
- NEW RELEASE
止まらないドラムンベースの波 Kaskade x WilkinsonタッグでエモーショナルDnBを発表
Kaskade, Wilkinson, Paige Cavell - Shine On
アメリカはシカゴ出身のKaskadeが、UKを代表するドラムンベース・プロデューサーWilkinsonとコラボし「Shine On」を発表。
90年代にUKで生まれた高速ブレイクビーツと重低音の響くベースで構築されたジャンル=ドラムンベースは、2020年以降David GuettaやArmin Van Buurenといった大物DJ達がフェスの現場などで積極的にプレイし、本場UKはもとより全世界的に大きな人気を得ている。
David Guetta tocando remix Drum & Bass de 1991 en Tomorrowland.
— CDC VLOGS (@cdcvlogs) July 30, 2024
Apúntalo ahí: DnB está arrasando con el mundo y no puedo estar más feliz.
Si, entiendo que es trend, pero lo que hemos visto este último año es un antes y un después para el género. pic.twitter.com/l4UZX569nl
今年に入っただけでTiestoがUKの新鋭プロデューサーHedexと組み「Click Click Click」を、John SummitもSub Focusと「Go Back」をリリースし、今年のシーンのハイライト曲となっている。それに続けとばかりにDom DollaやMalaaも変名義”Alter Ego”で同ジャンルの楽曲を発表し、Afrojackも3月のマイアミULTRAで披露した未発表曲がドラムンベースで話題を集めるなど、EDMシーンにおけるドラムンベース人気の勢いが止まらない。
John Summitがドラムンベースに挑戦!
— MNN (@Music_News_Net_) May 14, 2024
John SummitがCoachellaに出演した際にクロージングトラックとしてプレイしましたが、5月16日(木)に自身主宰のExperts OnlyからリリースするSub Focusとコラボした新曲”Go Back”でドラムンベースを披露しています!pic.twitter.com/Blk7bLMNls
.@domdolla – we have been at the EDGE of our seats waiting for this collab with @ToveLo to drop 🔥
— EDM.com (@TheEDMNetwork) August 26, 2024
ID (unreleased): Cave – Dom Dolla & Tove Lo
🎥 via TT: domdolla pic.twitter.com/gcRbH0FlIK
日本で宣教師をしていたというユニークな経歴を持つKaskadeは2000年代から流麗なメロディのハウスで一躍人気となり、2010年代のEDMムーヴメントにおいてもULTRAなどのフェスの常連として活躍。2013年のアルバム『Atmosphere』はグラミー賞にもノミネート、近年ではDeadmau5とのユニット「Kx5」で常に第一線で話題を提供し続けている。
2024年 GMO SONIC
— あーぐー (@aagu055) January 30, 2024
Kygo 『Thank You Tokyo !!!!』
Zedd 『ARIGATO TOKYO !!!!:
ティミトラ 『AI・SI・TE・RU JAPAN !!!!』
ワイ「🥰」
2017年 EDC JAPAN
Kaskade 『ちょっとねー日本語話していいですかー20年前東京に住んでいましたけどー』
ワイ「ファ ?!?!?!?!?!?!?」 pic.twitter.com/nOkDXCKokc
UK出身のWilkinsonは、RAM RecordsやHospital Recordsといった名門レーベルからのリリースや、Becky Hillとの「Afterglow」をポップヒットさせるなど2010年代以降のドラムンベース・シーンを支える存在。
そんなポップ・センスを強みとする2人がコラボを果たした今作もシンセ、ヴォーカルのエモーショナルな高揚感と疾走感溢れるビート、そして「人生において最も輝いている人は、その人がこの世を去った後もずっと輝いている」をテーマに歌った歌詞とが見事に融合したアンセミックな1曲に仕上がった。
今作のシンガーPaige Cavellは、John Summitとの「Tears」でもその歌声でシーンに存在感を知らしめたヴォーカリスト。Vintage CultureやHot Since 82などの作品にもゲスト参加している。
またこの楽曲には豪華プロデューサー陣が参加。グラミー受賞アクト=Dirty Vegasのメンバーとしてダンスミュージックシーンを牽引し、今やCalvin Harris、Kylie Minogue、Madonnaなどのプロデューサーとしても活躍するPaul Harris。またUK Garage〜Houseシーンの人気アクトShift K3Yがそのポップ・センスで楽曲の煌びやかさをさらに磨き上げている。
トランス名曲であるSystem F – CryもCircadianによるリミックスがヒットを記録し、往年の名曲のドラムンベース化が続々とリリースされている。KaskadeとWilkinsonによる今作もそんなドラムンベース人気に拍車をかける象徴的な1曲となるであろう