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コーチェラ Weekend 2 DAY3 – Report by EDM MAXX

Coachella最終日を彩った豪華ラインナップ。Post MaloneやZedd、XGらが魅せた圧巻のステージ。

現地時間4月20日、カリフォルニア州インディオで開催中の「Coachella 2025」は、Weekend 2の最終日・DAY3を迎えた。


この日もジャンルを超えた豪華アーティストが一堂に会し、最終日にふさわしいスケール感と多様性を備えたラインナップで、フィナーレを華やかに飾った。

メインステージのトリを務めたPost Maloneは、壮大な照明演出とエモーショナルなボーカルで観客を圧倒。代表曲「Circles」「Rockstar」に加え、Jelly Rollを迎えての「Losers」や、Ed Sheeranとのサプライズ共演による「Sunflower」も披露。最後は祝福をテーマにしたアンセム「Congratulations(feat. Quavo)」で締めくくり、最終日にふさわしい余韻と祝祭感を残した。



メインステージに次ぐ人気ステージOUTDOOR theatreにはJENNIE(BLACKPINK)が登場。ソロとして初の『Coachella』出演となった今年は、事前に「#Jenchella」がトレンド入りするなど大きな注目を集めていた。先週のステージでは見事なパフォーマンスで賞賛を集めたが、今週もデビューアルバム『Ruby』から「like JENNIE」や「ExtraL(ft. Doechii)」を披露。

さらに、Kali Uchisがサプライズ登場し、コラボ楽曲「Damn Right」も共演した。ライブ後には、DAY2に出演していたBLACKPINKのメンバー・Lisaがバックステージに駆けつけ、JENNIEと抱き合って健闘を称え合う姿がSNSで話題を呼んだ。


注目の日本人グループXGは、SAHARAステージのトリとして登場。「SHOOTING STAR」「LEFT RIGHT」などの代表曲に加え、Weekend 2のセットで追加された「MASKARA」やダンスブレイクを盛り込み、最終日にふさわしいスケール感で観客を魅了した。

パフォーマンス中には意図的にマイクを外す場面もあり、先週一部で浮上したリップシンク疑惑を払拭するかのように、生歌であることを強調。「MICS ARE ON AND LOUD(マイクはオンで大音量)」というフレーズがSNSで拡散され、その確かなパフォーマンス力に称賛の声が集まった。



ここからは、DAY3のEDM MAXXが注目したダンスミュージックアクトをピックアップ。

Zedd(OUTDOOR THEATRE)
ZeddはOUTDOOR THEATREで、先週に引き続き豪華ゲストを迎えたスペシャルセットを披露。序盤では最新アルバム『Telos』から「Tangerine Rays」「Out of Time」をBea Millerと共にパフォーマンスし、新たなサウンドで観客を魅了した。



中盤では、2017年のヒット曲「Stay」でAlessia Caraがサプライズ登場。歓声に包まれる中、久々の共演が実現した。
さらに後半には、ロックバンドIncubusが登場し、「Drive」「Wish You Were Here」「Pardon Me」の3曲をZeddとともに披露。Zeddはドラムで参加し、ジャンルの壁を超えた熱演で大きな盛り上がりを生んだ。



セット終盤には、Gustavo Dudamel率いるロサンゼルス・フィルハーモニックが登場。Zeddはピアノを演奏し、オーケストラとの共演で幻想的な時間を演出した。



ラストは、自身の代表曲「Clarity」。ロサンゼルス・フィルがそのままステージに残り、壮麗なサウンドでサポート。感動的なフィナーレで最終日を締めくくった。



Alesso(Body Hi) x Gorgon City(QUASAR)
WEEKEND 2のDAY3、QUASARステージでは、Alessoのクラブ志向なハウス名義・Body HiとGorgon CityによるB2Bセットが実現。サンセットタイムにスタートしたセットは、美しい夕景とリンクしながら、グルーヴィでメロディアスな展開で観客を包み込んだ。


テックハウスを軸に、Gorgon Cityのディープ&メロディックな要素、そしてAlessoのプログレッシブハウス的アプローチが絶妙に融合したエクスクルーシブな3時間セットに。

Gorgon Cityがこの日のために用意した新曲も披露され、SNSでは「完璧なサンセット・セットだった」と翔さんの声が集まった。


Sammy Virji(SAHARA / Do LaB)
UKガラージシーンの新星、Sammy VirjiがWeekend 2でSaharaステージとDo LaBステージの両方に出演し、圧巻のパフォーマンスを披露。

Saharaステージでは、「Find My Way Home」「Shella Verse (feat. Flowdan)」「Summertime Blues」などの代表曲を軸に、エネルギッシュなセットを展開。観客を巻き込み、グルーヴィーなサウンドで観客の心を掴みステージ全体を掌握。


また、前日のDo LaBステージでは、saluteやInterplanetary Criminalと共にB2B2Bセットを披露。このサプライズ共演は「UKGアベンジャーズ」とも称され、SNSでも大きな話題に。Do LaB公式Instagramでは「砂漠を倉庫(warehouse)に変えた」と称されるほどの熱狂を生み、UKガラージの新たな波を強く印象づけた。


Interplanetary Criminal(SAHARA)
UKガラージ注目株のInterplanetary CriminalがSAHARAステージに登場。代表曲「Manchester」や「Yosemite」などをプレイし、疾走感のあるスピードガラージを中心に披露し、フロアを熱狂させた。特にSammy Virjiとの共作「Damager」では、観客のボルテージが最高潮に達した。また、「Ja Rule ft. Ashanti – Always On Time」、「J. Cole – Wet Dreamz」などヒップホップ好きも唸るネタも挟み込み、その幅広さを見せた。



この日の公演を持って、『Coachella 2025』はすべての日程を終了。EDM MAXXでは、「EDITOR’S PICK」ページにてコーチェラの全日程のレポを各日ごとに掲載中。