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ULTRA JAPAN 2025特集: Argy

Argyが『ULTRA JAPAN』に初登場 – 世界中のフロアを揺らすメロディックテクノのキーパーソンを徹底解剖

2025年9月13日(土)・14日(日)にお台場で開催される「ULTRA JAPAN 2025」への出演が発表されたギリシャ出身のDJ/プロデューサーArgy。メロディックテクノを中心に、深い没入感とエモーショナルなサウンドで世界中のフェスティバルを魅了し続ける彼が、ついに日本の大型フェスに初登場する。
本記事では、Argyのキャリアとその音楽性、そして彼を知るための代表曲を紹介する。

■ メロディックテクノの革新者、Argyとは?



Argy(本名:Argyris Theofilis)は、ギリシャ・ロドス島出身。ロンドンで音楽テクノロジーを学び、2005年にSteve Bug主宰のミニマルレーベル・Poker Flatから「Love Dose」でデビュー。以降、Cocoon、Defectedなど名門レーベルに作品を発表し、90年代ハウスやミニマルテクノなど様々なスタイルを探求してきた。
そしてパンデミック後、転機が訪れる。楽曲「Ketuvim」がAnymaの目に留まり、Afterlifeに加入。その第一弾リリース「Tataki」はバイラルヒットを記録。インドのマントラ風のヴォーカルと、複数の目が異なる方向に動く独特なビジュアルで新たなArgy像を確立し、世界中のクラブシーンを席巻した。

■ Argy – Ketuvim



■ Argy – Tataki


その後「Aria」「Higher Power」などのヒットを経て、2024年にアルバム『New World』を発表。映画「マトリックス」シリーズから影響を受けた世界観の中で、感情と哲学が交差する音像を構築した。


■ 深く潜り、広く響く – Argyの音楽性とスタイル

Argyの楽曲は、ドラマティックで深い没入感を持つサウンドスケープと、エモーショナルなメロディを織り交ぜるスタイルが特徴だ。ダークで力強いベースラインに、神秘的なヴォーカルサンプルを効果的に使ったフックはフロアとの相性抜群。Afterlifeの主要アーティストであるAnymaやOmikiとのコラボレーションはさらに音に厚みと広がりを与え、アンダーグラウンドシーンを魅了し続けている。
また、リミックスワークにも定評があり、The Chainsmokers & Zerb「Addicted」やSwedish House Mafia「Lioness」、Alokの「Allein Allein」などをメロディックテクノへと変貌させたその手腕も注目に値する。

■ The Chainsmokers, Zerb, Ink – Addicted (Argy & Omnya Remix)


■ Swedish House Mafia – Lioness (Argy Remix)


■ Alok, INNERVERSE & FREY – Allein Allein (Argy Remix)


■ メロディックテクノの最前線 – ArgyのDJスタイル

ArgyのDJセットは、メロディックテクノを基軸に、観客を“音の旅”へと誘う構成力が特徴。
ベースはアンダーグラウンドだが、リミックス作品も多数あり、キャッチーで聴く者の感情を高揚させる展開力を持つ。TomorrowlandやEDC Las Vegas、Afterlife主要アーティストとしてのツアーなど、大舞台での実績も豊富で、神秘的で陶酔感のあるセットによって、唯一無二のフロア体験を作り上げる。

■ Argyのライブセット


■ Argyを知るならまずこの5曲

『ULTRA JAPAN 2025』を前に、Argyの楽曲の中から、EDMMAXX編集部が選んだ“今こそ聴くべき”珠玉の5曲をピックアップしていく。



1. Argy & Omnya – Aria

Argyの名を一躍知らしめた代表作。神聖さを感じさせるコーラスのループと、深く沈み込むようなベースラインが融合した本作は、Tomorrowland 2024 WEEK1で“最もプレイされた曲 TOP 10″に選ばれるなど、フェスティバルのアンセムとして浸透。Argyのセットの定番で、ライブではよりテンポアップしたOmikiによるリミックスバージョンが披露されることもある。



2. Anyma, Argy, MAGNUS – Higher Power

現行メロディックテクノシーンを牽引するAnyma × Argyコンビによる人気トラック。完成までに半年以上を要した今作は、ダイナミックで深いベースラインとMAGNUSによる幻想的なヴォーカルが光る、高揚感溢れる楽曲となっている。



3. Anyma & Argy & Son Of Son – Voices In My Head

Anyma × Argyコンビによる人気トラックをもう1曲紹介。Anymaの最新アルバム『The End of Genesys』に収録されているナンバー。印象的なヴォーカルフックは、Son of Sonが深夜に作業していた際「クリエイティブな声が私を眠らせてくれない」というアイデアが浮かび、それをAIボイスジェネレーターで形にしたもの。キャッチーで耳に残るヴォーカルフックと躍動感のあるベースライン、幽玄でミステリアスな雰囲気が漂うフロア映え抜群のトラックだ。



4. Argy, Omiki, Son of Son – RITMO

昨年11月にリリースされ、Argyのセットで定番となっている楽曲。呪文のようなヴォーカルフックとシンプルかつグルーヴィなベースラインが融合。中盤からは弾むようなビートとシンセが加わり、深い没入感とダンスの高揚感の両方が楽しめるナンバーだ。



5. HUGEL – I Adore You (Argy & MOR AVRAHAMI Remix)

リミックスワークにも定評のあるArgy。HUGELによるアフロハウスヒットをメロディックテクノの視点から再構築。屋外ステージでの多幸感ある瞬間を引き出す、フェス映え必至の一曲。



そんなArgyが『ULTRA JAPAN』に初登場。今、世界中で注目を集めるメロディックテクノの最前線を、東京で体感できる貴重な機会をお見逃しなく。




現在『ULTRA JAPAN』では、チケットの第2弾が発売中。
『ULTRA JAPAN 2025』の公式サイトや各チケットベンダーを通じて購入可能となっている。 また、2024年に新設され話題となった23歳未満限定の『U-23チケット』も引き続き販売されており、若年層にとってさらに手に取りやすい価格設定となっているのも注目ポイント。



2014年から始まり、記念すべき10周年を迎える『ULTRA JAPAN 2025』――その熱狂の瞬間を見逃さないためにも、チケットは早めにチェックしておきたい。 以下より詳細をチェック。

■ 各チケットベンダー公式サイト
ZAIKO:https://iflyer.zaiko.io/e/ultrajapan2025
LivePocket:https://t.livepocket.jp/e/bc3vn

■『ULTRA JAPAN 2025』開催概要
タイトル ULTRA JAPAN 2025 (ウルトラ ジャパン ニセンニジュウゴ)
開催日時 2025年9月13日(土)、14日(日)  開演11:00(開場10:00) ※雨天決行・荒天中止
開催場所 TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場 / 江東区⻘海)
公式SNS X: @ultrajapan / Instagram: @ultrajapan / LINE: Ultra Japan / TikTok: ultrajapan / Facebook: @UltraJapan
オフィシャルサイト URL:https://ultrajapan.com/
主催・企画・制作 ULTRA JAPAN 2025 実行委員会