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今や常識の曲名検索アプリ「Shazam」累計検索数1,000億回突破

世界の人口、1人あたり12回利用に相当

曲名検索アプリ「Shazam」が、累計楽曲検索数1,000億回を突破したことを発表。


Shazamは、2002年に英国でSMSサービスとしてスタート。当時は「2580」に電話をかけ、携帯電話を音楽にかざすと、曲名とアーティスト情報がテキストで送られる仕組みだった。2008年にApp StoreでiOS向けアプリとして登場し、人気アプリへ急成長。2011年に楽曲検索数が10億回を超え、2018年にはAppleが買収。2022年にはAppleシリコン搭載のMacへのネイティブ対応を果たし、進化を続けている。



近年では、iPhoneやApple Watchのアクションボタンを長押しするだけでShazamを起動できるなど、さらにシームレスな体験を提供。これにより使用頻度が増加し、累計検索数が1,000億回を突破した。これは、世界の人口1人あたり約12回利用した計算に相当。仮に1人が毎秒1曲認識した場合、1,000億回達成には約3,168年かかる計算となる。



Apple MusicおよびBeats担当副社長のOliver Schusserは、次のようにコメントしている。
「この記念すべき節目は、Shazamがどれほど多くの人々に楽しまれ、新しい音楽を発見するツールとして活用されているかを物語っています。私たちは音楽の発見を中心に革新を続け、誰もがどこで音楽を聴いてもShazamボタンを活用できる環境を提供していきます。」

また、Apple Musicでは、Shazamで検索された歴代トップ100曲を集めたプレイリストを公開中。1位は、オーストラリアのシンガーソングライターTones and Iによる「Dance Monkey」で、2019年5月のリリース以来、3,660万回以上検索された。ダンスミュージックの名曲も複数ランクインしており、故Aviciiの「Wake Me Up」、Major LazerとDJ Snakeのコラボ作「Lean On feat. MØ」、Daft Punkの「Get Lucky feat. Pharrell Williams & Nile Rodgers」などがプレイリストに含まれている。