イタリアの兄弟デュオ・MathameがJONOS、Son of Sonとタッグを組み、新曲「Meet Me」をリリースした。
Mathameは、2013年に結成されたAmedeo & Matteo Giovanelli兄弟によるイタリア出身のデュオ。クラシック、ヒップホップ、映画音楽など多彩なバックグラウンドを礎に、メロディックテクノに映像的ストーリーテリングを織り交ぜた独自のスタイルを築いてきた。
彼らが掲げるコンセプト“EmoTech(Emotional × Technology)”は、感情とテクノロジーの融合を軸に、新たな音楽表現を追求する理念であり、その哲学はライブショー「NEO」にも色濃く反映されている。この「NEO」では、AIを活用して生成されたビジュアルを含む映像表現と音楽を融合させ、観客を包み込む没入型のステージを展開。物語性を帯びた映像作品「NEOLOGY」がサウンドとリアルタイムでシンクロし、テクノロジーと感情が共鳴する唯一無二の世界観を描き出す。こうした世界観はフェスティバルのステージにも息づいており、Tomorrowlandなど世界の主要フェスでも観客を魅了している。
■ Mathameライブセット
新曲「Meet Me」は、JONOSとSon of Sonが制作したデモ音源にMathameが惚れ込み、共同制作が実現した作品。アニメのサウンドトラックを思わせるチャント調のボーカルが印象的で、Mathameはそこにリズミカルなシンセと跳ねるキックを重ね、クラブにもフェスにも映える壮大なグルーヴを構築した。霧のように立ち上がるボーカル、重心のある4つ打ちキック、緊張感を高めるビルドから放たれるドロップ。シネマティックな緊張感と未来的な輝きを併せ持つ、キャッチーでありながら没入感のあるメロディックテクノとして仕上がっている。
本作は、AnymaのUNVRS Ibizaクロージングパーティーや、エジプト・ギザのピラミッドで行われたQuantum Genesys公演などで披露され、リリース前から大きな話題を集めていた。ついに正式リリースされ、Mathameが探求してきた“EmoTech”サウンドは新たなフェーズへと突き進んだ。
さらにMathameは、2026年にかけてビジュアルとサウンドを融合させたプロジェクト「NEOLOGY」の拡張展開を予定。彼らが描く“音楽とテクノロジーが共鳴する新たな表現”が、世界中のフェスとクラブシーンでさらなる進化を遂げていく。