Chase & Status
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Chase & Status 来日公演 特集:世界を席巻するドラムンベース最強ユニットとは

2025.3.7(金) - 東京, 新宿 ZEROTOKYO
ドラムンベース・シーンを超え、世界的なセンセーションを巻き起こす彼らの経歴と代表作を改めて振り返ってみよう。

まず最初にChase & Status (チェイス・アンド・ステイタス)と語る上で、絶対に外せないこちらの楽曲をイントロに特集記事を始めようと思う。

Chase & Status – Baddadan (2023年)


2023年にリリースされた「Baddadan」がドラムンベース・シーンを超え、世界的なセンセーションを巻き起こしたことは記憶に新しい。そんな彼らの経歴と代表作を改めて振り返ってみよう。

・Chase & Statusとは?
UK出身のSaul Milton (ソウル・ミルトン)とWill Kennard (ウィル・ケナード)によるプロデューサー・デュオ。1990年代半ばにマンチェスター大学で出会い、ドラムンベースを軸に、ダブステップ、ブレイクビーツ、レゲエなど多彩な音楽要素を取り入れた革新的なサウンドで人気を集める。

2005年に『Ten Tonne EP』でデビュー。2006年にプロデュースしたシンガーJenna G「In Love」が英国国営放送BBC1 XTRAの『Drum & Bass Awards』において「最優秀シングル賞」を受賞。2007年のEP『Hurt You / Sell Me Your Soul』がUKダンスチャート1位を獲得し、一躍注目を集める。


2008年にデビューアルバム「More Than A Lot」をリリースし、中でも収録曲の「Eastern Jam」は、Snoop Doggが気に入り翌年彼のラップ入りで「Snoop Dogg Millionaire」という形で再リリース。さらにRihannaのアルバム『Rated R』で3曲プロデュースを手掛け、Pharrell Williamsから「UKで最もエキサイティングなプロデューサー」と称される。


2009年にはメジャー契約を結び、「End Credits feat. Plan B」がUK総合チャートTOP10にラインクイン。この楽曲はMichael Caine主演のイギリスのクライム・アクション映画『狼たちの処刑台』でも使用された。

2011年に2ndアルバム『No More Idols』がUKアルバムチャートで2位を獲得し、この頃からMCを伴ったDJセットや、MC+バンド編成でのライブを積極的に行い、日本にもSONICMANIAで来日を果たす。


以降、UKダンスシーンの象徴として2023年までにコンスタントに7枚のアルバムをリリース。

・BRIT AWARDSプロデューサー賞受賞の快挙

そんな彼らが再び大きな注目を集めたのが2023年だ。「Baddadan」がUKチャートで最高5位を記録し、15週連続でトップ10入りするなどドラムンベースのシーンを超えて大ヒット。また最新アルバム『2 Ruff, Vol. 1』がUKアルバムチャートで最高4位を記録し、2024年にイギリス版のグラミー賞とも言える「BRIT Awards 2024」の年間最優秀プロデューサー賞を受賞。


その勢いを受け2024年も自身の活躍のみならず数々のアーティストプロデュースも行う。中でもラッパーのJordan AdetunjiとLil Babyによる「Options」も手掛け、その活躍の幅を広げている。



また2025年のBRIT AWARDSでも「Best Dance Act」と「Backbone」が「Song of the Year」にノミネート。その勢いを止める事なく突き進んでいる。


そんなキャリア最高潮の中、2025年3月に日本の「Snow Machine」、そして新宿ZERO TOKYOへの来日が決定した。


・押さえておくべきChase & Status 10曲

ここで来日に備えて彼らの代表曲を振り返ろう。

1. Chase & Status, Bou – Baddadan feat. IRAH, Flowdan, Trigga, Takura (2023)
昨今のドラムンベースの世界的なムーヴメントを象徴する1曲。シーンを越えEDM、ヒップホップシーンでも大ヒット。



2. Chase & Status, Stormzy – BACKBONE (2024)
「Baddadan」のヒットを受けリリース。UKグライム〜ヒップホップ最高峰ラッパーStormzyとコラボし、UKシングルチャート総合1位の快挙を果たした。


3. Becky Hill, Chase & Status – Disconnect (Live At The BRITs)0 (2024)
彼らの歌モノ作品を代表する1曲。ここではプロデューサー賞を受賞した記念すべきBRIT AWARDSでのライブ版で。


4. Chase & Status, Hedex – Liquor & Cigarettes feat. ArrDee (2024)
「Baddadan」「Disconnect」と並ぶここ最近の彼らのセットの定番曲。この曲もUK総合チャートにラインクインし、彼らの勢いを感じることができる。


5. IRAH, Chase & Status – Gunfinger (Salute) (2024)
「Baddadan」にも参加したIRAHをプロデュースした作品。レゲエとドラムンベースのハイブリッドなプロダクションが強烈なインパクトを与える。


6. Chase & Status, Clementine Douglas – Mixed Emotions (2022)
Dom DollaやThe Blessed Madonna作品への参加でも知られるUKダンス人気シンガー参加。シャープなドラムンベースとポップスの見事な融合で、彼らのプロデュースの実力を再確認できる。


7. Chase & Status – End Credits ft. Plan B (2009)
ここからはクラシック曲を。彼らにとって初のUK総合チャートTOP10入りを果たした今だに愛される代表曲。


8. Chase & Status – Eastern Jam (Live from London’s O2 Arena) (2008)
彼らのダブステップ初期名曲。インドのサントラをサンプリングした中毒性でSnoop Doggも気に入り、ラップ再録版をリリース。


9. Chase & Status – No Problem (2011)
レゲエ+ドラムンベース+レイヴの奇跡の組み合わせ。未だフロアで愛される彼らの初期傑作


10. Chase & Status – Blind Faith (Official Music Video) ft. Liam Bailey (2011)
彼らの非ドラムンベースの代表曲の一つ。ダブステップとソウルがドラマティックに混ざり合い、そこにLiam Baileyのラガな要素が入るハイブリッドな名曲。サブ部分はガラージ・クラシックLoleatta Holloway「Love Sensation」使いで、同ネタを使ったドラムンベース名曲「Take Me Away」も合わせてチェックして欲しい。


◾️ Chase & Status 来日情報


2025年3月7日(金) 新宿 ZEROTOKYO
Butterfly Effect Vol.02 feat. Chase & Status
OPEN 23:00

EALY BIRD : ¥3,500
GA : ¥4,000
U-25 : ¥3,500
DOOR : TBA
※U-25 TICKET
2025年3月7日までに25歳以下の方が対象です。
チケット受付時に生年月日が確認できる写真付き身分証をご提示いただきます。ご本人様と年齢の確認が取れない場合は一般発売価格との差額をお支払いいただきます。
🎫 Ticket >> https://zerotokyo.jp/event/butterfly-effect-vol02/

■LINE UP
【Z HALL】
TITLE : Butterfly Effect Vol.02
GENRE : BASS MUSIC

SPECIAL GUSET : Chase & Status(DJ SET)
DJ : TJO / SO-SO and more
VJ:Jür Nishizato

【RING】
TITLE : Rolling Zero
GENRE : OPEN FORMAT

【R BAR】
TITLE : Beginning
GENRE : BASS MUSIC

【BOX】
TITLE : ビギニンハウス
GENRE : HOUSE

【ENTER】
TITLE :
GENRE : DRUM’N’BASS

■INTRODUCTION
『Butterfly Effect=非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる』
ZEROTOKYOにて開催するメインストリーム型ベースミュージックパーティー!!

固定観念にとらわれない、ジャンルレスかつクレイジーな新たなベースミュージックの解釈を提唱する。小さなカルチャーから、大きなムーブメントを!!
歌舞伎タワーがGROUND ZEROとなる!!

第2回目のメインゲストは、シーンの新たなムーヴメントであるドラムンベースのキング「Chase & Status」がDJセットで登場!!
SNOW MACHINE 2025のヘッドライナーである彼らの東京でのパフォーマンスは2011年のSonic Mania以来となる!!

過去10年で最も成功した英国のバンドのひとつであるChase & Statusは、ULTRA MIAMI 2024メインステージなどでのハイエナジーなパフォーマンスが示すように、圧倒的人気と圧巻の実力でイギリスを中心とした近年のドラムンベースムーヴメントの先駆者的存在である。
ジャンルの壁を蹴散らすテンションと怒涛のサウンドスケープで観衆を魅了するレジェンドのパフォーマンスを見逃すな!!!

Z HALLにはTJO、SO-SOの出演が決定、ベースミュージックを軸にバラエティに富んだ猛者たちが集結しまさに異種闘技戦となるラインナップ。
そして各フロア様々なジャンルが交わりベースミュージックという大きな枠組みでZEROTOKYOの回遊性が十分味わえるラインナップとなる。