
- NEWS
San Holo デビュー10周年記念ドキュメンタリー『WHAT IS LIFE?』公開
デビュー初期の初ツアーから、現在までの軌跡を振り返るドキュメンタリー

オランダ出身のDJ/プロデューサー・San Holoが、新たなサイドプロジェクト「san111」を始動し、その第1弾となる楽曲「one one one」を公開した。彼の音楽性を象徴する“エモーショナルなサウンドとギター”をさらに前面へ押し出し、ギターという原点へ回帰しながら、極めてパーソナルな領域をサウンドとして提示する新フェーズに踏み出したプロジェクトだ。
そして彼の音楽を語る上で欠かせないのが、ギターとの強い結びつきだ。キャリア初期からギターを創作の中心に据え、ライブではDJセットとギターを融合させたハイブリッドなパフォーマンスを展開。日本公演でもギターの生演奏を披露し、クラブミュージックでありながら“ライブ・ミュージック”としての強度を宿したステージでファンを魅了してきた。
🥹🥹🥹 pic.twitter.com/wXtGPTrSBk
— LuckyもえClubMusic (@MoeClubMusic) May 13, 2024
今回発表された新プロジェクト「san111」は、クリスマス直前にSNS上で公開されたギター演奏動画とともに突如アナウンスされたもの。San Holo自身が「音楽のダイアリー」と語るこのプロジェクトは、20年前に初めてギターを手にした頃のインスピレーションへと立ち返り、人生の中で浮かび上がる感情や記憶を、よりパーソナルに、より人間的に音へ落とし込む試みとなる。
第1弾シングル「one one one」は、そのコンセプトを明確に体現し、彼のルーツと現在地を繋ぐ象徴的な楽曲だ。柔らかく温かなトーンで鳴るギターの旋律が静かに空間を満たし、その上にSan Holoらしいエレクトロニックの質感が丁寧に重なっていく。ギターの温度感とサウンドの洗練が溶け合い、懐かしさとあたたかさ、そして淡い切なさを同時に宿した1曲となっている。