UKガラージ・リバイバルの最前線を走るSammy Virjiが、2ndアルバム『Same Day Cleaning』収録曲をもとにしたリミックスEP『Next Day Cleaning』をリリースした。
1996年生まれ、現在29歳のSammy Virjiは、現行UKガラージシーンにおいて最も注目を集めるDJ/プロデューサーのひとりだ。跳ねるようなバウンシーなベースラインを軸に、かつてのUKGが持っていたアンダーグラウンドな熱量と、現代的なポップセンス、多幸感に満ちたフロア感覚を融合。クラブからフェスまでを横断する独自のスタイルを築き上げてきた。
2025年9月にリリースされた2ndアルバム『Same Day Cleaning』は、疾走感あるリズムと温度感のあるメロディを両立させた全16曲を収録。クラブ即戦力のバンガーから、ソウルフルなヴォーカル・チューンまでを網羅し、Sammy Virjiの多彩なプロダクションを余すことなく提示する一作だ。UKクラブカルチャーへの深いリスペクトと、即効性のあるフックを併せ持ち、シーン内外に強い印象を残した。
リミックスEP『Next Day Cleaning』には、Bakey、Malugi、Douvelle19の3組が参加。それぞれのスタイルを反映したアプローチが施されている。
リーズを拠点に活動するBakeyは、UKガラージからブレイクビーツ、ジャングルまでを横断するプロデューサーだ。ラフでエッジの効いた質感を持ち味とし、クラブユースを強く意識したサウンドで評価を高めている。
EP冒頭を飾る「Dis Badman」リミックスでは、原曲の持つ重厚なムードをさらに押し広げ、ベースの存在感を強調した仕上がりに。ブレイクビーツ的アプローチと無骨な低域が組み合わさり、アンダーグラウンド志向のクラブ仕様へと仕上げられている。
ベルリンを拠点とするMalugiは、スピードガラージやトランス、ユーロダンスの要素を大胆に取り込むDJ/プロデューサーだ。ヨーロッパ発レイヴ・リバイバルを象徴する存在として、ハイテンポで高揚感の強いサウンドが注目を集めている。
Malugiが手がけた「925」のリミックスでは、レイヴ色の強いアプローチが前面に押し出される。躍動感あふれるシンセラインが楽曲を力強く牽引し、フロアの熱量を一気に引き上げるエネルギーを備えた仕上がりだ。
Douvelle19は、ジャジーかつソウルフルな要素を軸に、パンチ力のあるUKガラージを追求する新鋭プロデューサーだ。洗練されたメロディセンスと、フロアを確実に揺らすビートメイクに定評があり、次世代UKGを担う存在として注目を集めている。
Douvelle19による「Cops & Robbers(feat. Skepta)」リミックスでは、原曲が持つストリート感とSkeptaのボーカルを活かしながら、よりしなやかなリズムの躍動感を付与。重厚なベースを軸に、リズミカルなパーカッションと空間的な広がりを加えることで、ラップのキレを際立たせる洗練された仕上がりとなっている。
2026年に入り、Sammy Virjiの勢いはさらに加速している。UK最大級の音楽アワード「BRIT Awards 2026」では「Best Dance Act」にノミネートされ、同部門にはCalvin Harris & Clementine Douglas、FKA twigs、Fred again..(with Skepta & PlaqueBoyMax)、PinkPantheressといったアーティストが名を連ねている。
あわせて、12月に行われた東京公演の映像も公開されている。