NEW RELEASE

Calvin Harris、幻のMiley Cyrus版から生まれたサマーソング「Ocean」をリリース

Calvin Harris, Jessie Reyez - Ocean

スコットランド出身のDJ/プロデューサー、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)が、カナダ出身のシンガーソングライター、Jessie Reyez(ジェシー・レイエズ)を迎え、最新シングル「Ocean」をリリースした。



今作は、近年の「Miracle」や「Blessings」に続くトランス/ユーロダンス的要素を取り入れ、クラブとリスニングの双方に対応。抑制の効いた落ち着いたリズムとベースを基盤に、Jessie Reyezのソウルフルな歌声が際立ち、派手さを抑えつつ余白を活かしたプロダクションによって「夏の終わり」や「郷愁」といった感情的な奥行きを感じさせる一曲に仕上がっている。




実は「Ocean」が正式にJessie Reyez版として完成する以前、この楽曲はMiley Cyrusをフィーチャーする予定だった。2024年春にはCalvin HarrisのSNS上でMileyのボーカルを含むティザー映像が公開され、次なる大型コラボとして期待が高まったが、数週間後に削除され、Miley版は幻のままリリースが見送られた。Harrisはその後、ファンからの質問に「確執は一切ない」と明言し、制作上の行き違いが原因でリリースが不可能になったと説明。詳細は明かされていないが、方向性やスケジュール、権利関係の調整が影響したとみられている。さらにHarrisは、Miley版が今後公式にリリースされることはないとも述べている。Miley版を楽しみにしていたファンにとっては残念な結果となったが、その存在が「Ocean」への関心を高めたことは確かだ。

Jessie Reyezは単なるフィーチャリング・ボーカリストにとどまらない。彼女はソングライターとしてもHarrisと協働しており、「One Kiss」(Dua Lipaとの共作)や「Promises」(Sam Smithとの共作)では作詞陣に名を連ね、「One Kiss」ではデモ歌唱も担当していた。今回の「Ocean」でもソングライティングとデモに関与しており、制作者本人の声がそのまま完成版へと受け継がれている。Mileyをも彷彿とさせる少し掠れた歌声は、Calvin Harrisの整然としたプロダクションに人間的な温度を加え、楽曲に確かな説得力を与えている。


Harrisは「Summer」や「This Is What You Came For」といったポップ寄りのアンセムで名を広め、その後「One Kiss」や「Promises」ではミニマルなディープ・ハウスへと接近。2023年の「Miracle」では90年代トランスを現代的に再解釈し、2024年の「Blessings」ではユーロダンスを取り込むなど、変化するシーンに呼応しながら進化を重ねてきた。「Ocean」はその流れを受け継ぎつつも、クラブ向けに特化するのではなくリスニングとの中間に位置づけられ、サウンドの完成度とボーカル表現を重視した一曲でに。EDMの隆盛を経て多様化した現代のダンスミュージックの潮流、トランス、ハウス、UKガラージ、オルタナティブR&Bといった要素が横断する時代において、「Ocean」はフェス用の即効性だけではなく、ストリーミング時代にふさわしい“聴き続けられる楽曲”として設計されており、Harrisのポップメーカーとしての手腕が光っている。

今後、Calvin Harrisは、2025年9月13日(土)・14日(日)に東京・お台場で開催される『ULTRA JAPAN 2025』への出演が決定。

同フェスではCalvin Harrisを筆頭に、Martin Garrix、DJ SNAKE、Hardwell、Gryffin、SLANDER、MORTEN、ARTBATら、世界を代表するトップアーティストが揃うフルラインナップが発表され、大きな話題を呼んでいる。2010年代のEDMムーブメントを牽引し、世界を熱狂させてきたCalvin Harris。 約8年ぶりに日本のステージへ戻ってくるその瞬間を、多くのファンが待ち望んでいる。

なお、EDMMAXXでは『ULTRA JAPAN 2025』フル・ラインナップの出演アーティストをまとめた特集記事に加え、Calvin Harrisのキャリアや音楽性にフォーカスした単独特集も公開中。 フェス前にぜひどちらもチェックしておきたい。

▼ Calvin Harris特集はコチラから



▼ 日割りラインナップ特集記事はコチラから



現在、『ULTRA JAPAN』では、オフィシャル先行第3弾チケットが販売中。

『ULTRA JAPAN 2025』の公式サイトや各チケットベンダーを通じて購入可能となっている。 また、2024年に新設され話題となった23歳未満限定の『U-23チケット』も引き続き販売されており、若年層にとってさらに手に取りやすい価格設定となっているのも注目ポイント。



2014年から始まり、記念すべき10周年を迎える『ULTRA JAPAN 2025』――その熱狂の瞬間を見逃さないためにも、チケットは早めにチェックしておきたい。 以下より詳細をチェック。

➡︎ チケット
https://ultrajapan.com/ja/tickets-2025


■『ULTRA JAPAN 2025』開催概要
タイトル ULTRA JAPAN 2025 (ウルトラ ジャパン ニセンニジュウゴ)
開催日時 2025年9月13日(土)、14日(日)  開演11:00(開場10:00) ※雨天決行・荒天中止
開催場所 TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場 / 江東区⻘海)
公式SNS X: @ultrajapan / Instagram: @ultrajapan / LINE: Ultra Japan / TikTok: ultrajapan / Facebook: @UltraJapan
オフィシャルサイト URL:https://ultrajapan.com/
主催・企画・制作 ULTRA JAPAN 2025 実行委員会

また、ULTRA JAPAN開催に先駆けて、全国9ヵ所を巡る公式カウントダウンツアーが現在開催中。ULTRA JAPANを長年牽引してきたTJOをはじめ、2WASTED、BOPCORN、KIYOTO、YAKSAら国内トップDJが出演、アニバーサリーイヤーに向けたプレミアムなツアーとして注目を集めている。