世界中のダンスミュージックファンに贈る世界最大級の祭典「Ultra Music Festival(UMF)」が、アメリカ・マイアミで3月29日〜31日に開催されました♪
1999年からスタートした「UMF」は、今回で21回目。
例年通り、超豪華なラインナップだったわけですが、これまでとの大きな違いは会場。今年はマイアミ市街にあるBayfront Parkから、新天地Historic Virginia Key Beach Park & Miami Marine Stadiumへと舞台が変更されました。果たしてそこはどんな会場だったのか。
そして、肝心の内容は……?
さらに「UMF」ならではのサプライズは……?
今年の「UMF」を振り返ります!
新天地はこれまでの3〜4倍、スケールも格段にアップ!
ダウンタウンにあったBayfront Parkに比べ、新会場のHistoric Virginia Key Beach Park & Miami Marine Stadiumはまわりに高層ビルなど何もなく、それだけにフェスへの没頭感はこれまで以上。そして、なにより会場がホントに広くて(体感的には3〜4倍!)、ロケーションもスケールアップ!
会場の端から端まで歩くとおおよそ30分と結構かかるものの、そこはマイアミ。とにかく景色がキレイで、なおかつ会場内には様々な空間&オブジェがあってそれらを見ているだけでもとっても楽しい♪ 蛍光灯のようなネオン管を利用したモミュメントがあったりして、夜はそれがとてもキレイでした☆
ちなみに、アクセス的には以前よりもちょっと大変で、特に行きよりも帰りが……! 初日はフェス終了後にダウンタウンまで数時間かけて歩いた人も。
主催者側からもアクセス面に関しては様々な声明が出ていましたが、来年遊びに行くなら帰りの動線を事前に確認しておくのがオススメです(来年も同じ会場で開催するかはわかりませんが)。
メインの他、4つのステージが登場したMiami Marina Stadium
今回はEDMが中心のMiami Marina Stadiumとハウス&テクノ中心のRESISTANCE ISLANDと2つのエリアに分かれていて、それぞれに4つずつステージが登場。
Miami Marina Stadiumは地面がほぼアスファルトで「ULTRA JAPAN」の会場であるお台場に似ている感じ。
しかし、その規模感はハンパなく、アーティストやVIPは会場にボートで入り、一般のお客さんもフェリーで会場まで向かうことができたりもして、入場からしてひと味違う感じはさすが天下の「UMF」。
Miami Marina StadiumにはメインとなるULTRA MAIN STAGEの他、LIVE ARENA、ULTRA WORLDWIDE、UMF RADIOと4つのステージがあり、注目はやっぱりULTRA MAIN STAGE。毎回豪華なセットが目を引きますが、今年はシンプルながらすごく立体的な感じで、フォルムも鋭角的でかっこよかったです☆
また、ULTRA WORLDWIDEからは海が一望でき、その雰囲気は格別。さらにはこれまで会場内の奥にあったUMF RADIOが今年は動線上のいい場所にあって、例年以上に盛り上がっていたのが印象的でした。
RESISTANCE ISLANDは風光明媚でアートな雰囲気もたっぷり
一方、Carl Cox MegaStructure、REFLECTOR、ARRIVAL、OASISの4つステージからなるRESISTANCE ISLANDはなんとも風光明媚で、間近に海があり、会場内は砂浜と芝生がメイン。そして、ヤシの木なんかもあったりしてトロピカル気分もたっぷり。
さらに、Miami Marina Stadium以上にビジュアルアーティストの作品が数多く展示され、それは今までとは違うところ。特に、夜になると自然とアートが融合した独特な雰囲気があって、そのコントラストがまたステキ☆ 果てしなく広がる青空のもと踊り、夜は夜でガンガンのレーザーが瞬く中で熱狂したり、仄暗い妖艶な世界で音楽に没頭したり、様々な遊び方ができるのも大きな魅力でした。
また、ステージ以外にもハンモックやアンティークのソファーなどが設置されているエリアがあちこちにあって、海風を感じながらチルアウト&休憩できるのはなんとも嬉しいところ。しかも、インスタ映えも抜群で、今年はより一層写真映えする場所が数多くありました。
豪華な出演者が続々登場、大熱狂のULTRA MAIN STAGE
計8つのステージの中でも、やっぱり盛り上がっていたのはULTRA MAIN STAGE。初日にはフェデ・ル・グランドにニッキー・ロメロ、アレッソ、ティエストと豪華リレーが続き、ラストはマシュメロ。
また、開催前からちょっとした話題になっていたケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースがステージに登場し、わずか5分程度の出演でしたが、完全かぶりものスタイルにちょっと(笑)
2日目には、キャッシュ・キャッシュやナイトメア&スレンダー、チャミの後にはアーミン・ヴァン・ブーレンが登場! 相変わらずキレッキレのセットは破壊力抜群で、ラストは昨年の「ULTRA JAPAN」同様“Blah Blah Blah”でオーディエンスが大熱狂。さらにはゼッドが続き、この日の〆はマーティン・ギャリックス。
そして、最終日にはオリヴァー・ヘルデンスやアフロジャック、デヴィッド・ゲッタが登場し、大トリにはザ・チェインスモーカーズ。ヒット曲連発で終止会場は大盛り上がりでした。
YouTubeにはプレイムービーが数多くアップされているので、ぜひチェックしてみてください。
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その他にも、Carl Cox MegaStructureは相変わらずメインと遜色ない盛り上がりだったし、ギャランティスやイレニアム、デッドマウスらが登場したLIVE ARENA。
スクリレックスとボーイズ・ノイズによるユニット、ドッグ・ブラッドのパフォーマンスに大熱狂のULTRA WORLDWIDEなど、やっぱり「UMF」はスゴかったです!
今年もサプライズが盛りだくさん!
20周年記念の昨年は、スウェディッシュ・ハウス・マフィアのリユニオンというビッグなサプライズに沸きましたが、今年も様々な場面で驚きが盛りだくさん。これも「UMF」の魅力です。
初日は、ULTRA MAIN STAGEのトリを飾ったマシュメロのステージに、絶賛大注目の気鋭ラッパー:ロディー・リッチが飛び入り参加。昨年リリースされた2人のコラボ曲“Project Dreams”を披露してくれました。
2日目は、同じくULTRA MAIN STAGEのナイトメア&スレンダーのときに、NBAで活躍したレジェンドで、現在はDJでもあるシャキール・オニールことシャックとリル・ジョンが登場!
さらに、アーミン・ヴァン・ブーレンのときには、伝説のバンド:ヴァン・ヘイレンのボーカリスト:デイヴィッド・リー・ロス。“Jump”を披露し、会場は大盛り上がり。
また、3日目のUMF RADIOには2日目のULTRA MAIN STAGEの大トリをつとめたマーティン・ギャリックスがまさかまさかのサプライズプレイ。2日連続のスターの登場に会場は沸きまくっていました。
今年も「UMF」はホントにスゴかったわけですが、すでに2020年の開催も発表されています!
そして、その前、9月14日(土)、15日(日)には「ULTRA JAPAN」が開催です。今年は果たしてどんなドラマが待っているのか、楽しみですね!
Text by EDM MAXX編集部