現在もコンスタントに新作をリリースし、2025年3月には自身で初めてマイクを握った「Angels For Each Other」を発表。インドの人気シンガーソングライターArijit Singhとの共作で、英語とヒンディー語が交差するリリックと壮大なプログレッシブ・サウンドが融合。シンガーとしての新たな側面を打ち出しながら、Martin Garrixらしいスケール感のある音楽性をさらに拡張してみせた。
■世界中のフェスを席巻するメインイベンター – Martin GarrixのDJスタイル
Martin GarrixのDJセットは、数えきれないほどの代表曲やアンセムに加え、未発表曲やMashupを巧みに組み込みながら構成され、ダイナミックかつエモーショナルな展開で観客を惹きつける。さらに、サウンドと完全にシンクロした照明・映像演出も大きな魅力のひとつ。
2025年3月に開催された「Ultra Music Festival」では最終日の大トリを務め、代表曲をはじめとした圧巻のセットで、25周年の記念公演を鮮やかに締めくくった。
・MARTIN GARRIX LIVE @ ULTRA MUSIC FESTIVAL MIAMI 2025
■ Martin Garrixを知るならまずこの5曲 – 世界中を熱狂させる代表作たち
『ULTRA JAPAN 2025』を前に、数多くのヒット曲を持つMartin Garrixの作品の中から、彼のスタイルを象徴する珠玉の5曲をピックアップ。
■ Martin Garrix – Animals
言わずと知れた代表曲。2013年リリースのこの楽曲で、当時16歳だったMartin Garrixは一躍スターダムへと駆け上がった。重厚なビートと中毒性のあるシンセリフが特徴で、ビッグルーム・サウンドのブームを決定づけた1曲としてEDM史に刻まれている。
■ Martin Garrix feat. Bonn – High On Life
壮大なメロディと感情を揺さぶるドラマチックな展開が特徴の、近年のMartin Garrixサウンドを象徴する一曲。Bonnの力強くも温かみのあるボーカルが楽曲に深みを与え、聴く者を高揚させる。フェスのクライマックスでプレイされることも多く、観客の心を掴むアンセムとして現在も高い人気を誇る。
■ Martin Garrix & Bebe Rexha – In The Name Of Love
世界的シンガーBebe Rexhaとの共演でリリースされた、Martin Garrixの代表曲の一つ。エモーショナルなボーカルと洗練されたサウンドデザインが際立ち、ポップスとのクロスオーバーに成功。Spotifyでの再生回数は15億回を超え、リリースから10年近く経った現在でも愛され続ける定番曲。
■Martin Garrix & Third Party feat. Oaks & Declan J Donovan – Carry You
2024年リリースのプログレッシブ・ハウス・アンセム。Martin GarrixとThird Partyが再びタッグを組んだこの1曲は、壮大なビルドアップとエモーショナルなボーカルが融合し、Martin Garrixのライブセットでもハイライトとして頻繁に使用されてきた。
■Martin Garrix, Sem Vox, Jaimes – Gravity
近年のセットでイントロとして使用されることも多く、現在のMartin Garrixサウンドの方向性を象徴した1曲。彼とSem Voxのシグネチャーであるプログレッシブ・ハウスのビートに、“葛藤と解放”をテーマにしたボーカルが重なり、壮大でハイエナジーなフェス・アンセムに仕上がっている。