マドンナの最新アルバム『Rebel Heart』では
アヴィーチー や
ディプロ とのコラボが話題になったけれど、DJやクラブシーンとのつながりはデビュー当時から深かったマドンナ。そもそも奨学金を得るほどの有能なダンサーとしてキャリアをスタート。
その後も次々とトレンドを作ってきた「ポップの女王」は、早くから大御所ハウスDJたちを起用するなど常に「ダンスミュージック界の女王」として君臨。
なにしろ全米ダンスチャートでNo.1になったシングルは全46曲! 週にして75週……つまり1年半近くもトップを独占してたってこと!!
しかも最新アルバムからすでに3曲連続トップを制覇して、今なお記録を更新中。今後も破られることはまず不可能。
そんな女王様の来日を記念して、DJ /クラブシーンと関わりの深いダンストラックの数々を最新作〜過去の名盤まで振り返ってみます!
① Bitch I’m Madonna feat. Nicki Minaj
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プロデュースを手掛けたディプロはもちろんのこと、共演者のニッキー・ミナージュやビヨンセ、ケイティ・ペリー、リタ・オラ、マイリー・サイラス、カニエ・ウェストまで登場する「Bitch I’m Madonna」。
今回のツアーで大活躍する日本人ダンサーユニット、AyaBambiも大フィーチャー。ブリッブリのEDMサウンドに乗せて、はっちゃけまくり。
それにしても、こんなパーティ、一度は参加してみたいもの!
② Unapologetic Bitch
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同じくディプロが手掛けたダンスホール・レゲエ調の「Unapologetic Bitch」は、今回のツアーでは毎回アンコール前のラストソング。
観客席から選び出されたファンや有名人がステージに上げられ、マドンナとダンサーにいじり倒されるという話題の曲でも。
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海外ではディプロやケイティ・ペリー、アリアナ・グランデがお尻をペンペン叩かれて大喜びしていたけれど、日本では誰が?
③ Girl Gone Wild
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マイアミで開催された『Ultra Music Festival』のアヴィーチーのセットに飛び入りした時の映像から。
女の子ばかりが映っているのは、「Girl Gone Wild」という曲のテーマに合わせての趣向。イタリア人DJのベニー・ベナッシがプロデュースを手がけ、リミックスを担当したのはもちろんアヴィーチー。
④ Give Me All Your Luvin’ feat. Nicki Minaj and M.I.A.
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フランス人DJ /プロデューサーの
マーティン・ソルヴェイグ の手がけたチアリーダーのアンセム「Give Me All Your Luvin’」は、スーパーボウルで大フィーチャーされたので覚えている人も多いはず。
M.I.A.が思わず中指立てちゃって大騒動 にも!
レイドバック・ルーク 、
ニッキー・ロメロ 、
LMFAO (パーティロック)らによる激アゲ系リミックスなども多数。
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⑤ Celebration
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英国人ベテランDJ /プロデューサーの
ポール・ウォークンフォールド と組んだ「Celebration」は、トランス感が抜群。
パンチラなんて何のその、MV中でDJとして登場する当時の恋人、ヘヘス君(28歳年下のブラジル人モデル)に迫って出血大サービス(?)。デヴィッド・ゲッタやエイコンのリミックスも人気を呼びました。
⑥ Hung Up
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今からちょうど10年前の「Hung Up」では、レトロ調のディスコに挑戦して大ヒット。
70年代〜80年代初頭に一世風靡したアバの
「Gimme! Gimme! Gimme!」 は、無名時代のマドンナがニューヨークのディスコ、ダンステリアに通っていた頃に流行っていた曲。それをベタベタに取り入れて鮮やかに刷新してみせたのはプロデューサーのスチュワート・プライス。
まさかのレオタード姿で踊る”キモカッコいい”路線には、誰もが降参でしょ。
⑦ Music
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更にさかのぼった2000年の「Music」では、フランス人プロデューサーの
ミルウェイズ を起用。カラフルでポップなエレクトロ・ファンクがパーティモード全開。
実はこの時、
マドンナは妊娠中 。運転手を演じる映画『ブルーノ』などでおなじみのコメディアン、サシャ・バロン・コーエンとの凸凹コンビも最高!
⑧ Ray Of Light
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その2年前には「Ray Of Light」で英国人プロデューサーの
ウィリアム・オービット を引き入れてエレクトロニカに挑戦。
大胆なイメチェンを決行し、スピリチュアルな世界を探求した同名アルバムは、マドンナのキャリア史上最高傑作とも言われるグラミー受賞作。
その少し前までエロ路線をばく進していた彼女だけに、母となった途端にいきなり落ち着いちゃった、その変わり身の早さにも世界が驚愕!
⑨ Vogue
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黒人ゲイのアンダーグラウンド・クラブカルチャーの
ヴォーギング を取り入れて、ゲイダンサーたちを率いた「Vogue」。
この曲が、今から25年以上前の作品とは改めてビックリ。今なお色褪せないサウンドに映像美。
この頃のマドンナはニューヨークのアンダーグラウンドクラブ界のミューズであり、しかもメインストリームでもメガスターという特異な存在でも。
MTV授賞式での完全口パクは、歴史に残る名パフォーマンス!
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⑩ Holiday
https://youtu.be/lpBTNxhKln4
全米ダンスチャート1位を初めて仕留めた「Holiday」が発表されたのは、今から30年以上前のこと。プロデュースを手掛けたのは当時の恋人でDJ /プロデューサーの
ジェリービーン 。
発売当初は誰もが黒人シンガーだと思っていた、初々しい歌声が魅力的。今回のツアーではアンコールで歌ってくれるはず。
マドンナのクラブシーンやDJとのつながりは、決して昨日今日始まったわけではなく、はるか昔のデビュー当時から、というのが分かっていただけたでしょうか。
他にも、まだまだ大ヒット曲がたくさんあるマドンナ。今回のツアーでは、初期ヒット曲のメドレーなどを含めて、2時間以上にわたってたっぷり魅せてくれる予定。
日本公演の2日目はバレンタインデーということもあり、女王様から何かスペシャルなプレゼントがあったりして!?
Madonna
“Rebel Heart Tour”
日 程:2月13日(土)14日(日)
会 場:さいたまスーパーアリーナ
www.madonna-japantour2016.com
Text by Hisashi Murakami