Girls Don't Sync Official Photo
NEW RELEASE

女性DJクルー最前線 Girls Don’t Sync、UKガラージ×ハードハウスを駆け抜けるデビューEPリリース

Girls Don't Sync - 『Code Orange』

UKダンスミュージックの最前線へ一気に躍り出た女性DJクルーGirls Don’t Syncが、待望のデビューEP『Code Orange』をリリースした。UKガラージからハードハウスまで、現行クラブカルチャーを縦断する全6曲に、彼女たちのエネルギーと多様性が凝縮されている。


Girls Don’t Sync(GDS)は、Matty Chiabi、G33、Sophia Violet、Hannah Lynchの4人から成るグループ。パンデミック直前にリバプールで結成され、DJ Magの“Best Breakthrough DJ 2022”を受賞。ガラージ、ハウス、ブレイクビーツを自在にミックスするハイブリッドなセットで支持を拡大してきた。パーカッションの切れ味、予期せぬドロップ、ボーカルサンプルの大胆な配置――UKアンダーグラウンドの熱をそのままフロアに送り込むスタイルが持ち味だ。

・Girls Don’t Sync ライブセット


EPは「Come Get Dis」で幕を開ける。疾走するビートと即効性のあるフックが火を点けるクラブ志向のキラーチューン。自作フックとメンバー自身のボーカルを取り入れ、夏フェスのセットでも早くも定番化した一曲だ。



続く「Our House」はBasement Jaxxとのスタジオセッションに触発されたトラック。遊び心あるボーカルワークと“身の回りの音”を取り込むサンプリング発想を強化し、高揚感あふれるボーカルとダイナミックなドロップで一体感を描き出す。「In our house we’re all the same」というループが象徴するように、シンプルな構成ながら強烈なグルーヴでフロアを一体感で包み込むアンセムだ。
「Workin’ With」はEPのハイライト。ガラージ特有のスウィングを残しつつ、現在進行形のエレクトロニック要素を鋭くブレンドしたトラックで、GDSらしいフロア感覚を詰め込んだ一曲だ。
ラストの「Building Shake」はテンションをもう一段押し上げる役回り。キャッチーなシンセ・リフと加工ボーカルのアクセントを要所に散らし、短尺でピークを作り切るクローザーとして機能する。

『Code Orange』はGDSのプロダクションと現場感覚を濃縮したEPだ。UKガラージ、ハウス、ハードハウスを自由に行き来しながら、女性アーティストが牽引する新しいダンスミュージックの輪郭を力強くアップデートしている。

リリースに際し、Girls Don’t Syncは次のようにコメントしている。
「私たちのデビューEPは、心から誇れるプロジェクト。広がり続けるサウンド、GDSの体験、そしてプロダクションの進化をしっかり捉えた一作。素晴らしいチームに心から感謝しつつ、この結晶を皆さんと共有できて本当にうれしい。」


なお、Girls Don’t SyncはUKおよびヨーロッパを巡るツアーを予定しており、今後の動きからも目が離せない。