今年12月4日のプロモーション来日では、わずか1泊だけの日本滞在だったにも関わらず、『Mステ』に出演したり、記者会見まで開催。日本中のファンを熱狂させてくれたジャスティン・ビーバー。
最新アルバム『Purpose』(パーパス)には、スクリレックスが関わっていたり、ジャックUのヒットも収録。ガッツリEDMを取り入れたサウンドは、いまや『EDMポップス界の貴公子』とでも呼びたい頭ひとつ抜けた感が圧倒的です。
R&Bからバラード、アコースティックまで様々なタイプの音楽をこなしてきたジャスティンですが、EDMとの接点はかなり早い時期から。先見の目があったってことでしょうか。
というわけで、ジャスティンによるEDMヒット10選を、一気にドヒャっとオサライしましょう。時間を遡る形で追っていきます!
01. Justin Bieber “Children”
最新アルバム『Purpose』に収録の「Children」は、一発でサウンドからも分かるように、スクリレックスが関わっています。
現在公開中のクリップにはジャスティンは出ておらず、完全版ではないようですが、“子どもたち”というタイトル通りに、子どもたちがいっぱい登場して激しいダンスを披露。ダンス熱も触発されます。
02. Justin Bieber “I’ll Show You”
スクリレックスとブラッドことブラッド・ダイアモンズがプロデュースを手がけた「I’ll Show You」も、新作からのナンバー。EDM的なアプローチを使った新しいタイプのバラードです。
ジャスティンの濡れ(透け?)パンツ一丁姿も要チェック!(笑)。
03. Justin Bieber “Sorry”
アルバムに先駆けヒットした「Sorry」は、トロピカル・ハウスをいち早く取り入れたことでも話題になりました。この曲にもスクリレックスが曲作りとプロデュースで参加。スクリレックスってホント器用、感心させられます。
来日時の記者会見では、スクリレックスをジャスティンは「超ナイスなヤツ」と呼び、「仕事以外でも友だち」と話しています。
04. Justin Bieber “What Do You Mean?
ジャスティン初の全米No.1曲「What Do You Mean?」には、当初スクリレックスが関わっていると言われていたけれど、じつは手がけていたのはMdLという以前からジャスティンと関わりのあるプロデューサー。彼にも一気に注目が集まり、存在がクローズアップ。
ビデオの中でジャスティンの相手役を演じるのは元ヴィクシーモデルのセニア・デリ嬢。彼女にも一気に注目が。でもジャスティンのファンから多数の脅迫メールを受け取るハメにも…。
05. Jack U “Where Are U Now”
ジャスティン復活のきっかけとなったのが、このスクリレックスとディプロのユニット=ジャックUによるヒット「Where Are U Now」。ジワジワとチャートを上がって、最終的に大化け。先日のアメリカン・ミュージック・アワードで受賞を果たし、来年2月のグラミー賞にもノミネートを受けています。
曲の中で繰り返し出て来る高音サウンドは、あれはジャスティン自身の声を加工したものだそう。本人が明かしています。
06.Justin Bieber “All Around The World” featuring Ludacris
初期ヒット曲「Baby」で共演したことのあるラッパー、リュダクリスとのタッグを復活させた「All Around The World」。バキバキ系ではないけれど、EDMっぽいサウンドが聴こえてくるのでは?
07. will.i.am “#thatPower” featuring Justin Bieber
ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムとも組んでみせたジャスティン。「#thatPower」では、フューチャリスティックなアンセムを展開。
ビデオが、少々パクリっぽく見えてしまうのは、日本人なら仕方ないですよね…。
08. Justin Bieber “Beauty and a Beat” featuring Nicki Minaj
ニッキー・ミナージュと組んだこの曲も大ヒット。「Beauty And A Beat」とは、「ビューティ&ザ・ビースト」=『美女と野獣』をもじったタイトルだけど、どちらかといえば『美少年と野獣』じゃないかという気も(笑)。
プロデュースにはゼッドが関わっています。
09. Justin Bieber “As Long As You Love Me” featuring Big Sean
個性派俳優のマイケル・マドセンが、おっかな親父役で出てくる「As Long As You Love Me」のビデオは、短編映画のような作りです。後にアリアナ・グランデと交際(のちに破局)したラッパーのビッグ・ショーンも出ています。
少年から青年への移行期にあったジャスティンが、今となっては可愛らしい!
10. Far East Movement “Live My Life” featuring Justin Bieber
アジア系の4人組、ファーイースト・ムーヴメントのヒット曲「Live My Life」にもジャスティンは客演。レディー・ガガを手がけたプロデューサーのレッドワンや、LMFAOのレッドフーも関わっていました。
そういえば、ジャスティンはLMFAOのステージに飛び入りして、一世を風靡したシャッフルダンスを一緒に踊っていたことも!
どうですか? ジャスティンが早いうちからガッツリEDMと関わり、取り入れていたのを感じてもらえたでしょうか。
リミックスともなると、もっとフロア向けのバキバキ・バージョンも多数あります。ジャスティンの曲をDJセットに取り入れると、みんなが知っているため、盛り上がりがハンパない、というのでEDM系DJからもたっぷり愛を注がれているジャスティンなのです。
自分たちのセットでプレイするため、ジャスティンの「Sorry」のリミックスを制作中のW&Wのふたり。移動中の機上でアイデアを思い付き、会場入りする直前のバスの中で最終仕上げを。
その数時間後に会場でプレイしたら、もちろんフロアは大盛り上がり!
Justin Bieber
『Purpose』
UNIVERSAL MUSIC JAPAN
http://www.universal-music.co.jp/justin-bieber
Text by Hisashi Murakami