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世界イチのDJは誰だ! 今年のDJ Mag TOP100DJsのトップ10を大予想

ダンスミュージック・ファン&関係者の投票によって世界一の人気DJを決める「DJ Mag」の人気企画「TOP100DJs」。その投票数は100万票超え、ファンの声が反映されたランキングとして知られていますが、今年もいよいよ投票開始! そこで今回はトップ10を編集部で予想してみました。

イギリス・ロンドンのダンス・ミュージック誌「DJ Mag」が毎年発表している「TOP100DJs」。

これはファンの投票によって世界のDJを格付けする、いわばDJ選挙ともいえる名物企画です。

すでに7月より投票がスタート、1人につき5組の推しDJを選ぶシステムで、複数投票は不可。

今年からはDJ Mag日本版で、日本語での投票も可能となっています。投票はイギリス時間9月14日まで。


誰が上位となってもおかしくないランキングですが、今回EDM MAXX編集部ではこの1年のDJたちの活躍や過去のランキングでの実績などを鑑み、トップ10入りしそうな人気アーティストを予想してみました。

01.Martin Garrix


“Animals”の大ヒットでその名を轟かせたオランダ出身、現在20歳のDJ・プロデューサー。

アテネ五輪でのティエストのパフォーマンスに憧れDJを目指すようになったという彼ですが、言わずもがなEDM界での人気は絶大。

「TOP100DJs」にも2013年初登場40位にランクインして以降、2014年は4位と急上昇。そして昨年はトップ3入り。

この1年で名門レーベルSpinnin’ Recordsから独立&自身のレーベルSTMPD RCRDSを設立し話題になり、さらにはジャスティン・ビーバーとコラボを進めていたり、「EDC」でマシュメロのステージに登場したり、世界最大のゲームショー「E3 2016」に新曲“Oops”を提供したりと、注目を集めるトピックが盛りだくさん。

昨年も下馬評では1位との声があがってましたが、今年こそ悲願の1位なるか!

02.Dimitri Vegas & Like Mike


ベルギー出身、母国で開催される世界でも指折りのダンスミュージックフェスティバル「Tomorrowland」のレジデントを務める2人組は、2015年の「TOP100DJs」で1位に選ばれた現行世界No.1 DJ。

昨年末母国アントワープで行った凱旋アリーナライヴ「Bringing The Madness 3.0」は全世界で生中継し注目を集めました。

加えて今年は“Arcade”でW&Wとコラボ、“Melody”でウメット・オズカン&スティーヴ・アオキとコラボが続き、軒並み大ヒット。

また、ラスベガスの高級クラブHakkasanのレジデントになったりと相変わらずのワールドワイドな活躍で2年連続1位も夢じゃない!

しかも、投票期間中の7月22日から24日にかけて、「Tomorrowland」が開催されるのもかなりの後押しになるかもしれないですね。

03.Hardwell


2013年、2014年と2年連続で「TOP100DJs」の1位に輝いた(2015年は2位)トップDJのハードウェル。

昨年は貧困に苦しむ子供たちの教育をサポートするための基金「United We Are Foundation」を立ち上げ、年末にはファンを無料招待し自身の出演料を募金するチャリティコンサート「Hardwell’s World’s Biggest Guestlist」をインドで敢行。
単独で7万人以上のファンを集め大成功を収めました。

また、今年31回目を迎えた音楽賞「International Dance Music Awards IDMA」では12ノミネート、6部門で受賞(昨年は5冠)するなど高い評価を維持しており、「TOP100DJs」でも1位返り咲きなるか?

いずれにせよ、上位に食い込むことは間違いないでしょう。

04.Armin van Buuren


オランダを代表する国民的DJであるアーミンは、過去に「TOP100DJs」では2007年、2008年、2009年、2010年、2012年と5回もNo.1に君臨。

これだけでもすごいですが、2013年にはオランダの新国王の即位記念式典でパフォーマンス(国王も王妃もアーミンの大ファンだとか)。

トランスのプロデューサーとしてのキャリアも長く、2001年から長寿ラジオ番組「A State of Trance」のパーソナリティとして活躍。
今年は彼のトランスプロジェクト:ガイア名義の新曲“Inyathi”をリリースし話題にもなりましたね。

EDMファンはもちろん、往年のトランスファンの票も集め、今年も上位にランクインは盤石か!?

05.David Guetta


ニーヨやエイコン、シーアなど、アメリカのポップシーンで活躍するアーティストとコラボした楽曲をチャートの上位に送り込み、ダンス・ミュージックとポップを融合することでEDMムーブメントの基盤を築いたゲッタ。

彼はフランスを代表するDJですが、今年6月から7月にかけて母国で開催された欧州サッカー選手権大会「UEFA EURO 2016」ではミュージックアンバサダーを担当し、大会公式アンセム“This One’s For You”をプロデュース。

さらに前夜にはエッフェル塔前の広場で無料コンサートを開催(9万2000人以上が集結)し、本大会の開会式や決勝戦のセレモニーでもプレイとまさに大スターといった活躍を見せていました。

また、アメリカの音楽メディア「Billboard」が発表した2016年の「Billboard Music Awards」で彼は最優秀ダンス/エレクトロニック賞を受賞するなど、アメリカでの人気も健在。

昨年の「TOP100DJs」では6位でしたがランクアップが期待できそう!?

06.Avicii


カントリー〜フォークとダンス・ミュージックを融合したサウンドでヒット曲をリリースし続けるスウェーデン出身のトッププロデューサー。

ファーストアルバム「TRUE」は世界各国でプラチナ&ゴールドディスクを獲得し、彼の代表曲“Levels”やデヴィッド・ゲッタとのコラボ曲“Sunshine”はグラミー賞の最優秀ダンスレコーディング賞にノミネートされるなど、プロデュースする楽曲のクオリティは折り紙つき。

そんな彼が2016年いっぱいでライヴ活動からの撤退を表明、ダンス・ミュージックシーンに衝撃を与えました。

今年はここ日本でも初来日&最後のジャパンツアーを行い話題となりましたが、彼はこの夏もイギリスやスペイン、母国スウェーデン、オランダで最後のフェスやギグに出演しています。

彼のプレイに心打たれた各国のファンが投票しそうですね。

07.Tiesto


オランダが誇るEDM〜トランスシーンの大スター。2002年から3年間連続で「TOP100DJs」の頂点に君臨。

さらに2004年にはアテネオリンピックのオープニング・セレモニーで、DJ史上初めてパフォーマンスを行うなど、まさに伝説のDJです。

その人気は現在もトップクラスで、最近の「TOP100DJs」では4位(2013)→5位(2014)→5位(2015)と常に上位にランクイン。

ここ1年ではザ・チェインスモーカーズやオリヴァー・ヘルデンスなど旬なアーティストと次々とコラボ曲をリリース。

最近では「EDC」のステージでマシュマロ頭の覆面プロデューサー:マシュメロの中から出てきて話題を呼びました。

08.Calvin Harris


スコットランド出身のカルヴィン。そんな彼の昨年の年収は6300万ドル(およそ65億円)とダンスミュージックシーントップ。世界一稼ぐセレブDJとして知られています。

プロデューサーとしては昨年ディープハウスに回帰したかのようなサウンドの“How Deep Is Your Love”をヒットさせ、今年リリースした同路線の“This Is What You Came For”も世界を席巻中。この2曲はいずれも今年に入りアメリカでプラチナディスクに認定されています。

また、今年4月に開催された野外フェス「Coachella 2016」にヘッドライナーとして出演。

昨年11月にはアメリカン・ミュージック・アワードの最優秀EDMアーティストに選ばれ、イギリスの音楽賞:ブリット・アワードの候補に選ばれるなど、世界中のダンスミュージックファンから支持を集め、2014年&2015年の11位から再びトップ10入り果たす予感大。

09.Afrojack


プライベートジェット:アフロジェットで世界中を飛び回り、フェスやパーティに引っぱりだこのオランダ出身のEDMスター。

プロデューサーとしてビヨンセやピットブルなど、ポップシーンの大物たちの楽曲をプロデュース/リミックスしており、マドンナの“Revolver”ではグラミー賞の最優秀リミックス・レコーディング賞を獲得するなど、実力は本物。

今年1月にはハードウェルと7年ぶりとなるコラボ曲“Hollywood”をリリースし、beatportチャートのトップに輝くヒットとなり、実力と存在感を見せつけました。

「TOP100DJs」での順位は9位(2013年)→12位(2014年)→8位(2015年)とトップ10を行き来していますが、現状の活躍を鑑みると今年も10位圏内は固い!?

10.Skrillex


ロックバンドのボーカルからプロデューサーに転身した異色の経歴で知られるアメリカ出身の大物EDMアーティスト。

ダブステップを経由した新たなサウンド、ブロステップを生み出しEDMシーンに台頭。

自身のレーベルOWSLAを率いてダブステップやトラップ系のアーティストを輩出するなどベースミュージックシーンを牽引しています。

昨年はディプロとのコラボプロジェクト、ジャックÜのアルバムをリリースし、グラミー賞最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞を受賞&ゴールドディスクに認定。

ジャスティン・ビーバーとのコラボシングル“Where Are Ü Now”はプラチナディスクに輝くヒットとなり、同じくグラミー賞最優秀ダンスレコーディング賞を受賞しています。

また、彼はジャスティン・ビーバーのアルバム「Purpose」にプロデューサーとして参加し、こちらも高い評価を得ました。

「TOP100DJs」では過去3年にわたり、11位(2013年)→9位(2014年)→9位(2015年)と彼もまたトップ10入りが絶妙のところにいましたが今年は果たして…?

DJ Mag「TOP100DJs 2016」投票ページ
https://djmag.jp/member

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Text by EDM MAXX編集部(Gantai)