©️Deanie Chen
NEW RELEASE

2024最大のアフロハウス・アンセムにCamila Cabelloがサプライズ参加

Adam Port, STRYV - Move ft. Camila Cabello

Adam Portが大ヒット曲「Move」のCamila Cabelloが参加した最新バージョンを発表した。




「Move」は6月のリリース以来、4週間でストリーミング再生数が1億回を突破。Spotifyの全世界におけるデイリーチャートとなる「TOP50 – GLOBAL」では110日間連続ランクインし、また今年のベルギー発の世界的フェス「Tomorrowland」で「最もプレイされた10曲」にも選ばれ、昨今のアフロハウス・ムーヴメントを代表する1曲となった。



Adam Portはドイツはベルリン出身。RAMPA、&MEと共に「Keinemusik」なるレーベル兼コレクティブを2009年に発足し、新しいスタイルのハウス・ミュージックを提唱し、現代ではアフロ・ハウス〜メロディック・ハウスの代表的アーティストとしてIBIZAをはじめ世界的な人気を誇る。コレクティブの活動はプロデュース面においても、Dua Lipaの「Houdini」をAdam Portがオフィシャルでリミックスし、Drakeのアルバム『Honestly, Nevermind』では&MEとRampaが「Falling Back」と「A Keeper」の2曲を手掛けるなど多方面に広がっている。



ニューヨーク出身で現在LAを拠点に活動するプロデューサー兼ソングライターで本作のヴォーカルも務めるSTRYVは、最近ではKanye WestとTy Dolla $ignとのアルバム『Vultures』で 「Paid 」をプロデュース。他にもJason Derulo、Ava Max、Rita Ora、 Galantis、CKayなどポップ、ダンス〜アフロなどジャンルを超えた活躍で注目を集めている。



Camila Cabelloはキューバのハバナ生まれ。アメリカ版オーディション番組『Xファクター』をきっかけに結成されたFifth Harmonのメンバーとしてそのキャリアをスタートさせ、2017年にソロ・デビューすると1stアルバム『Camila』は全米1位を獲得。その年のグラミー賞で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を含む2部門にノミネート。さらに2019年にはShawn Mendesとのコラボ曲「Senorita」で自身2度目となる全米シングル1位を獲得すると、同年2ndアルバム『Romance』をリリース。2022年にはEd Sheeranとのヒット曲「Bam Bam」を含む3rdアルバム『Familia』を発表し、ルーツとなるラテンミュージックを基にした楽曲群で4度のグラミー・ノミネートと世界的人気を誇るポップ・アイコンとなった。今年は自身の出身地であるマイアミにインスピレーションを受け、DrakeやLil Nas Xなど豪華アーティストが参加した4thアルバム『C,XOXO』(シー,エックス・オー・エックス・オー)を発表し、新たなアーティスト性を打ち出し話題を集めたばかりだ。



発端は9月頭にSTRYVのインスタグラムにて、Camila Cabelloとスタジオでの2ショット写真をアップした事でファンの間で楽曲コラボの話題が浮上。


その後、Adam PortとSTRYVのDJパーティーにサプライズで彼女がブースに登場し大きな話題を集めた。



大ヒットを記録したダンスミュージックに新たに世界的なスーパースターを起用し、更なるヒットを狙う流れはよくあるが、新たに生まれ変わった「Move」は、原曲のシンガーであるSTRYVのヴォーカルと神秘的で浮遊感溢れるトラックはそのまま尊重し、ラテンにルーツを持つ彼女の官能的なヴォーカルがしっかりとハマった事で、新鮮なエネルギーとグルーヴを注入する事に成功している。(当初はラテン界のスター歌手=Rauw Alejandroも参加していたが制作の初期段階で脱退したらしい)。「2024年のサマーソング」が、この最新バージョンでさらに勢いを加速させ「2024年を象徴する1曲」というネクスト・レベルに達するのが楽しみだ。