NEW RELEASE

Mau P、コーチェラで大きなバズを巻き起こした話題の新曲「TESLA」をリリース

Mau P - TESLA

オランダ出身のDJ/プロデューサー Mau P が、新曲「TESLA」をリリースした。


世界最大級のEDMイベント会社 Insomniac Events(「EDC:Electric Daisy Carnival」の主催)が運営するレーベル Insomniac Records から発表されたこのテックハウス・トラックは、Mau Pのキャリアにおける新たなマイルストーンとなる一曲だ。

重厚なベースラインに未来的なエッジを加え、アンダーグラウンドのエネルギーとフェス級の壮大さを両立。印象的にループする “I just popped a Tesla, ain’t no need to charge” というフレーズは、電気自動車とケミカルな“ハイ”という二重の意味を巧みに掛け合わせ、フロアの熱量を加速させる。タイトなパーカッションとシンプルながらもキャリアに裏打ちされたダンサブルな構成が、強烈な中毒性を放つ。


この曲が初披露されたのは、2025年4月のCoachella Saharaテント。数万人が詰めかけたプライムタイムのセットで、当時未発表だった「TESLA」がドロップされるや否や、会場は熱狂の渦に包まれた。さらに、その映像はTikTokやInstagramで拡散され、瞬く間にバイラルヒットへと発展した。


Mau PはBillboardのインタビューでこう語っている。
「Coachellaでプレイしてバイラルになるまで、この曲を信じてくれた人は誰もいなかった。常に直感を信じ、自分の信念を貫くべきだ。」

Maurice West名義で2010年代のEDMシーンに登場したMau Pは、2022年の「Drugs From Amsterdam」で世界的ブレイクを果たし、約2億3,000万回という驚異的なストリーミング数を記録。その後も、Tame Impalaのカバー「The Less I Know The Better」でBillboardダンスチャート1位、Solomun主宰レーベルDiynamicからの「Like I Like It」でBeatport1位を獲得し、確かなヒットメイカーとしての地位を築いた。



また、Mike Deanとの「On Again」、Diplo & Gunnaとの「Receipts」、そしてIni Kamoze「World-A-Music」(1984/Damian “Jr. Gong” Marley「Welcome to Jamrock」の元ネタ)を再構築した「Merther」など、多彩な作風でも注目を集めている。


Tomorrowland、EDC Las Vegas、Lollapaloozaなど世界的フェスで存在感を放つMau Pは、今夏、Brooklyn Storehouse、LA Historic Park、Red Rocks Amphitheatreといった象徴的会場でのヘッドライン公演を予定。さらに、8月から10月にかけてはイビサのPachaで自身のレジデンシー「Baddest Behaviour」を展開し、Seth Troxler、LP Giobbi、Hot Since 82、Haai、WhoMadeWhoら豪華ゲストと共に、エレクトロニック・ミュージックの新境地を切り拓いていく。「TESLA」は、そんな彼の快進撃を象徴する一曲。今夏、世界中のダンスフロアを“充電不要”の熱狂で満たすことは間違いない。