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EDC Japan 2017来日直前!ゼッドに独占インタビュー

新曲“Stay”が絶好調のゼッド(Zedd)。日本初上陸の「EDC Japan 2017」で待望の来日が迫るなか、新曲のミュージックビデオ、ニューアルバム、話題のヘッドフォンなどなど、ガッツリ電話で語ってくれました。

映画『モアナと伝説の海』のエンドソング“How Far I’ll Go”を歌うアレッシア・カーラとコラボした新曲“Stay”が絶好調のゼッド

Zedd & Alessia Cara 2ショット

その新曲ミュージックビデオ、ニューアルバム、コラボ、「EDC Japan 2017」での来日、そして日本のデザイン&音響チームと組んだヘッドフォン”Double Zero”についてなど、電話で直撃インタビューを実施!

——LAにいるんですか?

そうだよ、LAだよ。1週間ほど自宅にいて、その後またライブに出掛けることになっている。

——いつも世界を飛び回っている身としては、自宅でゆっくりできる貴重な時間ですよね。

そうそう、いつも世界のあちこちを旅しているかスタジオに入っているから、ほとんど家にはいないんだよね。



——日本でも新曲“Stay”の評判がすごくいいんです。

良かった! 嬉しいな。

——あの曲がウケそうという予感は何となくあった?

正直言って、曲が完成するたびに、自分では毎回“最高のヒット曲が誕生したぞ!”って思うんだ。出来の良し悪しは、自分がどう感じるか次第だからね。

“Clarity”が完成した時のことは今でも覚えているよ。すごく興奮して、聴き返すたびに身体が自然に動き出して飛び跳ねていた。

完成前のバージョンで、まだレーベルにも聴かせてない状態だったけど、友達の家まで行ってあの曲を掛けて興奮しまくっていたんだ。



それと似たような興奮が、今回この“Stay”にもあったんだ。じっと座って聴いてられなかったし、鳥肌が立ってゾクゾクしたよ。

でも、みんなが気に入ってくれるかどうかは、いろんな状況が複雑に絡み合っているから、誰にも予測はできないよね。

ただし、僕自身としては“Stay”は最高の完成度じゃないかと思っているよ。

——新曲が完成すると、反応を見るためにクラブで掛けたりすることって多いけど、この曲に関しては?

一度も掛けていないんだ。ビッグなサプライズを狙っていたからね。短編CMを作ったり、看板広告は作ったけれど、曲自体は極秘にしておきたかった。

というのも、アレッシアの声はすごく特徴的だから、誰が歌っているかすぐにバレてしまう。そしたらリークされちゃうんじゃないかと恐れていたんだ。

あの曲においては、ボーカルこそが最大のポイントだし、コーラス全体が彼女の歌で成り立っている。ボーカルを省いちゃうと、掛ける部分がなくなっちゃうくらいね(笑)。

Zedd_Stay_Fotor

——サプライズといえば、日本でも渋谷のスクランブル交差点で“Stay”のティーザー映像が流されたけれど、あれにはゼッド自身も関わっていたとか?

そうだよ、あの時、僕は日本にいなかったけど、ティーザーを5種類作ったんだ。

“ヴァース1”“ヴァース2”“ドロップ”“コーラス”って感じでいろんなバージョンを作って、僕の記憶に間違いなければ、渋谷に使ったのはドロップのバージョンだったんじゃないかな。

あの曲のドロップは世界初の公開だったはずだよ。


——リリックビデオに続いて公開された“Stay”のミュージックビデオには、ゼッド自身もいっぱい出ていますよね?

うん、ビデオのほぼ全編にアレッシアと僕が出演しているよ。いつもはシャイなんだけど今回は初めて全面的に出演している。

僕はホントに、ホントにすごく演技が下手で大根役者だと思っているから、これまで他の人を立ててビデオを作っていたけれど、今回は監督が僕を信じて、僕にも出来るからと信じ込ませてくれたんだ。

——これからは前面に出て行くと決心した?

僕の決心というより、監督が決めたって感じかな(笑)。

どういうビデオにしたいかを監督に書いて渡したら、それに沿って監督がストーリーを作ってくれて、アレッシアと僕が全編出ずっぱりになったんだ。

“僕は大根役者だからムリだよ”って言ったんだけど、監督は“Beautiful Now”のビデオで、僕がちょこっと演技っぽいことをやってたのを観て“あれで大丈夫”って確信したって言うんだ(笑)。

アレッシアは、子どもの頃に演技のクラスを取ったりしていたそうだから、僕よりちょっと経験がある分、やり易かったみたいだけれど。



——どうして演技が下手だと思っていたの?

よく分からないけど、自分が演技した映像を観ると、いつも赤面もの。

“Beautiful Now”の時だって、あの髭面は、今撮り直すとしたら絶対やらないと思うんだ(笑)。ずっと残っちゃうからね。

zedd

——アレッシア・カーラとのFacebookライブ(ファンとのQ&A)を観たけれど、2人ともすごく仲が良さそう。彼女ってゼッドにとって妹みたいな感じ?

そうそう、彼女ってすごく優しくて、今まで一緒に仕事をした中でも最もナイスなアーティストのひとりだよ。

新人だからか、もともと誠実だからなのか、最初に一緒にパフォーマンスした時点から、曲をアレンジしたり、ビデオ撮影をした時も、とにかくナイスでいつも最高だった。

——これまでにコラボしてきたアリアナ・グランデやセレーナ・ゴメスのような業界に長くいるアーティストと比べて、アレッシアとの仕事はどうだった?

たとえばアリアナ・グランデと一緒に仕事をしたいと思っても、彼女のスケジュールは殺人的なんだよね。僕も忙しかったりするし、彼女も忙しいから、なかなかコラボが実現しない。

アリアナのところにヒョイと顔を出して“Stayって曲ができたけど、歌ってみない?”とは行かないんだよね。

“じゃ、明日レコーディングしようか”ってふうにはならない。もし彼女がやりたいと思っても状況がそうさせないんだ。




でもアレッシアとは、いつも直接本人と連絡を取り合っているし、ほとんどマネージャーなどを介さないで話をしている。

ビッグなアーティストになるほどレーベルやマネージャーやら、いろいろと複雑に絡んでくるけど、アレッシアとは本当にピュアなアーティスト同士のコラボという感じ。

彼女と仕事ができたのは、すごく光栄だったよ。

——最近はポップ系のヘイリー・スタインフェルド、ソウル系のアロエ・ブラック、クラシック・クロスオーバー系のリンジー・スターリングなどと組んで、いろんなジャンルに挑戦しているけど、そういうモードにあるとか?

https://youtu.be/QCylGd7VF9U


うん、いつも僕は、みんながムリだと思うようなアーティストとコラボしたいとチャレンジしてきたからね。

たとえばヘイリー・ウィリアムスのようなロックグループ(パラモア)のシンガーと組むなんて、誰も想像していたなかったと思うんだ。

同じようにアデルともやってみたいし、レディオヘッドともやってみたい。トゥエンティ・ワン・パイロッツなんかとも。違ったスタイルの2組のミュージシャンが互いに歩み寄って、新しいものを生み出すことに興味があるんだ。

僕1人じゃ行けないところへも行けたりする。だから今後も、みんなが予想もしないようなアーティストたちといっぱいコラボをしていくよ。



——ニューアルバムはどれくらい完成しているの?

えっ、実はまだ着手していないんだけど(爆笑)。

——でも少し前にSNSでニューアルバムについて発信していなかった?

うん、あれはね、ファンが“Z3”って仮タイトルを付けてニューアルバムについて話題にし始めたから“みんな、もうちょっと辛抱強く待っててね”とコメントしておいたんだ。

今はまだ7〜8曲分のアイデアを形にしはじめたところで、プロデュースを終えて完成するまでにはもう少し時間が掛かるかな。今回は曲が出来次第、すぐに発表していくつもりなんだ。

前回はアルバムが完成するまで一切曲を発表しなかったけど、今回はドンドン曲を発表していって、最終的にフルアルバムとしてリリースするよ。

edc japan

——4月に”EDC Japan 2017“で来日するけれど、その時のセットは”True Colors Tour“的なもの? それともクラブショー的なものになる?

う〜ん、どうかな。僕にもまだ分からないなぁ(笑)。

——ツアーとクラブでは異なるセットリストを準備している?

まったく違う2種類のセットリストがあるわけじゃないんだ。でも、フェスではいつも自分がステージに上がる前に誰がどんなプレイをしているのかをチェックして、それに合わせて変えるようにしている。

自分のツアーではできる限り同じセットリストで進行して、みんなに完成したショーを披露したいと考えている。

今回の日本でのセットリストに関してはまだ固まっていない感じかな。おそらくライブの1週間くらい前に作ると思うよ。

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——日本のデザイン&音響チームと組んでヘッドフォンを発表したけど、どういう点にこだわったヘッドフォンなの?

僕が作りたかったのは、見た目がキレイでファッショナブルで、手頃な価格で、そしてリアルなサウンドのヘッドフォン。

というのも、ほとんどのヘッドフォンは、実際に作られた音楽とは異なるサウンドが鳴っているからね。

演奏、プロデュースされた通りの、そのままクリーンでクリアなサウンドを実現したいんだ。

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——たとえばゼッド自身の曲でいうなら、どの曲をそのヘッドファンで聴けば違いが分かる?

そうだなぁ、どの曲でも明らかに違いが分かると思うけど、いろんな曲を試しながら一番気にしていたのが、細かいディテールを忠実に再現しているってこと。

たとえば僕のリミックスした“Let Me Love You”が分かりやすいんじゃないかな。スピーカーじゃ聴こえない細かいディテールがこのヘッドフォンなら聴こえてくるよ。



——最後に、今回の来日時に行きたいところや何か楽しみにしていることは?

できれば2〜3日滞在したいと思っているんだ。

店名は忘れたけど大好きなレストランもあるから覗きたいし、早めに来日してちょっと探索してみようかなって。日本に行ったことのない友達もドイツから呼び寄せるつもりなんだ。

子どもの頃からの友人で、日本を見せてあげたら大喜びするんじゃないかと思って、案内してあげるつもりだよ。

日本は世界中で最も好きな国のひとつだからね。

——それはどうもありがとう! では日本で会えるのを楽しみにしていますね。今日は忙しいところ、改めてどうもありがとうございました。

こちらこそ、僕のために時間を作ってくれてありがとう。じゃあまた。“ドウモアリガトウゴザイマス!”

EDC Japan 日程別ラインナップ
EDC Japan 2017
2017年4月29日(土・祝)・30日(日)
ZOZOマリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場
29日(土)A.Mochi / Baggi / Banvox / Bonnie X Clyde / Daiki /DJ L / Dubfire / Duke Dumont / Fatboy Slim / Galantis / Gryffin / Kaskade / Licaxxx / Louis The Child / Martin Garrix / Marshmello / Midori Aoyama / Yasutaka Nakata / Sander Van Doorn / Sunnery James & Ryan Marciano / Taku-Hero / TJO
30日(日)Afrojack / Armin Van Buuren / Axwell^ingrosso / Baumer / Carnage / Chace / Cut Snake / DJ AK / DJ Ruppy / Jauz / Joyryde / Knife Party / Mansun / Moe / Nicole Moudaber / Sekitova / Seven Lions / Shintaro / Tresvibes Soundsystem / Wataru / Yamato / Yellow Claw / Zedd
1日券 15,000円(税込/ブロック指定)、2日通し券 29,000円(税込/ブロック指定)、VIP 1日券 35,000円(税込/ブロック指定)、VIP 2日通し券 60,000円(税込/ブロック指定)
http://japan.electricdaisycarnival.com

Double Zero 001

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商品名:Double Zero 001
型 番:00-001B / 00-001W
価 格:日本19,800円(税別)/海外199.99 USD
発売日:2017年4月19日
発売元:株式会社グッドスマイルカンパニー
Double Zeroオフィシャルサイト

主な仕様
■ 型式:密閉ダイナミック型
■ 周波数特性:10Hz~80kHz
■ インピーダンス:32Ω
■ 最大入力:1,000mW
■ 端子:ステレオミニ(変換アダプター付属)
■ ケーブル長:1.2m(着脱式)
■ 付属品:キャリーケース、ポーチ、ステレオミニ→フォーン変換アダプター
■ 重量:224g(本体のみ)

主な特徴
自らミキシングまで手掛ける世界的な音楽プロデューサーZEDDが監修する密閉型リスニングヘッドフォン。彼のサウンドに対する鋭い感性が、Onkyo(音響設計)、SF Inc.(デザイン)という日本が誇るクリエイションと融合。新開発の40mmカーボンペーパードライバーを搭載し、10Hz~80kHzという優れた周波数特性で、クラブミュージックから生演奏までオールマイティに対応。

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Text by Hisashi Murakami