SIDEPIECE, Bobby Shmurda
NEW RELEASE

2025年ヒップホップ×テックハウスの新定番が爆誕、SIDEPIECE × Bobby Shmurda話題の新曲が遂にリリース

SIDEPIECE, Bobby Shmurda - Cash Out

アメリカのハウス・デュオSIDEPIECE (サイドピース)が、ラッパーBobby Shmurda (ボビー・シュマーダ)とタッグを組んだ新曲「Cash Out」をリリースした。



いまやテックハウス・シーンにおいて最注目株とも言える彼らは、今年5月に開催されたEDC Las Vegasでのプレイ中にBobby Shmurda本人をサプライズ登場させ、本作を初披露。その様子はすぐにSNSを駆け巡り、「あの曲は何だ?!」「早くリリースしてほしい!」という声と共に大きな話題を集めた楽曲だ。

@youasidepiece @Bobby Shmurda ♬ SIDEPIECE x Bobby Shmurda Cash Out – SIDEPIECE


この新曲は、Bobby Shmurdaが2014年に発表し、Billboard Hot 100で最高6位を記録したヒップホップ・クラシック「Hot N*gga」を原曲とするリワーク。ブルックリン・ドリルの先駆けともされるこの楽曲に、SIDEPIECEが重厚なキックと低音が唸るベースラインを加え、ヒップホップの荒々しさとクラブ・サウンドのグルーヴを融合。「アンダーグラウンドなダンスフロア仕様」へと再構築された強力なクラブトラックが誕生した。



昨今、Clooneeが2016年のYoung M.A「OOOUUU」をサンプリングし大ヒットを記録した「Stephanie」、さらにSIDEPIECE自身によるLil Wayne「A Milli」のリミックスもヒットを記録するなど、ヒップホップの名曲を現代のテックハウスへと再構築する手法が注目を集めている。「Cash Out」もまた、そうした流れに連なる新たなアンセムとして、シーンにおいて高い評価とさらなるヒットが期待されている。



SIDEPIECEは、Party Favor (パーティー・フェイヴァー)とNITTI aka Nitti Gritti (ニッティ・グリッティ)というベースミュージック界の実力派によって結成されたハウス・デュオ。



2019年のデビュー以降、Diploとの共作「On My Mind」がSpotifyで2億回以上再生され、グラミー賞にもノミネートされるなど、着実にその名を広げてきた。彼らのサウンドは、クラブ直系のTech House/Bass Houseを軸にしつつも、耳に残るボーカルサンプルやユーモラスな展開で多くのリスナーを魅了してきた。


一方のBobby Shmurdaは、ニューヨーク・ブルックリン出身のラッパーで、2000年代後半からキャリアをスタート。リアルなライフスタイルを反映したリリックと独特のフロウで数々のクラブヒットを生み出し、社会現象を巻き起こしてきた。ヒップホップ界の象徴的存在ともいえる彼が、自身の代表曲をダンスミュージックへと公式にリワークするのは今回が初。2024年のLoud Luxuryとの共作「Cool Like That」に続く、EDM/ハウスシーンへの本格的なクロスオーヴァーの一歩とも言えるだろう。


今作「Cash Out」はジャンルの壁を軽く超える、まさに現代的なクロスオーヴァー作品であり、クラブ・シーンにおいて新たな定番となる可能性を秘めた「2025年版SIDEPIECEの名刺代わり」とも呼べる渾身の1曲だ。彼らは今後、Ultraをはじめとする主要フェスへの出演がすでに決定しており、Las VegasやLAを中心としたクラブツアーにも精力的に臨む予定。また、Dombresky、CID、San Pachoといったハウス・シーンの実力派とのコラボ楽曲も控えており、今後の展開に一層の注目が集まる。