4月12日(火)話題の音楽配信サービス
「AWA」のサポートのもと、オランダEDM界の寵児ニッキー・ロメロが東京一夜限り、日本初の単独公演を開催。
平日の夜というのに前売券はソールドアウト(当日券は一切なし)のプレミアムショーだけに、リニューアルされたばかりの渋谷「WOMB LIVE」はオープン直後から満杯のすしづめ状態!!!
さすがニッキー・ロメロの熱狂的ファンが大集結ともなれば、例のアノニマスの仮面を被っている人(頭の後ろに被ってアクセ化したり)がいたり、ニッキーの写真やロゴをボードにしたり、フラッグにしたり、お手製の小物持参のファンも多くて、スーパースターを出迎える熱気はムンムン!
オープニングアクトのJapaRoLLやDAISHI DANCEが、程よい感じにフロアを温めてくれた後、お待ちかねのニッキー・ロメロの登場です。
「Harmoney」の映像で始まったショーは、ちょうどニッキーがDJブースの前に立ったところで、曲もアゲのパートに突入…したぞと思ったら、途端に頭上からは爆音と同時にキラキラの紙吹雪が一斉に降り注いで、のっけからビックリ。
まるでいきなりアンコール(笑)?みたいな演出で一気に会場の熱気はピークに。
その後も、スモークや紙吹雪を用いたり、手拍子で煽ったり、DJブースに上がったり、サービス精神旺盛で、各曲のピークで必ず何かをやってくれるニッキー。終始本人も飛び跳ねて楽しそう!
セットリストはヴォーカルトラックとアグレッシブなインストものを、ほぼ交互というスタイル。
前半のハイライトは、やはり彼の代表曲であるボルト&ステイトとコラボの
「Warrior」で大盛り上がり。会場全体が大合唱になった瞬間は、ライブでしか味わえない快感。
その後、アノニマスの映像でも知られる大ヒット曲
「Toulouse」をサラッとやってしまったのはやや意外でもあるけれど、本人にしてみれば、もうそこからすっかり進化しちゃっているのかも。
意外といえば、ユーリズミックス(1980年代の英国人気デュオ)の
「Sweet Dreams」で、大歓声で迎えられていたこと。
中盤のハイライトは、デヴィッド・ゲッタ
「Bang My Head」。シーアのパワフルな歌声に合わせてニッキーもずっと歌詞を口ずさんでいたので、そうとうお気に入りの1曲という様子。
終盤に入ると、一旦音を落としてから、ドクター・ドレ
「Still D.R.E. ft. Snoop Dogg」でヒップホップ調に切り替えて再スタート。そこからドンドンとテンポ(BPM)を上げて、お馴染みヒット曲を連続投下。
ゼッドの
「Clarity」、クルーウェラとの
「Legacy」、ナーヴォとの
「Like Home」といったメロディックな曲で攻めあげまくり。
この曲の歌詞に絡めてニッキーが「今夜、東京が僕の我が家みたいに感じるよ」と言ったMCには、ジーンと泣けちゃった人も多かったのでは??
そしてラストは
「Lighthouse」で大合唱。
いっぱい盛り上がって、いっぱい大声出して、感動のあまり涙を流す人が続出で、たっぷりエモーショナルな体験の1時間余り。熱狂的ファンが集結したノリはかなりパワフル。
また“日本の我が家”に帰ってきてくれることを、ぜひともお願いしたいところですね!
AWA presents EDM MAXX: NICKY ROMERO
4月12日(火)開場19:00・開演19:30・終演23:00
WOMB(東京都渋谷区円山町2-16)
NICKY ROMERO, DAISHI DANCE(HOUSE set), JapaRoLL, VJ:BENZENE by VMTT
Text by EDM MAXX編集部(Q)
Photo by Masanori Naruse
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