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Swedish House Mafia 名曲「One」ノーベル賞授賞式2025でオーケストラバージョン披露

プログレッシブハウス・アンセムを現代クラシックへ再構築、ストックホルム市庁舎で初演

Swedish House Mafiaのデビューシングル「One」が、2025年ノーベル賞授賞式にて交響曲アレンジとして披露された。

2010年にリリースされ、EDMシーンを象徴する楽曲として広く認知されてきた同曲が、格式ある式典の場で新たな表現へと昇華した形となる。


 
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アレンジを手がけたのは、スウェーデン出身の作曲家 Jacob Mühlrad。ストックホルム市庁舎で行われた演奏では、原曲のシンセ主体のサウンドを排し、オーケストラ編成による構成へと再構築された。Mühlradは、合唱作品「Anim Zemirot」で国際的評価を受けた作曲家として知られ、今回も現代クラシックの手法を用いて「One」を再解釈している。



ビジュアル演出は Alexander Wessely が担当。2025年授賞式のクリエイティブディレクターとして、会場空間に合わせた光のインスタレーションを制作した。WesselyはSwedish House Mafiaと長年にわたり協働してきたビジュアルデザイナーであり、今回の演出については「光の進化をたどる一連のインスタレーション」と公式リリースで説明されている。

2025年のノーベル賞授賞式は12月10日にストックホルムとオスロで開催。各分野の受賞者を称える式典と晩餐会が行われ、ノーベル平和賞はベネズエラの政治家で反体制指導者の María Corina Machado が受賞した。


 
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また、Swedish House Mafiaは、2025年の大晦日にアメリカ・サンフランシスコの巨大倉庫 PIER 80 で年越し公演を控えている。本公演については以下の記事をチェックしてほしい。