Sony Music Official
NEW RELEASE

Porter Robinson インディーロックに接近した唯一無二の最新アルバム

Porter Robinson - Smile! :D

ここ日本でも根強い人気を誇るプロデューサーPorter Robinson (ポーター・ロビンソン)が3枚目となる最新アルバム『Smile! :D』をリリースした。



アメリカ出身のPorter Robinsonは2014年にデビュー・アルバム『Worlds』をリリースし、2016年のMadeonとのコラボ「Shelter」やサイド・プロジェクトとなる音楽系リズムゲームやトランスからの影響を反映させた別名義Virtual Self (ヴァーチャル・セルフ)など独自の世界観と音楽性を構築し、世界的なEDMシーンはもちろん、アンダーグラウンドやサブカルチャー層からの支持も厚い存在だ。2019年にはVirtual Self「Ghost Voices」がグラミー賞にノミネート。日本からの影響も如実に現れた2021年のセカンド・アルバム『Nurture』を経て、2023年の来日公演は全会場ソールドアウトを記録するほどここ日本でも圧倒的人気を誇っている。


そんな3年ぶり、3枚目となる最新アルバム『Smile! :D』を発表した。今年の春先から本人のSNSアカウントでも示唆されていた通り、パブリックイメージとなるエレクトリック・ミュージック、DJ的な要素は影を潜め、代わりに初めてのギター演奏にも取り組んだ、インディーロックを大々的に取り入れた意欲作となった。だがそこにはダンス・ミュージック、ポップ・ロック、J-POPなど様々な要素がクロスオーバーしながらも彼らしい唯一無二の音楽性や切ない世界観が表現されている。先行配信されたシングル「Cheerleader」ではギターを掻き鳴らす印象的なMVで新しいスタイルを提示し、「Knock Yourself Out XD」に続く「Russian Roulette」では後半にレイヴ感ある打ち込みビートを織り交ぜフレッシュな展開を聞かせてくれた。「Kitsune Maison Freestyle」でもダンスとポップを見事に融合させ、これら4曲を含む全10曲のアルバムは、本人曰く自身のキャリアの中で「最も楽しく、最も傷心しているアルバムかもしれない」と語るほど、臆病で内気な本来の自分と、誰も止めることのできないポップな存在の二面性が幅広く表現された作品に仕上がっている。




また本作は日本のファンへのサプライズとして国内盤CDが8月28日(水)にリリースも決定している。こちらは通常盤に加え、7インチ・サイズ紙ジャケット仕様の完全生産限定盤の2形態で、さらに日本語オリジナル・デザインブックレットを始め、歌詞対訳に至るまでをポーター自身が監修し、手書きのメッセージもブックレット内に収録された想いのこもった作品となる予定だ。

また本作を冠した自身初のフルバンドセットでの世界ツアーの開催が決定しており、2025年2月には東名阪福での来日公演も予定されている。