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コーチェラ DAY2 – Report by EDM MAXX

Charli XCX,Travis Scottが熱狂の渦を巻き起こす。Alok、Mau P, saluteらダンス勢も存在感を発揮

現地時間4月12日、カリフォルニア州インディオで開催中の「Coachella 2025」は2日目を迎え、多彩なジャンルのアーティストが観客を魅了した。





メインステージでは、Charli XCXがBillie Eilishや、Troye Sivan、Lordeをゲストに迎え、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを沸かせた。続くGreen Dayは「American Idiot」などの代表曲を網羅し、初出演とは思えない堂々たるステージを展開。



さらにスペシャルゲストとして登場したTravis Scottは、最新シングル「4X4」を皮切りにヒット曲を次々と披露。オーケストラとの共演や壮大な演出も交え、まるで単独ライブのようなスケール感でフェスの2日目を締めくくった。


ここからは、EDM MAXXが注目したDay 2のダンスミュージックアクトをピックアップ。

■Charli XCX(MAIN STAGE)
エレクトロ勢を代表してMAIN STAGEに登場したCharli XCXは、クールなビジュアルとエネルギッシュなパフォーマンスで会場を掌握。さらに豪華なスペシャルゲストを次々と迎え、観客を驚かせた。最初に登場したのはTroye Sivan。2人はコラボ曲「Talk Talk」を披露し、オーディエンスを一気に引き込んだ。続いてLordeが登場し、話題の共作「Girl, so confusing (remix)」をパフォーマンス。最後にはBillie Eilishがサプライズ出演し、「Guess」で共演。観客のボルテージは最高潮に達し、Day 2のハイライトの一つとなった。



■Alok(SAHARA)
ブラジル出身のAlokがSAHARAステージに登場。ブラジリアン・ベースを軸に、グローバルヒットを織り交ぜたダンサブルなセットで観客を沸かせた。中盤にはAva Maxがサプライズ登場し、代表曲「Sweet But Psycho」に続けて未発表のコラボ曲「Car Keys」を披露。2人の共演は会場を一気にヒートアップさせた。


さらに、VJ映像を再現するかのようなグループダンスによる演出も展開。AI時代における“人間らしさ”の表現として注目を集め、SNSでも大きな話題に。Alok自身も「Keep Art Human」と書かれたTシャツを着用し、そのメッセージを強調した。


■Mau P(SAHARA)
オランダ出身のMau PがSAHARAステージに登場。セットは、王道レゲエネタを取り入れた最新ヒット「MERTHER」でスタートし、観客を一気に引き込んだ。中盤には軽快なダンスを披露し、「Mau P Is Dancing」の文字と共にその姿が巨大LEDに映し出されるなど、遊び心あふれる演出も話題に。


代表曲「Drugs From Amsterdam」では、「この曲が人生を変えた」とのメッセージがVJ映像に映し出され、観客との一体感をさらに高めた。SNSでも称賛の声が相次ぎ、Day 2を象徴するパフォーマンスのひとつとなった。


Disco Lines(SAHARA)
アメリカ・コロラド州出身のDJ/プロデューサー、Disco LinesがSAHARAステージに登場。ディスコやテックハウスを軸としたグルーヴィなサウンドで観客を魅了。「Baby Girl」や「Restless Bones」などのバイラルヒットに加え、KISS「I Was Made For Lovin’ You」の最新リミックスなども披露。さらに、J. Worra、Ship Wrek、GUDFELLAといったゲストアーティストが次々と登場し、共作曲で会場を沸かせた。

序盤の登場ながらも彼のパフォーマンスはSNSでも注目を集め、SAHARAステージの盛り上がりを牽引した。


■salute(SAHARA)
UK出身のプロデューサー・saluteがSAHARAステージに登場。ソウルフルなボーカルサンプルと軽快なビートが織りなす心地よいグルーヴで、序盤の出演ながらフロアを温めた。中盤には自身の楽曲「go!」を披露し、VJ映像にはコラボ相手である日本人アーティスト・なかむらみなみの姿も映し出され、日本国内でも大きな注目を集めた。



■Barry Can’t Swim × 2manydjs × salute(QUASAR)
QUASARステージでは、いまのダンスシーンで注目を集める3組によるB2B2Bセットが実現。Barry Can’t Swim、2manydjs、saluteが織りなす圧倒的なグルーヴで観客を一体にし、フロアを完全に掌握した。
セット中には、The Chemical Brothers「Feels Like I Am Dreaming」、Basement Jaxx「Fly Life」、Daft Punk「Burnin’」といったエレクトロ名曲も投入。最後は「One More Time」で華やかに締めくくった。


『Coachella 2025』は、4月18日からWeekend 2がスタート。日本時間でのタイムテーブルや配信リンクは、EDM MAXXの特設ページで随時更新中。