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NEW RELEASE

LP Giobbi、アラバマ・シェイクスやポルトガル・ザ・マンらが参加した2ndアルバムをリリース

LP Giobbi - Dotr

アメリカのDJ/プロデューサーのLP Giobbi(L・P・ジョビー)が2ndアルバム『Dotr』をNinja TuneのレーベルCounter Recordsからリリース。


LP Giobbiは、カリフォルニア大学バークレー校でジャズピアノを学び、卒業後にSofi Tukkerにアドバイスをもらいながら、ダンスミュージックの制作を開始。2018年のデビュー以来、オシャレでメロディアスなDeep House〜ピアノハウスを世に送り出している。2023年デビューアルバム『Light Places』をリリース。世界中のフェスやラジオなどのDJセットリストを公開するサイト「1001Tracklists」が将来有望なプロデューサーを選出する「Future of Dance 2024」に選出されたほか、CoachellaやLollapaloozaなど多くのビッグフェスにも出演している。

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■ 7月に行われたKappa FuturFestivalのライブ映像

また、Taylor Swiftの「Cruel Summer」(2019年)やCalvin Harrisの「Lovers In A Past Life」(2024年)のリミックスも手掛けるなど、リミックスワークにも定評がある。



そんなLP Giobbiが2ndアルバム『Dotr』をリリース。
今作は、彼女がツアーやスタジオを行き来する生活の中で感じる「home」のような心地よさを捉えようとした作品である。5度のグラミー賞受賞歴を持つアラバマ・シェイクスのヴォーカリストBrittany HowardやPanama、Danielle Ponderなどがヴォーカルとして参加し、温かみのある豊かなメロディが随所に散りばめられている。

アルバムタイトルは、彼女が子供の頃、両親に宛てたメモに「Dotr」とサインしていたことに由来している。
LP Giobbiは「幼い頃、両親の枕元や家のあちこちに小さなメモを書いて置いていたの。今でも両親が誕生日カードなどをくれる時には、“Dear Dotr. ”から始まるわ。このアルバムは、娘であること、娘を持つこと、娘を愛すること。そして私の人生で最も大切な女性たちを称える作品です。」とコメントしている。
アルバムには、亡き母・義母Patricia Lynnからの最後の誕生日メッセージや、ピアノ教師Carolyn Hornとの最後の会話の録音が使われていて、『Dotr』は喪失から生まれた作品でありながら、悲しみを乗り越え、人生の意味を探求する喜びに満ちたプロジェクトとなっている。


 
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アルバム収録曲「Feel」はイギリスのシンガーソングライターJacob Banksをフィーチャー。LP Giobbiのトレードマークであるピアノのサウンドで始まり、ムーディーでダンサブルなビートに優しく包み込まれるようなJacob Banksヴォーカルがマッチした作品となっている。


「Bittersweet」はポルトガル・ザ・マン(Portugal. The Man)をフィーチャーした作品。
LP Giobbiはポルトガル・ザ・マンのアルバム『In the Mountain in the Cloud』(2011年)を聴いて以来、彼らの大ファンで、アルバムを聴きながら深夜に何度もリビングでエアギターを弾いていたという。2年前に彼らの楽曲「What, Me Worry?」のリミックスを依頼されたときは「感動で気絶しそうになった」とコメントしている。その後も交流があり、何曲か提供された曲の中から「Bittersweet」が生まれたという。グルーヴィーでシックなファンクのビートに浮遊感のあるヴォーカルがのったメロウな楽曲だ。




「Until There’s Nothing Left」はロックバンド、アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes)のヒット曲「Don’t Wanna Fight」をフロアライクなサウンドにリメイク。力強く伸びやかなBrittany Howard(ブリタニー・ハワード)のヴォーカルに渦巻くようなシンセとビートを加え、LP Giobbiの真骨頂とも言えるエモーショナルなサウンドに仕上がっている。




アルバムのラストトラック「Outro: Mama, Mama, Many Worlds I’ve Gone Since I First Left Home」ではLP Giobbiが初めて歌声を披露。Grateful Deadの名曲「Brokedown Palace」でも使用されているフレーズ「Mama, mama, many worlds I’ve come/Since I first left home(ママ、ママ、家を出てからたくさんの世界を巡ってきたの)」という歌詞は、彼女の人生の軌跡と、1年で300日近くツアーを行うアーティストとしての生活を象徴するものであり、故郷に帰るようなあたたかさも感じさせる作品となっている。



LP Giobbiは10月下旬より北米ツアー「Way Back Home Tour」が決定している。
(詳しいツアー日程は公式HP:https://www.lpgiobbi.com/ へ)


 
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