はベルリンを拠点とするDJ/プロデューサー。
ハウスとテクノの暖かさや喜び、自由さを直感的に捉えた唯一無二のサウンドで世界のダンスミュージックシーンのトップを走り続けている。代表作「(It Goes Like) Nanana」は複数の国でシングルチャートのトップに立ち、25億回以上のストリーミング再生を記録している。



ベースミュージック界の新星・Hamdiの興奮冷めやらぬステージから間髪を入れずに、続いて登場したのがPeggy Gou。ハウスやテクノ、ブレイクビーツ、アシッドなど多彩なジャンルをプレイする彼女が果たしてどんな楽曲をプレイするのか期待が高まる中、1曲目に投下されたのが、2023年にリリースされたMartin Ikinによるテックハウスバンガー「Make U Sweat」。ダイナミックかつ鋭いシンセ、四つ打ちのビートでオーディエンスの耳を一気に惹きつけていく。


続いて2曲目にプレイされたのが、懐かしのサンプル×ミニマルなテックハウスで人気急上昇中のプロデューサーPAWSAの「Dirty Cash (Money Talks)」。現行のハウス〜テックハウスシーンのトレンドを押さえながらも、比較的早めのBPMで曲を繋いでいく。また、時折現れるたまごっちに扮したPeggy GouのVJも、日本のファンには嬉しいキュートな演出だ。


そして中盤のハイライトと言えば、Ewan McVicar & KETTAMAの「The Miracle Makers」からのAHADADREAM & Priya Ragu & Skrillexの「TAKA (Caribou Remix)」の繋ぎだろう。アップテンポでレイヴィーな展開にここまでで一番大きな歓声があがる。ダンスミュージックシーンのBPMがどんどん早くなってきているムーブメントを、世界各地のフェスでヘッドライナーを務める彼女のプレイからも感じ取ることができる。



フロアのテンションをしっかりと上げたところで、皆が心待ちにしていたビッグアンセム「(It Goes Like) Nanana」のイントロが流れると、一際大きな歓声が沸き起こる。そしてマイクを握ると「GMO SONICが2025年初めてのフェスティバル出演でした。フロアの皆さんのエネルギーに感謝します」と挨拶。ピンクや黄色、水色といったカラフルな照明が笑顔の溢れるフロアの人々を照らし、楽曲のポジティブなあたたかさも相まって会場全体が格別な雰囲気に包まれた。


そして終盤にプレイされたのが、GMO SONICの直前にリリースされたEwan McVicarの「Heather Park (salute Remix)」。saluteらしい多幸感溢れるシンセリフが存分に味わえる作品だ。朗らかな空気感がフロアを包み込み、名残惜しいがフィナーレの訪れを予感させる。



そしてラストにプレイされたのが「Cajmere – Percolator (Chris Lake Remix)」。現行のハウス〜テックハウスのトレンドをしっかりと押さえつつ、懐かしさと新しさが交差するレイヴィーなセットで60分間フロアを気持ちよく踊らせ続けた。
GMO SONICが2025年初のフェスティバル出演となったPeggy Gou。これからはじまるフェスティバルシーズンでどんなサウンドを魅せてくれるのか、今後の活躍にも期待したい。



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