代表作「It’s That Time」(2023年)は、疾走感あふれるBPMにノスタルジックなラップやホイッスルが絡むユーロダンス回帰的な一曲で、世界中のクラブを席巻。さらに2025年にはキャピトル・レコードと契約を結び、EDCラスベガスのメインステージでの米国デビューを果たすなど、存在感を一層強めている。
オープニングを飾る「World Loves DJs」には、Chris Lake & Chris LorenzoによるユニットAnti Upの「What Is Life」や、John Summit × Gorgon Cityによる最新ナンバー「Is Everybody Having Fun?」でもMCを務めたrhys from the sticksが参加。タイトル通り“DJ愛”を高らかに掲げたアンセムで、「World love DJ」と繰り返されるフレーズがポジティブな一体感を生み出す。EP全体の明るく開放的なトーンを設定する一曲。
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続く「Daddy’s In The Club」は、Marlonの常連コラボレーターCoach Harrisonを迎えた、EP中もっとも“らしさ”が爆発するナンバー。ノスタルジックな高揚感を煽るシンセフレーズに力強いキック、そして太くクセになるベースラインで構成され、「Daddy(Marlon Hoffstadt)がフロアをロックしに来たぞ、手を挙げろ!」というヴォーカルがフロアを盛り上げる。まさにMarlon Hoffstadt自身のテーマソングのような1曲だ。
「Heads Will Roll」は、BL3SSやSub Focusとの共演でも知られるシンガーbbycloseを迎えたクラブバンガー。タイトなビートとドライブ感のあるベースライン、キャッチーなシンセリフが三位一体となり、EPの中でも最もピークタイム向けのエネルギーを放つ一曲に仕上がっている。