Odd Mobはオーストラリア・ブリスベン出身のDJ/プロデューサーHarry Hopeによるプロジェクトで、もともとはデュオとして2013年に始動した。2014年には「Is It a Banger?」がオーストラリアのラジオtriple jの“Hottest 100”にランクインし早々に注目を獲得。その後ソロへ移行し、2022年の「Left to Right」が世界的なバイラルヒットとなった。
2023年以降は北米・オーストラリアを中心にツアーを広げ、テクノ〜レイヴ・リバイバルの潮流を牽引する存在となった。Sean Paul「Get Busy」の公式リワークではARIAゴールド認定と1億回超のストリーミングを達成し、その評価を一気にグローバル規模へと押し広げた。さらに2025年にはTiesto、Good boysとの「Won’t Be Possible」をヒットさせ、キャリアの中でも象徴的な1年を更新。今年はフェス出演で日本にも上陸し、その勢いを強く印象づけた。
OMNOMはロサンゼルスを拠点とし、Dirtybird、Insomniac、Confessionといった名門レーベルからのリリースで一気にシーンの注目を集めた。彼の作り出すサウンドは“whirlpool of weird(奇妙さの渦)”と評されるように、ベース、ハウス、テック、ボーカルサンプルを大胆に掛け合わせた独創性が際立っている。Odd Mobとのコラボ曲「Losing Control」はEDM、ハウス、テクノとジャンルを超えた大ヒットを記録し、HYPERBEAMプロジェクトの方向性を形づくった重要曲でもある。二人のアプローチが交わることで、HYPERBEAMにはジャンルを超えた実験精神とフロア直結の強度が同居するようになった。