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NEW RELEASE

ベースミュージックの未来を担うHamdi、攻めと美しさが同居する新作EPをリリース

Hamdi - 『Abomination EP』

今年のGMO SONICにも出演した、ベースミュージック界の新星Hamdi(ハムディ)が5曲入りの EP『Abomination EP』をリリース。



Hamdiは、イギリス・オックスフォード出身のDJ/プロデューサー。SkrillexやMarshmelloとのコラボでも知られ、今や世界のベースミュージックシーンで注目される存在となっている。BPM140のダブステップやグライム、UKガラージの要素を融合させた予測不可能なグルーヴとヘビーなベースラインで、グローバルなオーディエンスを熱狂させてきた。
2021年には、SkrillexやFred again..をはじめとした多くのアーティストにサポートされた「Skanka」でブレイク。Princess Superstarの「Perfect」のヴォーカルサンプルを使用したフロアヒーター「Counting」(2023年)や、Skrillexとの「Push」(2024年)など次々と話題曲をリリースしている。

・Skrillex, Hamdi, TAICHU & OFFAIAH – Push



2025年1月にはさいたまスーパーアリーナで行われたGMO SONICに出演、その圧倒的なパフォーマンスは、日本のファンにも強烈なインパクトを残した。

■ HamdiのGMO SONIC 2025 レポートはこちら



また今年、活動の拠点をアメリカ・シカゴへと移し、Cermak Hallで1ヶ月にわたるレジデンシーを実施。UKアンダーグラウンドのサウンドを、ハウスミュージックの発祥地であるシカゴに持ち込み、新たなシーンの接点を作り出している。

そんなHamdiによる最新EP『Abomination』は、フランスのダブステップグループ・Visagesとのコラボレーション「Lamp」で幕を開ける。異国情緒漂うサウンドとHamdiの持ち味であるヘビーなベースのコントラストが印象的で、EPの序章として圧倒的な存在感を放つ。
Hamdiはこの曲について、「作るのが本当に楽しいトラックで、1年半以上も僕のセットの定番になってる。しばらくの間、僕のセットのオープニングとしてプレイしていたんだけど、とても楽しかった!」とコメントしている。なお、GMO SONIC 2025でもリリースに先駆けプレイされていた。


タイトルトラック「Abomination」は、ブリブリと鳴る荒々しいベースラインに「Abomination」のヴォーカルフックが耳に残るフロア直結型ダブステップ。まさにEPの顔とも言える攻撃的キラートラックだ。


続く「Ride Up To The Door」はBPM160の実験的なナンバー。バウンシーなドラムとヴォーカルループが生み出す独特の高揚感が特徴で、彼の多才な手腕を見せつける作品となっている。
Hamdiは今作について、「この曲をプレイするのが本当に好きなんだ。ボーカルをいじるのがすごく楽しかったし、セカンドドロップは間違いなく僕がこれまでに作ったものの中で一番のお気に入りだよ」とコメントしている。

EPのラストを飾るのは「Move On」。UKガラージのエッセンスをまとった優しく包まれるようなトラックで、Hamdiの音楽的レンジの広さと繊細なプロダクションが際立つ楽曲。
今作に関してHamdiは、「この曲は本当に特別。ずっとこんな曲を作りたかったんだけど、ついに“カチッとハマる瞬間”が来たんだ。とてもお気に入りだよ。」とコメントしている。

EPのリリースに際し、Hamdiは次のようにコメントしている。
「EPをようやく届けられて本当に嬉しい。このプロジェクトに心から誇りを持っているし、一つ一つのトラックを作るのが最高に楽しかった。ダブステップへの愛を根底に置きつつ、自分のプロダクションの異なる側面も探求したかったんだ。みんなに楽しんでもらえたら嬉しいね!」


このEPを皮切りに、Hamdiは本格的なUSツアー「Hamdi Football Club」に乗り出す。自身のサッカー愛を反映しつつ、彼のUKサウンドをアメリカに本格的に持ち込もうとしている。このツアーでは、Mall Grab、100 GecsのDylan Brady、LYNY、Taiki Nulightらが参加予定となっている。Hamdiの今後の活躍から目が離せない。