「バダダン」の大ヒットで知られるBou、新作はGorillazネタでレイヴ・アンセム誕生か

UKのドラムンベース・プロデューサーBou (ブー)が、ラッパーAitch (エイチ)を迎え新曲「Raving In The Studio」を発表した。

この楽曲はイギリスを代表するバンドBlurのDamon Albarnによるバーチャル・バンドGorillazの2005年の大ヒット曲「Feel Good Inc.」を大胆にサンプリング。


イントロから聴き馴染みあるデーモンの掛け声とベースラインを軸に、BouのアップテンポでソリッドなトラックとAitchのUKバイヴス溢れるフローが融合したフロア・バンガーに仕上がっている。


Bouはマンチェスター出身のDJ/プロデューサー。ドラムンベースのサブジャンルである「ジャンプアップ」で人気を集めるレーベル『Souped Up』からのリリースや、同シーンを代表するラッパーBru-Cのプロデュースで名を上げ、2022年「All U Gotta Do」、2023年「F*ck Jump Up ft. B.Live」がヒット。以降メジャーと契約し90年代のダンス・クラシックRobert Miles「Children」を大胆に使用した「Closer ft. Slay」をリリースするなど活動の幅を広めている。



そして何より彼のキャリアを決定づけたのはChase & Statusとの「Baddadan」だろう。


この楽曲はUKチャートで最高5位を記録し、ジャンルの垣根を超えたヒットを記録。昨今の世界的なドラムンベース・ムーブメントを象徴するアンセムとなった。これを機に2024年のマイアミULTRA MUSIC FESTIVALやEDCラスヴェガスなど数々の大型フェスにも出演しドラムンベース界で最も影響力のある新世代ヘッドライナーの一人とされている。


ラッパーのAitchもBouと同じマンチェスター出身。2019年にUKグライム界の最重要人物Stormzyや、Ed Sheeranなどとのコラボレーションで脚光を浴びる。同年発表の「Taste (Make It Shake)」がUKチャートで2位を記録し、2020年にはイギリス最高峰の音楽賞BRIT Awardsにて最優秀新人賞にノミネート。2023年に同アワードのBest Hip Hop/Grime/Rap Act部門を受賞した実力派だ。


マンチェスターから世界へ。2025年の幕開けを飾るに相応しいレイヴ・アンセムをリリースしたBouとAitch。今なお勢い止まらないドラムンベース・シーンの盛り上がりを象徴するスタートをきったBouの活躍に期待がかかる。

Bou x Aitch ⏳

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— Aitch (@OfficialAitch) December 23, 2024