世界のトップDJを投票で決定する「Top 100 DJs」。
先日、2015年の投票結果が発表されましたが、このランキングを主催するイギリスのダンスミュージック誌「
DJ MAG」がランカーに行ったアンケートを海外メディア「
EDM Tunes」が取り上げ話題となっています。
アンケートの質問のひとつに「ゴーストライターを使うDJについてどう思いますか?」というのがあるのですが、アーティストたちの回答は……。
今年、世界の頂点に立った「Tomorrowland」のレジデント、ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイクは
「この話題については多くの混乱があるように思う。
アーティストはミキシングや作曲、制作協力で人に手伝ってもらうことがあって、これはEDMに限った話じゃない。
誰かが手を入れることで、最終的にリリースされる音源の質が上がるならそれはあらゆる人間にとってベストだ。
ただ重要なのは、どのようにコラボが行われたかが明快であること、そして関係者の名前がクレジットされてちゃんと報酬が払われることだ」
とコメント。
さらに、2位のハードウェル、4位のアーミン・ヴァン・ブーレン、6位のデヴィッド・ゲッタは
「自分の曲を自分でプロデュースしてないんだったら、ただ正直にあるべきだ。ファンに嘘をつくべきじゃない」(ハードウェル)
「スタジオにさえいなかった誰かが、何の関係もない曲に名前をクレジットするのは間違っている。
ぼくはゴーストライターを使ったことはない」(アーミン・ヴァン・ブーレン)
「ゴーストライターを使うのとチームで働くのとじゃ全然違う。
全員の名前がクレジットされてちゃんと対価も払われ、チームとして活動するのは全くもって結構じゃないか」(デヴィッド・ゲッタ)
と回答しています。
いちリスナーの立場からは、楽曲制作に関わった人間が正直にクレジットされているか? ちゃんと報酬が払われているか? その判断は難しいところですが……。
この話題は今後も注目を集めそうです。
Text by EDM MAXX編集部(Gantai)