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止まらないドラムンベースの波 Kaskade x WilkinsonタッグでエモーショナルDnBを発表

Kaskade, Wilkinson, Paige Cavell - Shine On

アメリカはシカゴ出身のKaskadeが、UKを代表するドラムンベース・プロデューサーWilkinsonとコラボし「Shine On」を発表。



90年代にUKで生まれた高速ブレイクビーツと重低音の響くベースで構築されたジャンル=ドラムンベースは、2020年以降David GuettaやArmin Van Buurenといった大物DJ達がフェスの現場などで積極的にプレイし、本場UKはもとより全世界的に大きな人気を得ている。


今年に入っただけでTiestoがUKの新鋭プロデューサーHedexと組み「Click Click Click」を、John SummitもSub Focusと「Go Back」をリリースし、今年のシーンのハイライト曲となっている。それに続けとばかりにDom DollaやMalaaも変名義”Alter Ego”で同ジャンルの楽曲を発表し、Afrojackも3月のマイアミULTRAで披露した未発表曲がドラムンベースで話題を集めるなど、EDMシーンにおけるドラムンベース人気の勢いが止まらない。


日本で宣教師をしていたというユニークな経歴を持つKaskadeは2000年代から流麗なメロディのハウスで一躍人気となり、2010年代のEDMムーヴメントにおいてもULTRAなどのフェスの常連として活躍。2013年のアルバム『Atmosphere』はグラミー賞にもノミネート、近年ではDeadmau5とのユニット「Kx5」で常に第一線で話題を提供し続けている。


UK出身のWilkinsonは、RAM RecordsやHospital Recordsといった名門レーベルからのリリースや、Becky Hillとの「Afterglow」をポップヒットさせるなど2010年代以降のドラムンベース・シーンを支える存在。



そんなポップ・センスを強みとする2人がコラボを果たした今作もシンセ、ヴォーカルのエモーショナルな高揚感と疾走感溢れるビート、そして「人生において最も輝いている人は、その人がこの世を去った後もずっと輝いている」をテーマに歌った歌詞とが見事に融合したアンセミックな1曲に仕上がった。


今作のシンガーPaige Cavellは、John Summitとの「Tears」でもその歌声でシーンに存在感を知らしめたヴォーカリスト。Vintage CultureやHot Since 82などの作品にもゲスト参加している。



またこの楽曲には豪華プロデューサー陣が参加。グラミー受賞アクト=Dirty Vegasのメンバーとしてダンスミュージックシーンを牽引し、今やCalvin Harris、Kylie Minogue、Madonnaなどのプロデューサーとしても活躍するPaul Harris。またUK Garage〜Houseシーンの人気アクトShift K3Yがそのポップ・センスで楽曲の煌びやかさをさらに磨き上げている。



トランス名曲であるSystem F – CryもCircadianによるリミックスがヒットを記録し、往年の名曲のドラムンベース化が続々とリリースされている。KaskadeとWilkinsonによる今作もそんなドラムンベース人気に拍車をかける象徴的な1曲となるであろう