Fred again.. Atlantic Records
NEW RELEASE

Fred again..新章の幕開けとなる最新アルバム『ten days』

Fred again.. - ten days

今年のグラミー賞で2部門を受賞し、更なる注目を集めるイギリスのDJ/プロデューサーのFred again..が最新アルバム『ten days』をリリース。


この作品はグラミー賞の「最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム」を受賞した2022年の3rdアルバム『Actual Life 3 (January 1 – September 9, 2022)』に続く4枚目のアルバム。コロナ渦の中で発表された3枚の『Actual Life』シリーズは知人のアーティストやSNSにアップされていたシンプルなボイスサンプルを題材に、ダンスミュージックのフォーマットを取りながらも彼自身の日記を覗き見るような内省的でメランコリックな作風が時世とリンクし、世界中で評価され一躍時の人となった。




今作は今までのシリーズからタイトルを一新はしているが「ごくパーソナルな10日間についての10曲」をアイデアの元に、今までと同じように彼の私小説的な作品に仕上がっている。



Fred again..は10代の頃にアンビエント・ミュージックの巨匠であるBrian Enoに師事し、EnoとUnderworldのKarl Hydeとのコラボプロジェクトでプロデューサーとしてデビュー。その才能は一気に業界で話題となり、以降はEd Sheeran、Charli XCX、BTS、Stormzyまでジャンルも様々に世界的アーティスト達のソングライター、プロデューサーとして大活躍。2020年、イギリスの音楽賞「BRIT AWARDS」で最優秀プロデューサー賞を受賞すると、アーティスト活動を行い、その躍進具合は世界中の目のする所となる。特に盟友のSkrillexとFour Tetとの3者コンビでの活動はぞれぞれの楽曲での共作だけでなく、3人によるB2BセットだけでNYのマディソン・スクエア・ガーデン公演を完売させ、2023年のコーチェラでもFrank Oceanの代役として急遽3者B2Bとしてヘッドライナーを務め上げ、ダンスミュージック・シーンを代表するスーパースターの一人となった。今年8月にイギリスのフェス「レディング&リーズ・フェスティバル」でダンス/エレクトロニック・アクトとして初のヘッドライナーを務める偉業を達成し、現在は北米の都市を巡るツアーを行うなど常にその一挙一動が注目されている。


今作は「10日間についての10曲」のコンセプトに合わせて10曲分の短いインタールードを挟んだ10曲が収録されている。昨年リリースされUKでプラチナ・セールスに輝いた「adore u」やBruno Marsとのユニット=Silk Sonicの相方としても知られるAnderson .Paakが参加したドラムンベース・チューン「place to be」など既にリリースされたヒット曲も。目玉となるのは盟友Skrillex、Four Tet、さらにFredとも縁の深いユニット=Joy Anonymous、Duskusを迎えた2024年版のUnderworld「Rez」ともいうべきフロアチューン「glow」、今年のフジロックにも出演のSampha参加の「fear less」、SOAKの2020年作「I’m Alive 」をFredのクラシック上がりの流麗なピアノと融合させたハウス曲「just stand there」、1995年のカントリー・シンガー=Emmylou Harrisをリワークした「where will i be 」、Dirty Hit所属のシンガーソングライターThe Japanese Houseの2023年「Sunshine Baby」とアメリカのDJ=故Scott Hardkissの楽曲を元にしたブレイクビーツ「backseat」で幕を閉じる。どの作品もFred節を感じさせながらも彼の新たなサウンドスケープを体感出来る1枚に仕上がった。




今回のアルバム発表1ヶ月前に、これらの新曲をごく近しい友人を集めてビルの屋上で演奏するパーティーの模様をYouTubeで公開。




そして最新アルバム『ten days』もリリース前日に世界40都市以上で一足早いリスニングパーティーを開催し、その中には日本も含まれていた。これはレコード・レーベルを通してではなくDiscordにあるFred again..のコミュニティーで世界中のファンが自主的にゲリラ開催したものであり、その次世代的なアプローチも話題になった。東京は下北沢で行われたパーティーの模様をアップしたSNSに対してFred本人も「日本に行くのが待ちきれない!」とコメントを加えて拡散、念願の来日公演が実現を楽しみにしたい。