第66回グラミー賞授賞式が、日本時間2023年2月5日に米ロサンゼルス、クリプト・ドットコム・アリーナにて開催。
アメリカの人気テレビ番組『ザ・デイリー・ショー』の司会でも知られるコメディアンのトレバー・ノアが今年で4回目となる司会を務め、多くの人気アーティスト達が壇上にあがった。
ダンスミュージック/エレクトロニック部門についてはこれまであった「ダンス/エレクトロニック・レコーディング部門」と「ダンス/エレクトロニックアルバム部門」に加えて、今年から「ポップ・ダンス・レコーディング部門」が追加された。
ダンス/エレクトロニック・レコーディング部門
最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞には、2023年1月にリリースされ昨年のクラブアンセムの一つとなった「
Skrillex, Fred again.. & Flowdan / Rumble」が選ばれた。
Skrillexは今回で9回目のグラミー賞受賞であり、ダンス/エレクトロニック部門において、2位のDaft Punk(6回受賞)にさらに差をつける最多受賞者となった。
◆最優秀賞
・Skrillex, Fred again.. & Flowdan / Rumble
◆ノミネート楽曲
・Aphex Twin / Blackbox Life Recorder 21F
・James Blake / Loading
・Disclosure / Higher Than Ever Before
・Romy & Fred again.. / Strong
ダンス/エレクトロニックアルバム部門
最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞には、最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞も獲得した
Fred again..が選ばれた。
Fred again..は、ダンス/エレクトロニック・レコーディング部門(Romy & Fred again.. / Strong)とニューアーティスト部門(新人賞)にもノミネートされており、今回のグラミー賞で注目を集めたアーティストの一人である。
このアルバムは彼が2021年からリリースしているリアルな日記的作品”ACTUAL LIFE”シリーズの第3弾となり、日記的なアプローチが取られた楽曲は、友人からのヴォイス・メッセージやインスタグラムをスクロールしている中で見つけたビデオ、そして自身の人生において重要な記録をサンプリングしながら、彼が経験してきたこと、また感じたことを記した個人的記録となっている。
◆最優秀賞
・Fred again.. – Actual Life 3 (January 1 – September 9 2022)
◆ノミネートアルバム
・James Blake – Playing Robots Into Heaven
・The Chemical Brothers – For That Beautiful Feeling
・Kx5 – Kx5
・Skrillex – Quest For Fire
ポップ・ダンス・レコーディング部門
「ポップ・ダンス・レコーディング」部門では、アップテンポで踊りやすいトラックにポップなメロディやボーカルが加わった楽曲が選出され、
David Guettaや
Calvin Harrisなどがノミネートした。
最優秀ポップ・ダンス・レコ―ディング部門には、オーストラリアの歌手・
Kylie Minogueの
Padam Padamが選ばれた。
数々のヒット曲を世に放った
David Guettaの楽曲が2曲ノミネートし、ダンス/エレクトロニック・レコーディング部門での初受賞(リミックス部門では2回受賞)が期待されたが、今回も受賞を逃す結果になった。
◆最優秀賞
・Kylie Minogue / Padam Padam
◆ノミネート曲
・David Guetta, Anne-Marie & Coi Leray / Baby Don’t Hurt Me
・Calvin Harris Featuring Ellie Goulding / Miracle
・Bebe Rexha & David Guetta / One In A Million
・Troye Sivan / Rush