Photo by ZEROTOKYO’s X
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Sammy Virji、初のアジアツアーより東京公演のフルセット映像を公開

UKGリバイバルの中心人物が東京で示した圧倒的な存在感

UKガラージ・リバイバルを牽引する最重要人物、Sammy Virji(サミー・ヴァージ)。先日行われた初のアジアツアーから、12月5日(金)に新宿・ZEROTOKYOで開催された圧巻のフルセット映像が公開された。

(Photo by ZEROTOKYO’s X)


1996年生まれ、現在29歳のSammy Virjiは、いまのUKGシーンにおいて最も目が離せないDJ/プロデューサーのひとり。トロンボーン奏者の父のもと音楽一家に育ち、幼少期からジャズ、ラテン、アフリカ音楽まで幅広いサウンドに触れてきた。やがてUKガラージやベースラインを軸にトラック制作を開始し、シャッフルビートと高揚感あふれるグルーヴ、キャッチーなボーカルサンプルを融合させた独自のサウンドで、着実に評価を高めてきた。


2025年は、彼にとって大きなターニングポイントとなる一年だった。世界最高峰のフェスCoachella、Tomorrowlandへの出演を果たし、9月には待望の2ndアルバム『Same Day Cleaning』をリリース。SkeptaやChris Lakeといったビッグネームとのコラボレーションでも大きな話題を呼び、その音楽性と表現力は世界中のフロアで高く評価されている。さらにDJ Mag Best of British Awards 2025では「Best Producer」を受賞。名実ともにUKを代表するトッププロデューサーの座に上り詰めた。



今回公開された映像の舞台となった12月5日のZEROTOKYO公演は、初のアジアツアーの一環として実施されたもの。2024年1月、CIRCUS TOKYOでの初来日公演が即日ソールドアウトした記憶も新しい中、今回はさらにスケールを拡大しての凱旋公演となった。当日のフロアは彼のプレイを待ちわびるファンで埋め尽くされ、Sammyがブースに姿を見せた瞬間、そのエネルギッシュなプレイと、トレードマークでもある笑顔が瞬時にフロアを魅了。最新アルバム収録曲に加え、Fred again..との共作「Talk of the Town」、さらには未発表エディットまで惜しみなく投入し、最後までスピードを落とすことなく駆け抜けた。今回公開されたフルセット映像には、その夜の熱狂が余すことなく刻まれている。



中でも大きな注目を集めたのが、Fred again..との新曲「Winny」のSammy Virji Edit。東京公演で世界初公開され、その後Fred again..本人に送られ、メキシコでのライブ配信でプレイされたことで存在が明らかになった。パンチの効いたブレイクビーツが炸裂するこのエディットに、会場は大歓声。サプライズ演出により、フロアの熱量は最高潮に達した。



アジアツアー完走直後、Sammy Virjiは自身のSNSで次のように感謝を綴っている。
「初のアジアツアーを終えたばかりだが、自分の音楽がこんな素晴らしい場所へ連れて行ってくれることに、心から幸運を感じている!遊びに来てくれたみんなに、大きな愛を。」

Sammy Virjiは、2026年3月から4月にかけてUK・ヨーロッパツアーの開催も発表しており、その勢いはさらに加速していく。今後の活躍からも目が離せない。