DisclosureとAnderson .Paakが、コラボ新曲「NO CAP」をリリースした。
今作は両者にとって初の正式なコラボレーションとなる。Disclosureが得意とする4つ打ちのビートに、シンセやベースが滑らかに絡み、.Paakのラップとボーカルが楽曲に躍動感を加える。ファンクやヒップホップの要素も取り入れられたエレクトロトラックで、ダンスフロアを意識したグルーヴィーな仕上がりとなっている。
タイトルの「NO CAP」は、アメリカのスラングで「嘘じゃない」「本気で」といった意味を持ち、誇張のないエンターテインメントを体現するメッセージとしても機能している。
Disclosureと.Paakは2015年にニューヨークで初めて出会って以来、互いの音楽性をリスペクトしてきた。今回、タイミングと楽曲が揃い、ようやくコラボが実現した。Disclosureが制作したビートに.Paakが即興で応じ、わずか90分でヴァースとプレコーラスが完成したという。
本作には、Alicia Keys、Sam Smith、Clean Bandit、Khalid、Jess Glynneなど数多くのアーティストとの共作実績があり、Disclosureの初期代表曲「Latch」「You & Me」「White Noise」にも関わったソングライター、Jimmy Napesも参加している。
ミュージックビデオはJackie Radinskyが監督を務め、スタジオでの演奏シーンが中心。ガイ・ローレンスがドラム、ハワード・ローレンスがキーボード、.Paakがマイクを担当し、煌びやかなディスコ的な演出が楽曲と調和している。
この楽曲はすでにDisclosureのDJセットで何度かサプライズ披露されており、6月には公式SNSでティーザー映像も公開されていた。ファンの間でリリースが待ち望まれていた楽曲である。
また、.Paakは近年、Coachella DoLabステージへの出演や、Fred again..との「place to be」、G-DRAGONとの「Too Bad」などでダンスミュージック路線を拡大。さらに別名義Pee .WeeとしてアナログDJセットも披露するなど、ジャンルを横断した活動を続けている。
今作について、両者はこうコメントしている。
Disclosure:
「Andersonはこれまで共演してきた中でも、最も才能のあるミュージシャンのひとり。ようやくこの曲が完成して本当にうれしい。ライブで一緒に披露できる日が楽しみだ。」
Anderson .Paak:
「このコラボは“とっくに実現すべきだった”もの。毎回この曲は盛り上がる。“何も考えずに踊れる”、まさに理想のバンガーだね!」
Disclosureは、9月から秋の北米ツアーを予定しており、シアトル、サンタバーバラ、メキシコシティ、ボストン、フォレストヒルズなどを巡る。今回のツアーではライブ楽器演奏を取り入れた新しいステージセットが導入される。一方、.PaakもKnxwledgeとのプロジェクトNxWorriesとして、9月から10月にかけて北米22都市を巡るヘッドライナーツアーを行う予定。