NEW RELEASE

Fred again.. × Jamie T – Underworldら豪華ゲストが集結したロンドン公演日に新曲解禁

Fred again.. , Jamie T - Lights Burn Dimmer

UKのプロデューサーFred again.. (フレッド・アゲイン)と、シンガーソングライターのJamie T (ジェイミー・T)が新曲「Lights Burn Dimmer」をリリースした。



この曲には“原曲”にあたるものがある。サンプル元となったのは、Jamie Tが2023年に発表した「Hippodrome」。さらに今作は“先行形”として、昨年『USB002』の12インチ盤に収録されていた。つまり今回は、完全な新曲投下というより、すでにフィジカルや現場で先に話題になっていた楽曲が、ストリーミングで正式に配信された形だ。


サウンド面は、「Hippodrome」のフレーズ感や声の質感を素材として残しつつ、ミッドテンポでグルーヴするビートにシンセのレイヤーを重ね、世界観を広げていくアプローチ。『USB002』シリーズで数多く聴かせてきた“フロア直結”のダンサブルなチューンというよりは、アンビエント/エレクトロニカにも通じるFredの魅力にフォーカスし、多幸感と緊張感の不思議なバランスが取れたムードへ寄せている。中盤のブレイクを経てエモーショナルに展開するが、そこでビートを強めて押し切るのではなく、あくまで歌のムードと空気感を尊重しながら広げていく、より実験的な作りとなっている。


Jamie Tは、2007年のデビュー作『Panic Prevention』で注目を集め、以降も独自の語り口を武器にUKインディーの中で独自の立ち位置を保ち続け、2022年の『The Theory of Whatever』でキャリア初の全英アルバム1位を獲得。今回のコラボは、Jamie Tの“言葉と情景”を、Fredがクラブのフォーマットに合わせて再設計したものと言える。



この曲は、Fredが2024年のReading Festivalでヘッドライナーを務める前後に、音の断片がSNSで披露され、当時は「今度のアルバム用ではなさそう」というニュアンスも語られていた。そんな、ファンが全容を待ち望んでいた1曲が、時を経て12インチ、そして配信として、より広くリスナーの手元に届いた形だ。

リリース週の2月12日、13日には、1月のニューヨーク公演を経て、ロンドンのAlexandra Palaceで『USB002』のレジデント公演が行われた。しかもこのロンドン公演は、日替わりのラインナップがとにかく豪華だったことでも話題を集めた。2月12日は、Fred again..に加えて、Berwyn、Blanco、CA7RIEL & Paco Amoroso、Ezra Collective、Hamdi、Jamie T、Nia Archives、Oppidan。翌13日は、同じくBerwyn、Blanco、CA7RIEL & Paco Amoroso、Ezra Collectiveに加え、D Double E、JME、JOY (Anonymous)、MPH、Romy、さらにFredが“ヒーロー”と語るThe Streets、Underworldと、フェス級のメンツが名を連ねた。会場は両日とも即日完売。Fredと各ゲスト陣のステージ上でのコラボレーションもSNSなどで大きな話題となり、FredがUnderworld「Born Slippy」をプレイし、The Streetsが「Weak Become Heroes」の一節を生で差し込むなど、この日ならではのスペシャルな瞬間が生まれている。



そしてこのロンドンのレジデント公演は、昨年から続く「10週間で10都市、10公演」の『USB002』ツアーの追加公演として、2月末にも2デイズにわたって開催予定だ。もちろん「Lights Burn Dimmer」も、この“進化し続ける”USBの流れの中に組み込まれているが、展開はここで終わらない。3月6日には、先日リリースされた「OK OK (Hamdi Remix)」も収録される『USB002 REMIXES』のリリースが控えており、USB章はさらに次のフェーズへ進んでいく。さらにロンドンでは、Fredにとっても思い入れのあるCorsica Studiosの改装に合わせた“最後の公演”として、DJ Lou Nour (旧名 Sicaria)との一夜限りのショーも予定されており、チケットは抽選形式で、収益は会場チームの次の取り組みに充てられるという。2026年もFred again..は止まることを知らない。