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ベーシストからDJへ - バンドの世界的成功を経て切り開く新たなステージ
10/17(金) 京都: WORLD KYOTO | 10/18(土) 東京: ZERO TOKYO
イタリア発のロック・バンド Måneskin(マネスキン)。
2017年に結成された4人組は、2018年にデビューすると瞬く間に人気を集め、2021年には「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」で優勝。その後「Beggin’」や「I Wanna Be Your Slave」が世界的にヒットし、グラミー賞にもノミネート。クラシックロックの骨太さとZ世代的な感性を融合させた“今”のロックを体現する存在として、世界中のスタジアムを揺らすまでに成長した。
その中で唯一の女性メンバーとしてバンドのグルーヴを支えてきたのが、ベーシストのVictoria De Angelis(ヴィクトリア・デ・アンジェリス)だ。挑発的なステージングと、社会問題に対してオープンに発言する姿勢で注目を集め、バンドのカリスマ性を牽引してきた彼女は、今やZ世代を代表する新しいアイコンとなっている。
そんなヴィクトリアが次に選んだのは、クラブのフロアだった。学生時代からエレクトロニック・アートやアンダーグラウンドなパーティーに強く惹かれていた彼女は、2024年にDJ “Victoria”として活動を開始。ニューヨーク、ベルリン、バルセロナ、さらにはイビサの名門パーティー「Circoloco」といった世界屈指のクラブでプレイし、日本でも昨年、バンド来日と同時期にサマーソニック東京の前夜祭「SONICMANIA」で鮮烈なパフォーマンスを披露した。
⚡️#SONICMANIA 2024⚡️#ヴィクトリア が最高にホットなDJを披露!
— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) August 16, 2024
後半にはなんとマネスキンのトーマスがサプライズ登場し、テクノ×エレクトリック・ギターのセッションでフロアを盛り上げました🔥
📸ヴィクトリア公式Instagramより#VICTORIA #Måneskin pic.twitter.com/c4Ljt6XV1T
DJとしての活動は、バンドとは全く異なるアプローチを求められる。バンドの場合は自らの楽曲を演奏する安心感がある一方、DJにおいては毎晩が即興の連続だ。前後のDJのスタイル、時間帯、会場がクラブかフェスかといったシチュエーション、それらの要素によってプレイは変化し、同じセットは二度と生まれない。環境に適応しながら予測不能な一夜を作り上げる。そこにこそDJならではの魅力があるのだと、彼女は語っている。