UKのテックハウス・シーンにおいて、いま最も多作かつエネルギッシュなプロデューサーの一人として君臨するChapter & Verseが、新曲「Night Pulse」をUltra Recordsからリリースした。
Chapter & Verseは、2018年に40歳手前でDJとしてのキャリアを踏み出したという異色の経歴を持つDJ/プロデューサー。長年クラブカルチャーを愛し、オーディエンスとしてUKのダンスミュージックに親しんできた彼は、Ibizaで過ごした夏をきっかけに「自分もこの世界で表現したい」という強い衝動を抱き、40歳を目前にして一念発起。機材を手に取り、本格的にDJを学び始めた。すると、わずか3週間というスピードでIbizaの現場に立つチャンスを掴み、Meduzaのウォームアップを任されるなど、キャリアは一気に加速していく。
さらに楽曲制作にも本腰を入れ、パンデミックによるロックダウン期間中には週80〜100時間をスタジオ作業に費やす徹底ぶり。結果として、この5年間で137曲という驚異的ペースで作品をリリースし、累計ストリーミングは1億回を突破。さらに80曲以上をBeatport Top 100に送り込むなど、現在のテックハウス・シーンを象徴する存在へと駆け上がった。さらに、CreamfieldsやTomorrowland 2025をはじめとした主要フェスティバルにも出演し、直近では大規模な北米ツアーも完走している。
新曲「Night Pulse」は、クラブプレイを強く意識したテックハウス・トラック。イントロからタイトに刻まれるドラムとダーティなローエンドが空間を一気に引き締め、低域が主導する強力なグルーヴがそのままフロアの主導権を握る。無駄を削ぎ落としたタイトなリズムにディープな低音と重厚なベースラインが重なり、キャッチーなボーカルフレーズがフックとして機能。機能性とインパクトを兼ね備えた、フロア直結のエネルギッシュな1曲となっている。
Chapter & Verseは2026年に向けて、テックハウス〜クラブミュージックの主要シーンでさらなる飛躍が期待される。