EDMシーンのトップに君臨するプロデューサーKSHMR(カシミア)がNEWシングル「Wild Ride」を自身のレーベル・Dharma Worldwideよりリリース。
KSHMRは、インド系アメリカ人DJ/プロデューサー。ヒップホップグループThe Cataracsとして活動し、DVBBS & Borgeousによる「Tsunami」(2013年)で大ブレイクした後、2014年にソロプロジェクト“KSHMR”を始動。シネマティックな展開とワールドミュージックの融合が最大の特徴で、Ultra Music FestivalやTomorrowlandといった世界のトップフェスでヘッドライナーを務めるなど、EDMシーンの重要アーティストとして活躍している。
・KSHMRのヒット曲「Secrets」(2015年)
今年は、W&Wとの初コラボ「Bad」でビッグルームを展開したほか、「Sun Goes Down」や「Diamond In The Rough」ではドラムンベースにも挑戦。ジャンルの垣根を越えて多様なスタイルを横断しながら、独自のダンスサウンドを磨き続けている。
・W&W & KSHMR「Bad」(2025年)
・KSHMR & Izzy Bizu「Diamond In The Rough」(2025年)
そんなKSHMRが放つ最新シングル「Wild Ride」は、チルな空気感とエモーショナルなメロディが融合したダンスポップナンバー。《もう終わったはずなのに、まだ忘れられない/すべてを投げ出してでも、もう一度味わいたい》——危うくも甘い感情を描いたリリックに、情熱的なヴォーカルと柔らかくも躍動感あるシンセが重なり合い、聴き手に強い印象を残すダンスチューンとなっている。
KSHMR自身も「少しチルめだけど、大好きな楽曲」とコメント。5月にはロサンゼルス・Exchange LAのショーなどでもプレイされ、ファンから注目を集めていた。
・KSHMR Live at Exchange LA 2025
さらに、6月27日にはExcite Audioと共同開発したプラグイン「
Bloom KSHMR」を発表。南アジアの音楽文化を、現代のプロダクションに融合するKSHMRらしいコンセプトで、タブラやドールといった軽やかなパーカッションから、ボリウッド風ドラムサークル、フルートや表情豊かなボーカルループまで、彼の音楽的ルーツとこだわりが詰まったプロダクションツールとなっている。
南アジアのサウンドとEDMプロダクションを融合させることで独自の地位を築いてきたKSHMRは、これからもその唯一無二のサウンドで、ダンスミュージックの新たな歴史を刻み続けるだろう。