スティーヴ・アオキやティエスト、マーティン・ギャリックスをはじめとする世界中のDJ からサッカー選手、そして遂にはビヨンセまでを虜にした”Mi Gente”のヒットでお馴染みのJ.バルヴィンがニューアルバム『Vibras』を発表。
カーディ・Bやバッド・バニーとコラボした”I Like It”も、またまた爆裂中。そして8月には「サマーソニック」で初来日も決定しているレゲトン界のスーパースターがインタビューに応じてくれました。
——”Mi Gente”がこんなに成功するとは、当初から予想していた?
うん、あの曲に関しては、最初から予測していたよ。完成したその瞬間にね。
——”Mi Gente”のリミックスにビヨンセが参加した経緯というのは?
すごく自然な流れで参加してくれた感じなんだ。
もともとあの曲はオリジナルが世界中で大ヒットしていたし、ビヨンセの娘さんが、あの曲を気に入ってくれたたようなんだよね。
全然ビジネスとかじゃなくて、音楽で繋がった感じだよ。そこがビューティフルだと思うんだ。
——あの曲の世界的なヒットによって何か変化は?
変化したというよりも、これまでやってきたことが認められたって気持ちの方が強いかな。”やっぱり正しかったんだ””夢は大きく描こう”ってことだよね。
俺たちの生み出したサウンドが、あんなふうに特別なのものとして受け入れられて、ただもう感激のひと言だよ。そこからネクスト・レベルへとレベルアップしたのが、このアルバムというわけさ。
——そのニューアルバム『Vibras』のコンセプトというのは?
このアルバムのコンセプトは恐竜なんだ。自分たちのルーツを訪ねるっていう意味でね。後戻りじゃなくて、前向きなスタンスで。
そもそもの起源へ戻るというのがテーマ。悪い意味じゃなくて、クールな意味で。
——アルバムタイトルの『Vibras』(ヴィブラス)はスペイン語で”ヴァイブス”のことですよね?
そうなんだ。アルバム全体からフィールグッドな”ヴァイブス”を感じて欲しいという気持ちを込めて付けたんだ。
たとえスペイン語を理解できなくても、サウンドで感じてもらえるはず。そこが音楽のすごいところだと思うんだ。
——スペイン語で歌う、そのこだわりとは?
スペイン語で育ったからには、そのこだわりは大切にしたいんだ。
”Mi Gente”にしても、スペイン語で歌って、それで世界各国でナンバーワンを獲得することができた。スペイン語で歌って世界に認められたいんだ。
カーディ・Bやバッド・バニーとコラボした”I Like It”にしてもスペイン語で歌ったよ。
——リアム・ペインとのコラボ”Familiar”でもスペイン語で歌ってましたよね。
あの曲ね、すごく評判いいんだ。彼とは以前にニューヨークで会ったことがあって、すごくいい”ヴァイブス”を持っていると感じていた。
人間的にもいいヤツだし、何か一緒にやろうって言われたら、すぐさま”うん”って即答しようと思っていた。
彼のことを心から愛おしく思ってるんだ。
——コロンビア人で良かったなと思うのは?
常に良かったと感じてるよ。コロンビア人であり、その”ヴァイブス”を世界に伝えることができるのを誇りに思っている。
——アーティストとしての目標は?
言いたいことを表現して、レジェントと呼ばれる存在になりたい。素晴らしい音楽を世界に広めたいんだ。
——ほとんど毎週のように髪の色が変わるけど、今日は何色?
たった今は、ノーマルな元の色に戻したところだよ。
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——いつもカラフルなファッションだけど、どういうポリシーを?
ファッションが大好きなんだ。ファッションとは、自己表現。
つまり自分の内面を外に向かって表現しているわけだから、そういう意味では、音楽とまったく同じだと思うんだ。
みんなそれぞれ独自の好みやスタイルを持っている。
——8月に「サマーソニック」で来日するけど、これが初来日?
そう、これが初めて。待ちきれないよ(笑)
——日本と聞いて、最初に思い浮かべることは?
そうだな、凄く先を行ってるって感じかな。ファッションにしても建築物にしても最高だし、ヤバイ国って思うんだ。
食べ物も美味しいものがいっぱいあるし、それに”ヴァイブス”も最高じゃないかと想像しているよ。
ホント日本は俺にとって憧れの国なんだ。
——”Ginza”という曲も歌ってるくらいだから、ぜひとも銀座も訪れてください。
それ、絶対だよね。他にも、あちこち行きたいところがあるんだ。とにかく日本の”ヴァイブス”を感じたい。楽しみにしているよ!
J Balvin
Vibras
Universal Music
iTunes /
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AWA
https://jbalvin.com
SUMMER SONIC 2018
2017年8月18日(土)・19日(日)
ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(東京)/舞洲SONIC PARK(大阪)
http://www.summersonic.com/2018/
Text by Hisashi Murakami