オープニングを飾るリードシングル「Time After Time」では、Sam Feldtらしいキャッチーなメロディーとヘビーなベースが融合。 進化したサウンドの世界観を提示する、アルバムの幕開けにふさわしい1曲となっている。
一方、昨年のリリース以来、約2,400万回のストリーミングを記録している大ヒット曲「Mi Amor」では、AnittaとJVKEという豪華アーティストをフィーチャー。 ラテンのリズムをSam Feldtのサウンド・スタイルに巧みに溶け込ませた、情熱的なダンス・ポップに仕上がっている。
また、リメイクやサンプリングで名曲に新たな息吹を吹き込んだ楽曲も収録されており、「My Heart Goes」ではOaksを迎えてリアーナの名曲「Disturbia」を大胆に再解釈。 ラテンとハードスタイルを掛け合わせた意欲的な1曲で、Sam Feldtのジャンルに縛られない音楽観を披露。 さらに、Jonas Blueとの共作プロジェクト“Endless Summer”名義で発表された「Crying On The Dancefloor」では、名曲「Better Off Alone」のメロディーを巧みにサンプリング。 フロア映え抜群の作品に仕上がっている。
そしてアルバムリリース直前に発表したシングル「Lonely Tonight」では、Sam Feldtらしさ全開の王道トロピカル・ハウス・スタイルも展開。 長年のファンにとっても嬉しい仕上がりの1曲となっている。
アルバムを通して、原点回帰と進化が共存する“現在進行形のSam Feldt”が体現されており、彼にとって新たなステージの幕開けを告げる1枚となっている。
Sam Feldは、アルバムリリースに際し以下のようにコメント。
Sam Feldt: 「アーティストとして、僕の音楽は常に自分自身の人生の旅を映し出してきた。 キャリア初期はトロピカルハウスを軸にしていたけれど、30代に入ってからは、それを進化させた“Future Tropical”という新しいスタイルの確立に本格的に取り組んできた。 人生の各ステージが、僕の音楽に大きな影響を与えている。 父親になった今、アルバム『Time After Time』は、成長や発見といった“誰もが歩んでいる道”について、一緒に考えるきっかけになってほしいという想いを込めて作った作品なんだ。 個人的にも、音楽キャリア的にも、僕にとって大きな意味を持つ一枚になっている。 Justin JessoとParson Jamesと共作した『Lonely Tonight』のような感情むき出しのバラードから、JVKEとAnittaと共に作った『Mi Amor』の情熱的なエネルギー、そして『Follow The Waves』の内省的で穏やかなムードまで――どの曲も、それぞれ違った“感情の風景”を描いている。 Ultra Music Festivalのメインステージで感じるような多幸感から、夜更けの静かな時間にふと立ち止まって考える瞬間まで、幅広い感情が詰まったアルバムだよ。」