
- NEW RELEASE
エモーショナル×レイヴ Marlon Hoffstadtの最新アンセムが誕生
Marlon Hoffstadt aka DJ Daddy Trance – One Night Of Love

Marlon Hoffstadt & DJ Daddy Trance - 『All Yours』
トランス新世代を牽引するMarlon Hoffstadt(マーロン・ホフシュタット)が、7月にリリースされた5曲入りEP『All Yours』に新たに3曲を追加した。
『All Yours』は、完成形を一度に提示するのではなく、“成長し続けるEP”として設計されたプロジェクトだ。クラブトラックをSoundCloudで素早く公開し、余計なプロモーションを挟まずに届けていくという姿勢が特徴で、ファンとのリアルタイムな循環を前提にしたリリース形態となっている。Marlon Hoffstadt本人も「このEPにフレッシュな曲が追加されるのはこれで最後じゃない」と宣言しており、SoundCloud発の “未発表曲 → 話題化 → フリーダウンロード → バズ → 現場で浸透” という循環を武器に、クラブとSNSを地続きにしながら、現場発で広がり続けるプロジェクトとなっている。
今回追加されたのは「Pure Love」「Freedom」「Turn It Up」の3曲。いずれもレイヴ回帰の潮流を踏まえつつ、トランスの熱量を現行サウンドへとアップデートしたナンバーだ。
EPの1曲目を飾る「Pure Love」は、2000年代初頭の名曲「We Don’t Care」で知られるAudio BullysのFRANKSYをボーカルに迎えたメランコリック・レイヴチューン。湿度を帯びたメロディにピアノとストリングスが重なり、楽曲全体のダイナミクスを形成している。歓声のサンプルを織り交ぜることでフロアの熱量を想起させる仕上がりとなっている。
「Freedom」は、ハードドライブから出たばかりの“未プレイ曲”として投入された新曲で、現場での使用を経ずにリリースされたフレッシュなナンバー。開放感のあるシンセが広がり、歌モノとしての高揚を素直に描いた楽曲となっている。
「Turn It Up」は、HouseデュオBlondeのメンバーとしても知られるJacob Mansonとの共作。反復するシンセとハイエナジーな展開が特徴で、90年代レイヴの質感を現行のトランス文脈へ落とし込んだ1曲だ。数ヶ月前に未発表トラックとしてSoundCloudに公開され、大きな反響を受けて正式リリースに繋がった。
Marlon Hoffstadtは今年、EDC Las Vegasのメインステージでアメリカデビューを果たし、2026年にはUltra Music FestivalとCoachellaへの初出演が決定している。今後も世界の主要フェスで存在感を高めていくはずだ。