「Bittersweet」はポルトガル・ザ・マン(Portugal. The Man)をフィーチャーした作品。
LP Giobbiはポルトガル・ザ・マンのアルバム『In the Mountain in the Cloud』(2011年)を聴いて以来、彼らの大ファンで、アルバムを聴きながら深夜に何度もリビングでエアギターを弾いていたという。2年前に彼らの楽曲「What, Me Worry?」のリミックスを依頼されたときは「感動で気絶しそうになった」とコメントしている。その後も交流があり、何曲か提供された曲の中から「Bittersweet」が生まれたという。グルーヴィーでシックなファンクのビートに浮遊感のあるヴォーカルがのったメロウな楽曲だ。
アルバムのラストトラック「Outro: Mama, Mama, Many Worlds I’ve Gone Since I First Left Home」ではLP Giobbiが初めて歌声を披露。Grateful Deadの名曲「Brokedown Palace」でも使用されているフレーズ「Mama, mama, many worlds I’ve come/Since I first left home(ママ、ママ、家を出てからたくさんの世界を巡ってきたの)」という歌詞は、彼女の人生の軌跡と、1年で300日近くツアーを行うアーティストとしての生活を象徴するものであり、故郷に帰るようなあたたかさも感じさせる作品となっている。