Photo by Anti Up’s Instagram
NEW RELEASE

Anti Up、Chris LakeとChris Lorenzoが再び魅せる – テックハウスとUKフレイヴァーが交差する最新キラー

Anti Up - I Cannot

Chris LakeとChris Lorenzoによるユニット・Anti Upが、新曲「I Cannot」をリリースした。


Anti Upは、イギリス出身の2人のDJ/プロデューサー、Chris LakeとChris Lorenzoによって2018年に結成された。 “ルール無用”のスタイルと圧倒的なエネルギーで、モダン・ハウスの流れを更新してきた存在だ。


Chris LakeはUKテックハウスを代表するプロデューサーとして、Black Book Recordsを拠点にグローバルシーンを牽引。キャリアの集大成とも言えるデビュー・アルバム『Chemistry』を今年リリースし、The Chemical Brothers「Galvanize」のリミックスでは第68回グラミー賞・最優秀リミックス・レコーディング部門にノミネートされた。さらに、1001Tracklistsが発表した「Top 101 Producers 2025」では堂々の3位にランクインしている。


一方のChris Lorenzoは、10年以上にわたり世界のクラブシーンで活躍。ジャッキン・ハウスとベースラインを融合した「House & Bass」スタイルを武器に、重厚で推進力のあるサウンドでフロアを揺らし続けている。今年5月にリリースされた「Appetite」もクラブヒットを記録し注目を集めた。


この2人がタッグを組むAnti Upでは、Lakeの洗練されたテックハウスの構築力と、Lorenzoのストリート感のある荒々しい質感が融合。テックハウス、ハウス、アシッドの要素を自在に行き来し、緻密な構成と圧倒的なグルーヴでクラブからフェスティバルまで熱狂を生み出す“ハイブリッド・クラブミュージック”を展開している。

■ Anti Upライブセット


新曲「I Cannot」は、そんな両者の個性がぶつかり合いながらも見事に調和した1曲。キャッチーなヴォーカル・フックが耳を捉え、最大の聴きどころはめまぐるしく変化するドロップ。重厚にうねるベースラインと洗練されたビートが重なり合い、聴くほどに高揚と陶酔を生み出していく。
今作は、2025年9月のPortola Festivalで初披露され、現場で熱狂的な反響を呼んだ後、正式リリースされた。先行公開された「Maximum」に続く、フェス現場から誕生したフロア・キラーであり、2曲は今年のAnti Upを象徴する存在となっている。

■ Anti Up – I Cannot


■ Anti Up – Maximum