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Charlotte de Witte – The Realm

年間合計10万⼈来場の世界最⼤級ベースミュージックフェス「Rampage」アジア初上陸
11⽉28⽇(⾦) ZEROTOKYO「Rampage Roadshow Tokyo」開催決定
今から遡ること8年。
わずか14歳の少年が海外アーティストを招聘し、東京の夜を沸かせた…そんなニュースがシーンをざわつかせたのを覚えているだろうか。
2017年、渋谷・TK NIGHTCLUBで開催された「COME MUSIC FESTIVAL 2017」には、JOYRYDE、Dyro、Curbi、RetroVision、White&Black、LOOPERSが名を連ね、翌2018年には新木場・ageHaで「CORE MUSIC FESTIVAL 2018」を実現。Ummet Ozcan、Mike Williams、Brooks、Justin Mylo、Moksiらがステージに立った。

この規模のラインナップを日本に呼び込み、イベントを成功へ導いたのは、まさかの当時14歳だった“中学生”。
その衝撃の張本人こそ、現在22歳となったプロモーター/オーガナイザー、馬場 建(BABA TAKERU)さんだ。
今回は、彼がなぜ10代半ばでパーティを立ち上げるに至ったのか、そして年間来場者合計10万人を誇るベルギー発・世界最大級のベースミュージック・フェス「Rampage」をアジアに初上陸させるまでの道のりを、じっくりと聞いてみました。

EDM MAXX: まずは率直にお聞きします。なぜ中学生ながらにイベントを作ろうと思ったんですか?
馬場さん: もともと、自分はアーティストになりたかったんです。コネクションも全くなかったので、「自分でイベントを主催すればアーティストになれるかもしれないし、つながりもできるかも」と思ったのがきっかけでした。
EDM MAXX: 会場の交渉や海外アーティストのブッキングも、ご自身で?
馬場さん: はい、そうです!
最初はどの会場でやるか、ものすごく悩みましたね。まずはアクセスの良い渋谷・TK NIGHTCLUBで力試しをして、その後ステップアップして、当時日本で一番大きなクラブだった新木場・ageHaまでたどり着きました。
EDM MAXX: 当時、それだけの豪華なラインナップを招聘する中で、オーガナイザーが14歳だと知った海外アーティストたちのリアクションはどうでしたか?

馬場さん: みんな、めちゃくちゃ驚いてました(笑)。
でも逆にそれがきっかけで仲良くしてくれることも多くて、意外とやりやすさもあったんです。その中でも特に仲良くなったのは、年齢が近かったこともあって Curbi でしたね。
EDM MAXX: とはいえ当時は未成年。クラブの営業中には入れなかったのでは?
馬場さん: そうなんです。なので、イベントのセットアップをして自分のDJを終えたら、あとは大人に任せて22時前には家に帰ってました(笑)。
後日、イベントの映像を見て「こんな感じだったんだ!」って確認してましたね。
EDM MAXX: すごいですね……。まず中学生でそのビジネス的バイタリティがあること自体が本当に驚きです。
馬場さんご自身もDJをされているとのことですが、最初に影響を受けたDJやアーティストは誰ですか?

馬場さん: 小学生の頃は Linkin Park や Enter Shikari など、激しめのバンドが好きでした。なのでEDMにも入りやすくて、最初は Martin Garrix、Avicii、Skrillex など、いわゆるEDM黄金期のアーティストたちに影響を受けました。
その中でもベースミュージックに興味を持ち始めたきっかけは、当時SkrillexがDJセットでNGHTMREの曲をかけていたのを見たことです。そこからどんどんハマっていきましたね。
EDM MAXX: 当時、まだ少年ながらにイベントを仕掛けるオーガナイザーとして、どんなプロセスでパーティーを制作していたのか、ぜひ教えてください。
馬場さん: その頃は、音楽業界の知識がほとんどなくて、今思えば無謀でした(笑)。
それでも「他がやっていないことをやりたい」という気持ちだけで突っ走ってましたね。もちろん、たくさんの大人の方々のサポートもありました。
EDM MAXX: 馬場さんが立ち上げた「CORE MUSIC」についても教えてください。

馬場さん: 実は父の家業が建築業なんですが、その会社の中にイベント制作の事業部という形で「CORE MUSIC」を設立したんです。
最初に父へ「アーティストになるためにイベントを作ってコネクションを広げたい」と提案したときも、「いいじゃないか!」と意外とあっさり承諾してくれました(笑)。
この提案をする前には、オランダに数ヶ月滞在して、ADE(Amsterdam Dance Event)に行ったりして構想を練っていたんです。
EDM MAXX: 今はベースミュージックにどっぷりという感じでしょうか? 中学時代から現在までで、音楽の趣味や嗜好に変化はありましたか?

馬場さん: 今はそうですね、ベースミュージックが大好きですね。コロナ禍の時期に、よりディープな方向にハマっていきました。特にNGHTMREにはどハマりしてましたね。何度か来日してもらいたいと思ってブッキングの話もしていたんですが、スケジュールが合わずにまだ実現できていないんです。
EDM MAXX: 今回新たに仕掛ける〈Rampage Roadshow Tokyo〉(11⽉28⽇・⾦曜/新宿 ZEROTOKYO/20:00〜)について教えてください。
馬場さん: 〈Rampage Roadshow Tokyo〉は、年間来場者数約10万人を誇る、ベルギー発・世界最大級のベースミュージック・フェス〈Rampage〉のアジア版になります。

本場ベルギーの会場は、圧倒的な最新プロダクションで構成されたステージが魅力なんですが、何よりも初めてこのフェスに行ったとき、体の芯まで響く低音と迫力に打ちのめされて、「もうこれしかない」と思ったんです。





