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Twitch”DJ向け新プログラム発表”著作権問題がクリアに

DJはレーベルや権利保有者への支払いを通じて、著作権保護された楽曲をLIVE配信で使用可能に

LIVE配信プラットフォーム・Twitchが、2024年7月から開始される新プログラム「Twitch DJ Program」を発表。
このプログラムにより、DJは、レーベルや権利保有者への支払いを通じて、著作権で保護された楽曲を配信中に使用できるようになる。


ゲーム配信が主流だったTwitchは、2020年のロックダウン以降、音楽配信の人気が急増。2023年には1億6,200万時間の音楽コンテンツが視聴され、Twitchで配信するDJの数は2020年初頭から4倍以上に増加した。
ロックダウン時には、Nicky RomeroやSteve Aokiなど世界的アーティストもTwitchを通じてパフォーマンスを世界に届けた。
しかし、DJ配信者たちは、楽曲利用における著作権の問題により、ストリーミングコンテンツに制限があった。

■2020年3月に行われたNicky RomeroによるTwich LIVE配信映像



■2020年3月に行われたSteve AokiによるTwich LIVE配信映像


この問題を解決するために、Twichは、Universal Music Group、Warner Music Group、Sony Musicなどのメジャーレーベルと協力、DJ配信者が既存の楽曲をライブ配信できるようになった。
配信者は収益の一定割合をレーベルや権利保有者に支払うことで、著作権で保護された楽曲を使用できる。
Twitchはレーベルへの支払い費用を半分負担し、収益化している配信者のみがこの支払いの対象となる。収益化されていないDJの費用はTwitchが負担する。



TwitchのCEO・ダン・クランシーは、新プログラムについて以下のようにコメント。
Dan Clancy : “Today we’re announcing a dedicated program that will enable DJs to stream the vast majority of popular music in a new DJ Category. This is made possible by a first-of-its-kind partnership with hundreds of companies, including all of the major labels–Universal Music Group, Warner Music Group, Sony Music and a large number of independent labels and other rights holders represented by Merlin. We’re proud to be the first major service to provide a safe, long-term home for DJs to livestream, and we are excited to now be able to promote and support these creators as they build communities on our service and beyond.”

Dan Clancy「DJが、大衆音楽の大半をストリーミングできる専用プログラムを発表します。これは、ユニバーサルミュージックグループ、ワーナーミュージックグループ、ソニーミュージックを含む主要レーベル、そしてMerlinがまとめている独立系レーベルや、その他の権利保有者との数百社に及ぶ初のパートナーシップによって実現しました。DJがLIVE配信を行うための安全で長期的な場所を提供する、初の主要サービスであることを誇りに思い、これらのクリエイターが私たちのサービス内外でコミュニティを構築する際に、彼らをPRしサポートできることを嬉しく思います。」

Twitch DJ Programについての詳細はコチラ